映像・音楽

「トップガン」トム・クルーズさんに米海軍が功労賞　民間人最高位

　大ヒット映画「トップガン」で主人公の海軍パイロットを演じてきた俳優トム・クルーズさん（62）に、米海軍から公共奉仕功労賞が贈られた。海軍が民間人に与える「最高の栄誉」。映画を通じて社会の認識や評価を高めたことが理由という。　クルーズさんは、1986年公開の「トップガン」と、続編である2022年公開

ゆうなみさん歌声、ロビーで伸びやか　10曲ミニコンサート　成田空港のXマス　／千葉

　成田空港の国際線出発ロビーで17日、佐倉市出身のシンガー・ソングライター、ゆうなみさんによるミニコンサートが開かれた。透明感のある伸びやかな歌声を響かせ、行き交う旅客も足を止めて聴き入っていた。　空港会社とゆうなみさんがコラボレーションした曲「空と緑が結ばれる場所」の完成を記念して開かれた。ゆうな

第７９回毎日映画コンクール

第79回毎日映画コンクール　日本映画大賞候補作決まる　あなたの今年のイチオシは

　第79回毎日映画コンクールの各賞候補が決まった。作品部門、ドキュメンタリー部門、アニメーション部門は選考委員の討議により、他の部門は候補作品・者を対象とした投票により、各賞を選ぶ。映画ファンが選ぶTSUTAYA　DISCAS映画ファン賞は投票を受け付け中だ。各賞の受賞結果は2025年1月下旬に発表

NHK「ブラタモリ」4月レギュラー復活　「新しい試みにも挑戦」

　NHKは18日、今年3月にレギュラー放送を終了した教養番組「ブラタモリ」について、来年4月からレギュラー番組として復活させると発表した。　同番組はタレントのタモリさんが、全国を散歩しその土地の歴史や文化を再発見する内容。山名啓雄メディア総局長は記者会見で「今年11月に放送した特番に対し、（視聴者か

Interview

五嶋みどり　被災地で無料コンサート　音楽で一緒に過ごす時間を　藤田真央と「能登でしか聴けない演奏」

　世界的なバイオリニストの五嶋みどりが、ピアニストの藤田真央とともに今年1月に発生した能登半島地震の被災地を訪れ、無料コンサートを開いた。「社会に対して音楽でアプローチしていくことは、演奏家の責任だと思います」。音楽家として社会活動にも力を入れる五嶋には、強い使命感があった。　無料コンサートは11月

特薦盤

歌謡曲・ポップス　田家秀樹・選

　■仲井戸麗市／Experience（マスタードレコード）　通称“CHABO”。1970年にフォークデュオ「古井戸」で活動開始。来年デビュー55周年を迎える74歳。80年代はRCサクセションのギタリストとして鳴らし、91年のRC活動休止以降はソロのシンガー・ソングライター、ミュージシャンとしてだけで

特薦盤

歌謡曲・ポップス　富澤一誠・選

　■広瀬倫子／広瀬倫子アンソロジー　2013－2024～熟恋歌からザ・リンコスタまで～（テイチク）　「AgeFreeMusic」（テイチクエンタテインメント）は「演歌・歌謡曲」でも「Jポップ」でもない、良質な大人の歌に特化した専門レーベルである。そのレーベルのメインアーティストが広瀬だが、彼女の歌う

「ヴィルトゥオーゾ」、兵庫で震災レクイエム

　日本各地の楽団からコンサートマスターや首席奏者ら名手を集めた「ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニー・オーケストラ」のニューイヤーコンサート第13回兵庫公演が2025年1月4日、兵庫県西宮市の県立芸術文化センターで開かれる。　作曲家、三枝成彰らによる企画。阪神大震災から30年を迎える今回、三枝作

「歌うシニア会」コンサート　20日　かとうえい子さんも　福山　／広島

　歌うことが好きな備後地域のお年寄りのグループ「のほほんファミリー」が初めてのコンサートを20日午後2時から、福山市寺町の最善寺で開く。70～80代の10人が得意のシャンソンなどを1曲ずつ披露し、第2部はシャンソン歌手かとうえい子さんが歌う。入場無料。　のほほんファミリーは、福山を拠点に活動している

大みそか、気鋭の弦楽四重奏団ほのカルテット　「ラズモフスキー」3曲一挙披露

　新進気鋭の弦楽四重奏団「ほのカルテット」が31日に東京・上野の東京文化会館小ホールで開催される「ベートーヴェン弦楽四重奏曲【9曲】演奏会」に出演する。「ラズモフスキー」の名前で知られる3曲を一挙に取り上げる。　「ほのカルテット」は、メンバーが東京芸大や同大大学院に在籍していた2018年に結成。当時

