How to Survive
【はう とぅ さう゛ぁいう゛】
ジャンル
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ゾンビサバイバルアクション
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対応機種
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Windows プレイステーション3 Xbox360
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メディア
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ダウンロード専売ソフト
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発売元
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海外:505 games 日本語版:スパイク・チュンソフト
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開発元
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505 games、EKO Software
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発売日
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海外:2013年10月23日 日本語版:2014年3月4日
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定価
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1,428円(税別)
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レーティング
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CERO:D(17才以上対象)
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判定
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良作
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概要
ゾンビで溢れた島々を渡り歩きながら、生存者を捜して脱出を目指すハック&スラッシュ型アクションゲーム。
三人称視点であり、『Diablo』に代表されるようなクウォータービュー形式。
略称は『H2S』。なお、日本語版は『How to Survive: ゾンビアイランド』と副題が付けられている。
特徴・システム
ストーリーモード
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ローカルプレイ
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1人もしくは2人でストーリーにのっとってプレイを進めていく。進行状況自体はプレイヤー1のものに依存する。プレイヤー間ではアイテムの受け渡しが可能。
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船が難破してゾンビで溢れる島々の1つに主人公が漂着したところから話が始まり、幾つかの島を渡り歩いていくことになる。
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オンラインプレイ
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自分のゲーム進行に合わせて協力可能なプレイヤーを募集するタイプと、他者のゲーム進行に合わせて協力する応募タイプの2パターンが可能。
チャレンジモード
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様々な条件下で島から脱出することのみを目的としたモード。
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全8つのステージが用意されており、例えば「チャレンジ2:チェーンソーで大暴れ」だとチェーンソーをメインにステージを進むことになる。
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ストーリーモードで育成したキャラクターをその状態で使えるが、所持アイテムなどは受け継がれない。
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基本的には本編を一通りクリアして、より高い難易度にチャレンジしたいプレイヤー向けとなる。
サバイバル要素
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時間経過の概念
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時間経過の概念が取り込まれており、昼と夜によって登場する敵が変化する。夜の行動は昼以上に危険を伴う。
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夜になるとどこからともなく現れ、こちらの死角となる暗闇から素早く忍び寄り襲い掛かってくる敵が出現する。そのため光で照らして牽制する必要がある。
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空腹度
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徐々に減るが、食料を摂取する事で回復する。中には食べ過ぎると体調を崩すものもある。
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肉類は各所に設置された焚火地点で調理することで食べられるようになる。肉の入手にはゾンビ化していない野生動物を狩る必要がある。
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喉の渇き
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徐々に減るが、フィールド上に設置されている小さな泉で安全な水を飲んだり、一部の果実を摂取することで回復する。
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フィールドで手に入る空き容器を用いれば水を携帯することが可能で、果実などと組み合わせればより効果の高い飲み物になる。
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空き容器は水以外にも灯油の持ち運びにも用いる上に、流用ができないため、ある程度計画的に使用する必要がある。
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疲労度
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徐々に減るが、セーフハウスと呼ばれる安全に寝られる場所で寝たり、一部の食料を摂取することで回復する。
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セーフハウスを確保するためにはゾンビが大量に集結してくる「ゾンビラッシュ」を一定時間耐え抜く必要がある。
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たとえ夜であっても疲労度の警告アイコンが出ていないと寝ることはできないため、寝ることで夜の行動を意図的に回避するのは不可能。
キャラクターとスキル
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ゲーム開始時に選択できるキャラクターは3人で、それぞれ性能と習得できるスキルに差がある。
