香港警察は香港で売春に関わった疑いで、日本のアダルトビデオ(AV)女優3人を含む計35人を逮捕した。22日付の香港紙、明報などが報じた。 香港警察は日本やシンガポール、マカオの警察と協力して捜査。1度の売春で15万香港ドル(約300万円)を得た事例もあった。通常は数千~数万香港ドルだったという。 約1年で約2000万香港ドルの売り上げがあり、客から受け取った金額の半額が女性側に渡っていたという。同紙によると、このほかにシンガポールでもAV女優3人が逮捕されたという。(共同)
(CNN) 香港の市街地で頭上を見上げれば、混み合う通りに向けられた監視カメラの黒いレンズに気づくだろう。 【画像】監視カメラを破壊しようと跳びあがるデモ参加者=2019年10月 この光景は今後数年間でより一般的になるとみられる。香港警察は監視能力を高めるために何千台ものカメラを設置するという野心的な取り組みを進めているからだ。 香港は常に世界で特に安全な大都市の一つとして位置づけられているが、香港の警察は犯罪と戦うために新しいカメラが必要だと述べ、強力な顔認識および人工知能(AI)ツールをカメラに搭載する可能性を示唆している。 一部の専門家らは、この動きによって香港は監視システムが蔓延(まんえん)する中国本土に一歩近づくことになり、監視カメラが抑圧的な効果をもたらす恐れがあるとの警戒感を示している。 香港警察は今年2000台の監視カメラを新たに設置するという目標を掲げており、その後も毎年
【香港共同】民主派の活動が当局に抑え込まれ中国本土の影響力が強まる香港では、パリ五輪で活躍した選手の政治姿勢が関心を集めている。民主派と親中派の間で人気選手が異なり、民主派支持層は中国本土との関係が深い選手に冷淡だ。中国選手の不振を喜ぶ人も多く、香港社会に根深く残る分断が浮き彫りになっている。 【写真】「独裁、国賊の習近平を罷免する」横断幕が掲げられたとされる動画の一場面 「落下して良かった」「香港が金メダルを取るよりうれしい」。体操の男子団体総合決勝で中国選手が鉄棒から2度落下し、日本の金メダルが決まると、交流サイト(SNS)などには中国の失敗を喜ぶ声があふれた。 香港では2019年の反政府デモの混乱を経て、中国主導で20年に香港国家安全維持法(国安法)が導入され、民主派団体などはほぼ壊滅状態に追い込まれた。中国当局への不満が鬱積し、ネットでは中国にとってマイナスな出来事に喜びを見いだす
香港ではここ数年の民主化運動の取り締まり強化などに抗議して、辞職する政府職員が増加。2022会計年度(2022年4月~2023年3月)の1年間では、1万人以上の公務員が辞職していたことが明らかになった。これは2018年度の辞職者数8500人を上回り、歴代1位の記録となった。香港各紙が伝えた。 香港の公務員は一般的に仕事の内容もそれほど大変ではなく、給与や福利厚生面、休暇の日数などでも民間企業に比べて優遇されており、かつて就職人気ナンバー1になったこともあった。 ところが、ここ数年の政府による厳しい民主化弾圧や中国政府への追従強化などで、人気が下落。途中退職者が急増しており、経験豊かな中堅職員不足が大きな問題になっているという。 2022年度の辞職者は1万人を超えたが、辞職の理由としては「海外への移住」が最も多かった。香港に住んでいる限り、中国政府に忠誠を誓わなければならず、万が一、ソーシャ
事実上の亡命を宣言している香港の民主活動家・周庭さんが、3年ぶりに自身のYouTubeチャンネルを更新。刑務所での生活について語りました。 「おかえりなさいませ。こんにちはアグネスです」 日本時間の今夜(26日)、3年ぶりに動画を公開した周庭さん。留学先のカナダにいます。 周庭さんはデモ隊を扇動した罪などで7か月にわたり収監されましたが、20分あまりの動画で、刑務所内での暮らしや数少ない娯楽について語りました。 香港民主活動家 周庭さん 「刑務所では小説を読むことが特に好きでした。小説が私を幻想の世界に連れて行ってくれて、現実の痛みを忘れさせてくれたからです。時々小説を読み終えて現実世界に戻って、壁に囲まれて硬いベッドに座っている自分を見ると、寂しさや悲しさがこみ上げてきました」 天安門事件が起きた6月4日に友人に宛てた手紙は、政治的なことには触れなかったにもかかわらず届かなかったというこ
香港警察は28日深夜(日本時間29日未明)、香港の民主活動家として日本でも知られた周庭(アグネス・チョウ)氏(27)が28日に警察に出頭せず保釈条件に違反したとして、周氏を全力を挙げて逮捕する方針を明らかにした。周氏は現在、カナダに滞在しており、近く指名手配するとみられる。 【写真4枚】女子大生のころの周庭さん “学民の女神”と呼ばれた 周氏は2020年8月に香港国家安全維持法(国安法)違反の容疑で逮捕され、現在保釈中。保釈条件として警察に定期的に出頭する義務があり、その期日が今月28日に迫っていた。 周氏は3日、交流サイト(SNS)を通じて、今年9月に香港を離れてカナダの大学院に留学していることを公表し、自由を失いたくないなどの理由から「恐らく香港には一生戻らない」と述べていた。 香港警察は今月中旬、周氏が期日通りに出頭しなければ逃亡犯として指名手配し、懸賞金をかけて情報提供を呼びかける
