ハリウッドが選んだカメラレンズメーカー『シグマ』の会津工場を訪ねて 今回のテーマは、「ハリウッドが選んだカメラレンズメーカー『シグマ』の会津工場を訪ねて」。福島県磐梯町に生産拠点を持つカメラレンズメーカー「シグマ」の代表、山木和人さんにお話を伺いました。 現在公開中のトム・クルーズ主演映画『トップガン マーヴェリック』は、実写撮影にこだわってCGをほぼ使わず、撮影に1年以上をかけたという迫力あるその映像が話題となっていますが、じつはこの撮影で使われたのがシグマ社製のシネレンズでした。 創業60年を超える「シグマ」ですが、シネレンズの参入は実は2016年。カメラのレンズと映画などで使われるシネレンズはノウハウも価格もまったく違うもの。このジャンルでの歴史の浅い「シグマ」のシネレンズがハリウッド大作の撮影に選ばれたのは大きなサプライズだったとも言えます。このサプライズを呼び込んだのはひとえに「