大阪・関西万博

吉村知事や永尾柚乃さんらが「25年後の姿」公開　大阪万博で出展

　2025年4月に開幕する大阪・関西万博を一足早く体験してもらおうと、大阪府・市などが出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」は20日、吉村洋文知事（49）や人気子役タレントの永尾柚乃（ゆの）さん（8）らの25年後の姿を「アバター（分身）」の形で公開した。　同パビリオンの「カラダ測定ポッド」と名付けられ

ANA、万博の特別塗装機を就航　風に乗り未来へ飛び立つイメージ

　全日本空輸（ANA）は12日、2025年大阪・関西万博の特別塗装機「EXPO2025　ANA　JET」を就航させた。機体の両側面に赤、青、グレーの万博のイメージカラーとANAのコーポレートカラーの青を流線形に組み合わせてデザインし、万博のロゴマークも目を引く。　機体はボーイング737―800型機で

万博公園取得へ、新基金設置方針　府が検討　／大阪

　2025年大阪・関西万博の会場整備費に充てた後の「万博記念基金」の使途について、府は、管理団体からの寄付に備え、新たな基金の設置を検討する方針を示した。11日の府議会一般質問で、大阪維新の会の森和臣議員の質問に答えた。　基金を巡っては、経済界が万博の会場整備の負担分として95億円の取り崩しを求めて

「発酵」で県の魅力PR　大阪・関西万博、出展テーマに知事　千葉でシンポ　／千葉

　2025年4月から開幕する大阪・関西万博を県民にも身近に感じてもらおうと、シンポジウム「大阪・関西万博で輝く千葉の発酵文化」（内閣官房国際博覧会推進本部事務局主催）が9日、千葉市美浜区のホテルニューオータニ幕張で開かれた。熊谷俊人知事らによるトークセッションやパネルディスカッションで、県の出展テー

万博記念基金の95億円取り崩しへ　大阪府と関経連、会場整備費に

　2025年大阪・関西万博の会場整備などに充てるため、大阪府と関西経済連合会が、1970年大阪万博の収益を運用する「万博記念基金」のうち95億円の取り崩しを管理団体に求めたことが10日、分かった。整備費は2350億円必要で、基金の一部は経済界の負担分に充て、残りは府が取得する。相次いだ整備費上振れの

万博の大型荷物預かり、1個1万円へ　高額設定で持ち込み抑止に

　2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会（万博協会）が、来場者の大型荷物を預かる場合、1個1万円とする方向で調整していることが分かった。関係者が4日、明らかにした。会場入り口付近で200個に限り預かる。場内への持ち込みは禁止で、スーツケースを携えての来場を抑止するため高額に設定する。　

通天閣が南海と資本提携　株式7割譲渡　長期的な観光発展目指す

　大阪・新世界の観光施設「通天閣」（大阪市浪速区）を運営する通天閣観光と南海電鉄は4日、資本提携で合意したことを明らかにした。通天閣観光は27日に株式の約7割（14万550株）を南海に譲渡し、子会社となる。訪日外国人が順調に増加する中、経営基盤をより強固にし、長期的な観光発展を目指す。　通天閣であっ

米政府が万博公式マスコットを発表　星条旗モチーフ「スパーク」

　米政府は3日、2025年大阪・関西万博の公式マスコットを発表した。名前は「スパーク」で、星条旗などをモチーフにしている。米国のパビリオンのテーマは「Imagine What We Can Create Together（共に創造できることを想像しよう）」で、米国の文化や最先端の技術を紹介する。　首

政府、大阪・関西万博の警備費を55億円、PR費を29億円増額方針

　政府は3日、2025年大阪・関西万博について、警備費を55億円、機運醸成のためのPR費を29億円、それぞれ増額する方針を明らかにした。9日に国会提出する24年度補正予算案に計上する。これまでは警備費は199億円、機運醸成の費用は40億円を見込んでいた。　万博のインフラ整備費や会場建設費の一部、警備

万博の会場警備費、55億円増額へ　海外要人の来訪増の見通しで

　政府は、2025年大阪・関西万博について、警備費を55億円、機運醸成を図るPR費を29億円、それぞれ増額する方針を明らかにした。9日に国会提出する24年度補正予算案に計上する。これまでは警備費が199億円、機運醸成の費用は40億円と見込んでいた。　武藤容治経済産業相らが3日の閣議後記者会見で明らか

