【かんこれかい】
ジャンル | 艦隊型育成ゲーム/シミュレーション | |
対応機種 | プレイステーション・ヴィータ | |
メディア | PlayStaion Vitaカード/ダウンロードソフト | |
発売元 | 角川ゲームス | |
開発元 | KADOKAWA GAME STUDIO、「艦これ」運営鎮守府 | |
発売日 | 2016年2月18日(2017年1月31日販売終了) | |
定価 |
限定版:9,800円 通常版:5,800円 DL版:5,300円(各税別) |
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プレイ人数 | 1人 | |
セーブデータ | 5個 | |
レーティング | CERO:C(15歳以上対象) | |
判定 | なし | |
ポイント |
何時でもどこでも自分の艦隊と艦娘がこの手に SLGとしては手堅い作りだがキャラゲーとしては若干残念な部分も ブラウザ版譲りのマスクデータの多さに新規は厳しい 公式も存在しない作品として黒歴史扱いに 一部システムは本家に逆輸入して活かされている |
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艦隊これくしょんシリーズ 艦これ改 / アーケード |
角川ゲームス開発の育成シミュレーションゲーム。
DMM.comが2013年から配信している基本無料のブラウザゲーム『艦隊これくしょん -艦これ-』をコンシューマー向けにアレンジ移植した作品で、ブラウザ版からシミュレーション要素などのシステム変更・追加がなされている。連動要素もないので別物である。
プレイヤーは提督となって第二次世界大戦前後に活躍した軍艦を擬人化した艦娘(かんむす)を率い、自分だけの連合艦隊を作り上げて深海棲艦(しんかいせいかん)なる正体不明の謎の敵に奪われた海域の奪回を目指す。
暁の水平線に勝利を刻め!!
+ | 艦種紹介 |
+ | ブラウザ版との相違によるもの |
製作側が予め告知していた通り、(当時の)ブラウザ版の延長線上に存在する作品と言ってよい。
新規ユーザー相手にはシステム面でも説明不足などが目立ち、とっつきにくさを感じることがある。
しかしシステム面での破綻等は見られず、お気に入り艦娘をじっくり育てて好きな艦隊を作れるというブラウザ版の要素もそのまま引き継いでいるので、ブラウザ版で馴れ親しんだプレイヤー向けのファングッズと言った趣が強い。
ブラウザ版の知識はある程度知っている、あるいは書籍やブラウザ版の情報等を参考にゲーム内情報を自分で調べるという前提であれば、難易度自体はブラウザ版よりは全体的に易しめ。
逆に完全新規のプレイヤーが外部の情報を一切仕入れずにプレイしようとした場合、難易度にもよるがいばらの道どころではない難しさと化す。
上記を踏まえると、ブラウザ版ではなくこちらをプレイする現実的な事情は概ね以下のようなものになるだろう。
かつてはブラウザ版が遊べない人が入門用としてこちらをプレイするという選択もなくはなかったのだが、ブラウザ版のプレイに必要な知識がアップデートを経て膨大化する一方であるため、この目的でプレイする価値は時が経つにつれ下がっている。
総括するのであれば―――
「悪くはない…良くもないがな。」
+ | 「とある艦娘」(ネタバレ)と物議の理由、その後に関して |
*1 艦娘の台詞からコンビニやスマホ、深夜アニメ、同人誌即売会などが世界観内に存在することが確認できる。残念ながらそれらの多くはブラウザ版での時報ボイスのため本作では聞けないのだが……。
*2 一部の艦娘にも実装されている大幅にステータスを向上させ、中には艦種自体が変わったり特殊な能力を獲得するシステム
*3 駆逐艦の「睦月」型や軽巡洋艦の「天龍」型など
*4 アーケード版でもタッチスクリーンでのコミュニュケーション機能はある。セガのAM2研謹製の高クオリティフルの3Dモデルで完成度も高いが、GP制なのであんまり悠長に触っていられないと言う欠点はある。
*5 ゲームではDUNAMIS15、J-POPやアニメソング等を幅広く手掛けている。
*6 元スクウェア・エニックス出身で現在も植松伸夫氏のバンドでギタリストとして活躍している。艦これのエクゼクティブ・プロデューサーも務めている。
*7 そのブラウザ版に必要な知識自体も後述のようにほぼ全てが非公式データである。
*8 中にはメディアミックスやコラボーレーション等で複数回登場するなど、露出が多いキャラも居る。
*9 艦娘側にもやたら長いセリフはあるのだが。
*10 正月は晴れ着、夏は水着や雨着、秋は浴衣やハロウィン衣装や秋刀魚漁、冬は防寒着やクリスマス衣装
*11 サービス開始当初は想定外の登録者数のために新規着任の制限があり、やりたくともやれない場合があった。
*12 艦これ自体は全年齢向けのゲームであるが、DMMの規約で18歳未満はアカウントの作成が禁止されている。
*13 というのも、ブラウザ版には最初期に実装されてから性能面での大きなテコ入れを受けておらず、環境に全く追いつけない艦娘がかなり存在するからである。上述のようにこちらは更新が無くゲームの内容が限られているため、そのような艦娘を相対的に活躍させやすくなるというメリットがある。
*14 この「とある海外の艦娘」にはブラウザ版では相当厳しい入手制限がかけられており、すさまじい時間をかけて戦力や資源を整えないと出会うチャンスすらないという事情がある。
*15 『週刊ファミ通』の艦これ10周年記念特集に記載した年表へ言及された程度で、それ以降は公式から本作の存在に一度も触れられたことはない。