カナダに留学していることを明らかにした香港の民主活動家・周庭さんが、事実上の亡命宣言を発表しテレビ朝日の番組で心境を語りました。 【動画】“民主の女神”周庭さん「香港に生涯戻らない」 事実上の亡命…留学先カナダから発表 周庭さん:「すごく難しい決断なんですけど、カナダに来て大学院の勉強をして、(香港に)帰らないことを決断しました」「私はただ自由に生きたいと思っています」 周庭さんは、午前7時ごろ、留学先のトロントからテレビ朝日の生放送に出演しました。 具体的な活動方針は決まっていないものの、民主化運動を続ける意思を語りました。 周庭さんは今年に入ってカナダへの留学を決めましたが、渡航許可を得るために香港当局から「愛国教育」を強制されたということです。 香港警察「あからさまに法律に違反する行動を強く非難する」事実上の「亡命」を発表した周庭さんに対し、香港警察当局は手遅れになる前に香港に戻るよ
<「香港の民主の女神」と呼ばれた周庭(アグネス・チョウ)さんの無事が確認され、現在はカナダに留学していることが分かった。安堵はするものの、かつての香港に手を差し伸べることができなかった私たちに、彼女の無事を喜ぶ資格などないのかもしれない> 香港の民主活動家をしていた周庭(アグネス・チョウ)さんが2年半ぶりにインスタグラムを更新し、自身の近況を報告した。現在はすでに香港を離れ、カナダに留学中だという。 周庭さんと言えば日本メディアで「香港の民主の女神」とも称され、日本人にとっては香港の民主化運動の象徴的存在だった。若い香港人女性が覚えたての日本語を駆使しながら必死になって「香港の民主主義への支持」を訴える姿に、心打たれた人も少なくないだろう。 長らく消息不明となっていた彼女の無事が確認できて一安心......であるのは確かなのだが、近年の香港情勢を取材してきた私としては、現下の状況を素直に喜
香港の民主活動家の周庭さんが27歳の誕生日にあたる3日、カナダに事実上亡命したことを明らかにしました。周庭さんは3日、SNS上に公表した声明で「現在カナダのトロントにいて、香港に戻らないことを決めた」と明…
香港でことし12月に行われる区議会議員選挙の立候補の受け付けが締め切られ、親中派の政党から100人以上が立候補を届け出た一方、政府に批判的な立場の民主派の主要政党は1人も届け出ることができませんでした。前回、4年前の選挙では民主派が圧勝した選挙ですが、その後、選挙制度が親中派に有利に変更された結果、民主派が排除された形です。 香港では地方議会にあたる区議会の議員選挙にむけた立候補の受け付けが30日、締め切られました。 中央政府や香港政府を支持する親中派の政党からは100人以上が立候補を届け出た一方、政府に批判的な立場の民主派の主要政党は1人も届け出ることができませんでした。 このうち、民主派の最大政党・民主党は6人の候補者の擁立を目指してきましたが、ことし7月に変更された新たな選挙制度のもと、立候補に必要となった政府が任命する委員会のメンバーからの推薦を必要な数、得ることができず、届け出を
Published 2023/04/17 01:50 (JST) Updated 2023/04/17 02:07 (JST) 【香港共同】中国政府で香港政策を担当する夏宝竜・香港マカオ事務弁公室主任が16日に香港立法会(議会)で演説し「野党(の存在)イコール民主主義ではない」と述べ、民主派を事実上排除した香港の新選挙制度や中国式統治の正当性を訴えた。中国当局高官が香港議会で演説するのは初めて。香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが16日報じた。 演説は非公開だったが、出席した議員によると、夏氏は「抗議活動だけが意見表明の手段ではない」と強調。2019年の大規模デモで若者らが立法会を占拠したことなどを念頭に、反政府デモを容認しない姿勢を誇示したとみられる。
香港(CNN) 数千人の香港市民が集まり、亡くなった英国のエリザベス女王に哀悼の意をささげている。中国が政治的な反対意見の締め付けに動いて以降、最大規模となる集会だ。かつて英国の植民地だった香港では、中国政府による民主派への取り締まりが2年余り前から強化された。 年齢も様々な2500人以上の群衆が今月12日、英国総領事館の外に数時間にわたって列をなした。気温33度の暑さに耐えつつ、花や額に入れた写真、「事頭婆」への感謝の言葉を記したメッセージを供える。「事頭婆」とは女王を指す広東語の呼称で、植民地時代によく知られていた。「ボスの女性」、「おかみさん」といった意味合いになる。 一部の参列者にとって、こうした行動は香港を45年統治してきた一君主への追悼にとどまらず、中国の支配強化に対する巧妙な抗議でもあった。かつての香港は自由闊達(かったつ)な議論が叫ばれる都市だったが、英国から中国に主権が移
「たとえ香港という街が死んでしまうとしても、どんな風に死ぬのか市民は知るべきだ」 「何より怖いのは沈黙に慣れていくこと」 言いたいことが言えなくなり、罪に問われるかもしれない。 言論の自由が失われるというのはどういうことなのか。 究極の選択を迫られた記者たちの姿を追った。 (香港支局長 若槻真知) 「新聞がなくなる」衝撃 「わたしの人生もここで止まってしまったようです」。 人けのない、かつての勤務先を見て蔡元貴さん(52歳)はそうつぶやいた。 蔡さんは中国に批判的な論調で知られる「リンゴ日報」の記者だった。 他のメディアで経験を積み1999年に入社。それ以来、主に地元の社会問題などを取材してきた。自ら志願してイラクの戦地を取材したこともある。 思いついたことは何でもやってみようと後押しする、そんなリンゴ日報が好きだった。 蔡元貴さん 「記者になりたてのころ別のメディアで働いていて、上司に言
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