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例えばケンジは、3人の中で唯一クロスボウを製作することが出来る。
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習得可能なスキルも一部共通なものを除いて異なり、それぞれに合わせた戦術が必要になる。
評価点
カンタン軽快操作で手軽なハック&スラッシュ
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「ゾンビ+ハック&スラッシュ」がテーマの作品は多いが、本作はそれを手軽に味わえる。
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自身の位置取りを考えながら、集まってくる敵をテンポ良く倒していくハック&スラッシュの面白さ・爽快感が凝縮されている。
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その上で、サバイバル要素やアイテムのクラフト要素がほどよい味付けになっており、ただひたすら武器を振り回す単調な作業になりにくい。
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余計なムービーシーンやら長ったらしい会話シーンやらは無く、ストーリーはプレイヤーを引き付ける謎を含みつつもサクサク進むシンプルなものになっている。
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また、ゾンビゲーはグロ描写がキツいものが多いが、本作はそういった表現も比較的マイルドに抑えられている。
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全体的なボリュームは当然ながらフルプライスのゲームには負けるが、コストパフォーマンスとしては非常に優秀と言えるレベル。
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操作性が良好でストレス無くプレイできる。
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移動・攻撃・照準・武器の切り替えなどが簡単スムーズで、アクションが苦手なプレイヤーでも操作の複雑さに邪魔されずに戦闘が楽しめる。
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インベントリやコクピット表示も全体的にシンプルで分かりやすい。
コミカルとホラーの適度な組み合わせ
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コミカルな演出としては道中の「Kovac's rules」で見られる軽快なチュートリアルが挙げられる。
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「Kovac's rules」はストーリーモード序盤に道中にある本を拾うと唐突に始まるチュートリアルで、分かりやすくかつテンポよく説明がなされる。
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Kovac本人も序盤から登場しサバイバルの基本を教授してくれるが、どこか真意が掴めない不気味さもあり、それが最後まで影を落としていくことになる。
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基本的にホラーテイストであり、夜間行動の怖さや大量に襲い来るゾンビの脅威はしっかり味わえる。
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主人公が妙に超人的だったりせず、所謂「おバカ武器」でホラー要素が薄れたりもせず、サバイバル要素でハードな面が強調されている。
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既成の銃器は存在せず、クラフトで作製する必要がある。その材料もネジ、ボンベ(圧縮空気)など「いかにも作れそうなもの」であり、リアリティを保っている。
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ゾンビが溢れている環境にふさわしい、緊張感のあるゲームプレイが楽しめる。
問題点
基本的に一本道
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選択するキャラクターによって戦闘やスキルに差は出るものの、ルートは基本的に変わらない。
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キャラクターによって相手の反応や展開が変わるということも無いため、別のキャラクターを使ったとしても周回プレイの楽しみは薄い。
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戦闘についても、ブーメランのような全員使えて使い勝手のよいものを用いると単調になりがち。
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後半になると一部のエリアが解放されたり、島中に散らばったアイテムを回収する必要が出てくるため、同じ島でも何回か訪れることになる。同じ場所を何度も通るのは周回プレイだとダルい。
アイテム関連の面倒な仕様
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アイテム取得可能数が少ない。
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アイテムを拾って様々な武器をクラフトするのも楽しみの一つなのだが、このせいでアイテム欄を空けるのに苦労して億劫になりがち。
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その場にアイテムを捨てれば、基本的に消えることはなく再度回収が可能だが、島々を渡り歩く本作では1か所にアイテムを貯め置くと面倒。
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特定のキャラクターでないと使えないアイテムが存在する。
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それでいて、別のキャラクターでも回収することが出来てしまう。
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前知識があれば別だが、そうでなければいつ使うか分からないアイテムを無駄に持ち歩く場合もあり得てしまう。
総評
複雑な操作・難解なストーリーなどを抜きにして、「ゾンビを倒しつつサバイバル」が手軽に楽しめる良作。
問題点もあるが、コストパフォーマンスを考えれば十分許容できる程度。興味が沸いたら購入して損はないだろう。
関連作品
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『How to Survive: Storm Warning Edition』
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オリジナル版のアッパーバージョン。新キャラクター、新マップを中心にいくつかの要素が追加されている。
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追加要素だけでなく、不評だったアイテム取得可能数を増やしたりと、オリジナル版に改良を施している。
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日本語版は『How to Survive: ゾンビアイランド ストームワーニングエディション』。
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『How to Survive 2』
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日本語版は『How to Survive: ゾンビアイランド2』。2017年4月25日よりPS4向けに配信。
最終更新:2024年06月13日 21:43