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知床観光船事故

2022年4月23日、知床半島沖で観光船が沈没。乗客乗員計26人のうち20人が死亡、6人が行方不明に。

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観光船事故遺族、社長起訴「時間かかった」 公判での全容解明願う

沈没した「KAZU Ⅰ」が出航したウトロ漁港。大小の観光船が停泊する=北海道斜里町で2024年9月18日午後4時16分、本多竹志撮影
沈没した「KAZU Ⅰ」が出航したウトロ漁港。大小の観光船が停泊する=北海道斜里町で2024年9月18日午後4時16分、本多竹志撮影

 北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没して乗員乗客全26人が死亡・行方不明となった事故で、釧路地検は9日、運航会社「知床遊覧船」の社長、桂田精一容疑者(61)を業務上過失致死の罪で起訴した。

 「ずっと待っていたのでうれしいし、ほっとした。ただ、これからの公判が正念場。人命がかかっている中、危ないと分かっているのに出航判断を下した桂田被告には一番重い罰を与えてほしい」。事故で行方不明となった福岡県久留米市の会社員、小柳宝大(みちお)さん(当時34歳)の父親(65)は、起訴を受けてそう語った。

 桂田被告の逮捕後、父親は捜査の一環で、検察の聞き取りに応じた。その際、宝大さんの赤ちゃんの頃の写真や小学校の入学式の日の写真を徹夜でアルバムから選び、愛用のギターや釣りざお、事故当日も背負っていたリュックサックなどとともに持参した。「健康で手がかからず育ち、何の問題もなく過ごしていた。周りの人たちに優しい子だった」と伝えたという。

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