【ぼくじょうものがたり みっつのさとのたいせつなともだち】
ジャンル | ほのぼの生活ゲーム | |
対応機種 | ニンテンドー3DS | |
メディア | 3DSカード | |
発売元 | マーベラス | |
開発元 | トーセ | |
発売日 | 2016年6月23日 | |
定価 | 4,980円(税別) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
牧場物語シリーズ20周年記念作品 タイトル通り、3つの異なる特徴の里(集落)の登場 会話やイベントも豊富で温かい内容多数 発売直後は強制再起動の不具合も…… |
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牧場物語シリーズ |
『牧場物語』シリーズの20周年記念作品であり、シリーズの第28作目。
タイトルの通り、プレイヤーの牧場の他に3つの特徴の異なる里が用意されており、それぞれで特徴あるキャラクターとのコミュニケーションが楽しめる。
大切な友だちというタイトルであるためか、全体的に温かみのあるイベント内容が多く、旧作で見られたような不和等は存在しない。
また、前作同様にマリオシリーズとのコラボを実施(コラボ衣装)している他、『とっとこハム太郎』とのコラボがあり、ペットとしてハム太郎が出現する。
幼いころから、父親の仕事の都合で各地を転々としながら暮らしてきた主人公。
いま住んでいるこの場所も、あと少しで新しい場所へ移り住むことになっています。
むかし訪れたことがある牧場へ想いを募らせていた主人公は、『牧場主になりたい』とずっと夢をみてきたのですが、思い切って両親に相談してみることにしました。
牧場の仕事について知識も経験もない主人公に、はじめ父親は心配しましたが、主人公の熱意に負け、ある提案をします。
『牧場主として暮らす叔父さんのもとで、見込みがあるか判断してもらいなさい。すべてにこたえられるようになったら、牧場主になることを認めよう』
こうして主人公は、牧場主になる夢とともに、叔父さんの暮らすウェスタウンへと旅立つのでした。
(公式サイトより)
コミュニケーション要素
高い自由度
ペットの種類が増えた
品質の複雑化
チュートリアルが長い
主人公に家族が居る
一部イベントの賞品のコンプリートが厳しい
馬の存在意義が微妙
致命的なバグが多かった
広範囲の道具の範囲が確認しづらい
放牧時に動物が入り口付近に引っかかりやすい
地形カスタマイズの劣化
季節限定販売のアイテムがある
その他の細かい不親切な点
コミュニケーション要素を中心に進化を遂げた牧場物語シリーズであり、これまでの作品同様の自由度の高さと奥深さを兼ね備えつつ人との触れ合いや異なる三つの里による温かい物語を展開している。
スローペースな中で遊んでいくことになるため、人を選ぶ一面は否定することが出来ないが、そんなスローペースな中でも様々な発見やプレイスタイルを見出すことが出来る作品となっている。
物語にはシリアスさはほとんど無く、あくまでほのぼのとした雰囲気で進んでいくため、気を張ることなくプレイすることが出来る。
ウリとなっているコミュニケーション要素は、会話のパターン数もかなり多く、雰囲気作りに一役買っている。
不具合や、細かい不満点はないわけではないが、20周年という節目に相応しい良作である。