中国・江蘇省南通市にある工場で製造された輸出用の風力タービン(2021年3月2日撮影、資料写真)。(c)STR / AFP 【6月24日 AFP】中国政府は24日、オーストラリアが中国製の鉄道車輪、風力タービン、ステンレス製流し台に課している反ダンピング(不当廉売)制裁関税をめぐり、世界貿易機関(WTO)に提訴したと発表した。 豪政府は先週、中国による豪産ワインへの制裁関税をめぐってWTOに提訴しており、両国の対決姿勢がいっそう鮮明となった。 中国商務省の高峰(Gao Feng)報道官は24日の定例会見で「オーストラリアが誤った慣行を是正し、当該製品の貿易のゆがみを回避し、できるだけ迅速に貿易を正常軌道に戻すため、具体的な行動を取ることを望む」と述べた。 オーストラリアは2019年から中国製の鉄道車輪や風力タービンを関税の対象としている。 中国は昨年11月、豪産ワインが政府の補助金を受けて