さて、まずこの連載企画はいったい何なんだ、ということだが、実は昨日から母がフランスに到着して、しばらく一緒に暮らすことになった。フランスで暇にしてはいけないから、ということでコラムの執筆をアウトソースしようとしたところ、ことのほか書くことが面白かったので、私の経験が手薄な子育て分野で連載をお願いすることにしたのだ。 第1回目の「グローバルエリートの母も見た!」は皆様の温かいまなざしのおかげで、順調な滑り出しを見せた。今後もぜひ、将来、グローバルキャリアを歩む御子息をお育てになりたい、と願われているワーキングマザーの皆様に、家庭教育のベンチマークとなる指針をお届けすることができれば幸いである。 私は日本にいたときから、投資銀行や戦略コンサルティングファームを目指す有力大学生の皆さんから就職相談を受けてきたのだが、それにしても優秀な学生が多く驚いてきた。「日本の若者はだめだ……」などと言ってい