関西万博、予備費62億円使用へ　海外パビリオン用途変更などに

　2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は2日、会場建設費の予備費130億円のうち、半分に近い約62億円を使う案を明らかにした。パビリオン関連で区画や建物の用途変更や、メタンガスの爆発事故を受けた安全対策として、計約87億円の追加費用が生じるため。予備費は災害など不測の事態に備えて確保

大阪・関西万博、入場券販売が低調　前売り1年、複雑さ要因か

　2025年大阪・関西万博の入場券は30日で前売り開始から1年となった。日本国際博覧会協会（万博協会）は開幕半年前を挟んだ9～11月を「勝負の期間」と位置付けPRに奔走。パビリオンやイベントの情報発信を追い風に販売を加速する戦略だったが、一般客への浸透は依然として低調なままだ。複雑な購入方法や予約手

私の万博考

「太陽の塔」から「大屋根リング」へ　大阪万博“本当のシンボル”は

　「太陽の塔」と「大屋根リング」を結びつけるものは……。　2025年大阪・関西万博のシンボルとなる「大屋根リング」を会場デザインプロデューサーとして監修した建築家の藤本壮介さん。1970年大阪万博で、太陽の塔が大屋根を突き破るように切り取った「まあるい空」を、大屋根リングでは「主役」に据えたという。

ギリシャが大阪・関西万博撤退へ　ウクライナは正式参加決定

　2025年大阪・関西万博から新たにギリシャが撤退することが29日、明らかになった。日本国際博覧会協会関係者によると、撤退は8カ国目。ギリシャ大使館によると、撤退は財政上の理由という。一方、ウクライナは正式に参加が決まった。　ギリシャは、協会が建設した建物を参加国が個別に借り受ける「タイプB」での参

万博状況報告へ吉村知事ら渡仏　BIE総会出席　／大阪

　2025年大阪・関西万博の準備状況を博覧会国際事務局（BIE、本部パリ）総会で報告するため、吉村洋文知事と横山英幸・大阪市長は25日、関西国際空港からフランスに向けて出発した。　吉村知事と横山市長は26日、万博開幕前では最後となるBIE総会に出席。参加国に工事の進捗（しんちょく）や準備状況をアピー

大阪・関西万博　会場の大屋根「リング」、全周試験点灯　1周2キロ

　2025年大阪・関西万博（4月13日～10月13日）の会場となる大阪市此花区の夢洲（ゆめしま）で21日夜、1周約2キロの大屋根「リング」の全周が試験点灯され、暗闇に光の「輪」が浮かび上がった。関係者らが光の強さや色合いなどを確認した。　リングは「多様でありながら、ひとつ」という万博の理念を表現、建

警察庁長官「対策着実に」　万博警備、担当職員らに訓示　府警　／大阪

　警察庁の露木康浩長官が20日、府警本部を訪れ、2025年大阪・関西万博で警備業務に当たる職員らに「G20大阪サミットなど大規模警備を通じて得た経験を踏まえ、万博の成功に向けて対策を着実に進めてほしい」と訓示した。　府警で2023年4月に発足した「万博対策本部」でトップを担う篠原英樹・府警副本部長や

私の万博考

大阪らしい万博のあり方とは　地元出身の民俗学者が投じる一石

　2025年大阪・関西万博（4月13日～10月13日）の開幕まで150日を切った。地元出身の民俗学者、畑中章宏さんは大阪の特性を生かした万博のあり方を提唱する。　大阪・関西万博では大阪特有の地域性をもっと生かしてほしいと思います。大阪は歴史的に関西各地をつなぐ起点。地の利を生かし、万博に訪れた人々が

「ミャクミャク」夜空に出現　大阪でドローンショー　万博開幕半年前に合わせ　／京都

　2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会（万博協会）は、ドローンを使って公式キャラクター「ミャクミャク」を夜空に描くショーを万博会場の人工島・夢洲（大阪市）近くで開催した。開幕まで半年となるのに合わせて機運を高める狙いで、金沢市の企業「ドローンショー・ジャパン」が協力した。　ショーは、

巨大リング内にヒスイの巨石　新潟・糸魚川産、大阪万博で展示

　新潟県と糸魚川市、日本国際博覧会協会は17日、大阪・関西万博（2025年4月13日～10月13日の計184日間）に、糸魚川で産出する県の石「ヒスイ」を展示すると発表した。万博会場のシンボルとなる巨大屋根「リング」のほぼ中心にある「静けさの森」に、巨大な二つのヒスイ（4．8トンと2．1トン）を置く。