渋谷系「ピチカート・ファイヴ」率いた小西康陽　新盤「失恋と得恋」　漱石の「心」胸に

　1990年代、日本のポピュラー音楽シーンで存在感を放った「渋谷系」と呼ばれる音楽があった。その代表格である音楽グループ「PIZZICATO　FIVE（ピチカート・ファイヴ）」を率いたのがミュージシャン、小西康陽（やすはる）＝写真＝だ。20世紀の終焉（しゅうえん）に合わせるかのようにグループは200

日本演奏家コン・ピアノ部門大学生の部1位　学業と両立、評価に喜び　島根大の金森愛さん　／島根

　◇卒業後も向き合いたい　島根大学教育学部音楽科教育専攻4年生の金森愛さん（22）＝島根県出雲市＝が、10月に開催された日本演奏家コンクール（一般財団法人日本演奏家協会主催）ピアノ部門大学生の部で1位に輝いた。音大生など音楽を専門的に学ぶライバルが多い中、学業と両立し実力を伸ばしてきた。卒業後もピア

ピックアップ

名曲を歌合戦のように　「テアトロ・トリニタリオ」シリーズ　「新春オペラガラコンサート」　堺の3団体が協働

　＜カルチャー＞　大阪交響楽団など堺市を拠点とする芸術団体による公演「テアトロ・トリニタリオ」シリーズとして2025年1月5日、新春オペラガラコンサートがフェニーチェ堺大ホール（堺市堺区）で開かれる。レハールのオペレッタ「メリー・ウィドウ」を物語の中心に据えつつ、豪華歌手陣が他作品の名曲を歌合戦のよ

作曲家・坂東さん　創作秘話を語る　22日、大阪歴博　／大阪

　2023年度の「咲くやこの花賞」を受けた作曲家、坂東祐大さんが書き下ろした新作を上演し、作曲の背景などについて語るレクチャーコンサートが22日、大阪市中央区の大阪歴史博物館4階講堂で開かれる。　受賞を記念した発表の場で、尺八のための新作「秘曲≪象息之調（ぞうそくのしらべ）≫」について、奏者の長谷川

交響曲第９番

100年前日本人初演「第九」の楽譜　紀州の「音楽の殿様」収集資料から発見

　紀州徳川家の第16代当主で、西洋音楽の普及に尽力したことから“音楽の殿様”と称される徳川頼貞（1892～1954年）が収集した音楽資料「南葵（なんき）音楽文庫」（約2万点）から、1924（大正13）年に日本人が初めてベートーベン「交響曲第9番」全4楽章を演奏した時の楽譜が発見された。初演から100

「光る君へ」平均視聴率、関東で10.7％　2番目の低さ

　15日に終了したNHK大河ドラマ「光る君へ」（総合）の全48回の期間平均視聴率が、関東地区で10・7％、関西地区で9・9％だったことが16日、ビデオリサーチの調査（速報値）で分かった。関東は、過去最低だった2019年放送の「いだてん」の8・2％に次ぐ低さだった。　最終回の平均世帯視聴率は関東で11

シン・音楽時評

パトリツィア・コパチンスカヤ＆カメラータ・ベルン　観念と情感、織りなす芸術の諸相

　パトリツィア・コパチンスカヤがやってくる。そこはたちまち音楽の劇場となる。このたびはカメラータ・ベルンを引き連れ、「死と乙女」、「ベルンより愛をこめて」と銘打たれた独特な二夜だ。まずは死、そして土。つまりは観念と情感、また歴史風土に迫る芸術の諸相を多様に織りなしていった（7、9日、東京・トッパンホ

最後の“歓喜”歌響かせ　県第九合唱団、大団円飾る　和歌山で演奏会　／和歌山

　約半世紀に及ぶ歴史に幕を閉じる県第九合唱団の最後の演奏会が15日、和歌山市小松原通1の県民文化会館であった。団員らがオーケストラの音色に合わせて“歓喜”の歌声を大ホールに響かせ、大団円を飾った。　初演は1972年。プロのオーケストラ、指揮者とともに歌えることが人気で、これまで延べ8000人以上の市

トリオ初演奏会　60人名曲楽しむ　京丹後・金剛寺　／京都

　京丹後市久美浜町須田の金剛寺で15日、「お寺でコンサート」があった。チェロの山本智之さん、ヴァイオリンの秋川みほさん、ピアノの吉田ひとみさんの3人で結成した「LeCie」（仏語で空という意味）の初の演奏会。約60人が本堂に集まり、坂本龍一の「メリークリスマス　ミスターローレンス」、葉加瀬太郎の「ひ

クラシック音楽、身近に感じて　東横イン小倉駅南口　ミニコンサート　／福岡

　クラシックを身近に感じてもらうためのミニコンサートが14日、小倉北区のビジネスホテル「東横イン小倉駅南口」のロビーで開かれた。バイオリニストの上山文子（あやこ）さん、ピアニストの西書子（ふみこ）さんがクリスマスにまつわる曲など11曲を披露し、約30人が聴き入った。　同ホテルと「東横イン小倉駅新幹線