トルコ議会は23日、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を認める法案を287対55の賛成多数で可決した。 スウェーデンは2022年5月、ロシアのウクライナ全面侵攻を受けてNATO加盟を申請。しかしトルコは、同国がテロ組織に指定するクルド人武装勢力をスウェーデンが受け入れているとして、加盟に難色を示していた。レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が支持に同意したのは昨年7月だった。
スウェーデンのNATO加盟承認法案の採決のため招集されたトルコ議会本会議の様子(2024年1月23日撮影)。(c)Adem ALTAN / AFP 【1月24日 AFP】トルコ議会は23日、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を承認する法案の採決を行い、賛成多数で可決した。未批准はハンガリーのみとなる。 採決では賛成が287票に上り、反対は55票にとどまった。今後、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領が署名すれば、手続きは完了する。署名は数日中の見込み。 スウェーデンのウルフ・クリステション(Ulf Kristersson)首相は「きょう、わが国はNATOの正式加盟国に一歩近づいた」と歓迎した。同国の加盟が実現すれば、NATOは32か国体制となる。 スウェーデンとフィンランドはロシアによるウクライナ侵攻開始を受け、2022年にNATO加
トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領(2023年7月7日撮影)。(c)OZAN KOSE / AFP 【7月10日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は10日、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟について、長年停滞しているトルコの欧州連合(EU)加盟交渉が再開すれば支持すると述べた。 11日からリトアニアで開催されるNATO首脳会議に出席するエルドアン氏は、テレビ放送された出発前のインタビューで、「まずトルコのEU加盟への道を開いてほしい。そうすればわれわれは、フィンランドに対してそうしたように、スウェーデンの(NATO加盟への)道を開くだろう」と述べた。 またエルドアン氏は、9日にジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領と電話会談を行った際にも、この要求を伝えたと明らかにした。 トルコは1987年、EU
トルコ・アンカラで記者会見に臨むトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領(2023年3月29日撮影)。(c)Adem ALTAN / AFP 【3月31日 AFP】トルコ議会は30日、フィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟議定書を批准した。関係者によると早ければ来週にも手続きが完了し、フィンランドは31か国目の加盟国となる。 NATO加盟には全加盟国の議定書批准が必要。フィンランドの加盟申請は、27日にハンガリーが批准したことでトルコの批准を待つのみとなっていた。 フィンランドのサウリ・ニーニスト(Sauli Niinisto)大統領はツイッター(Twitter)への投稿で、NATO加盟国の「信頼と支持」に謝意を示した。 ロシアと全長1300キロの国境を接するフィンランドは昨年、ロシアのウクライナ侵攻を受け、スウェーデンと共に数十年にわたる軍事的非同盟政策を転換し、NATOへの
トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領。アンカラで行われた議会の会合で(2023年1月18日撮影)。(c)Adem ALTAN / AFP 【1月30日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は29日、北大西洋条約機構(NATO)加盟を目指すスウェーデン、フィンランド両国のうち、フィンランド単独での加盟を容認する可能性に言及した。 スウェーデンとフィンランドはロシアのウクライナ侵攻を受けて非同盟政策を転換、NATOへの同時加盟を目指している。しかし、スウェーデンはトルコが要求しているクルド人勢力関係者の身柄引き渡しに応じず、トルコ側の姿勢硬化を招いている。 エルドアン氏はテレビ番組で、「必要ならフィンランドには異なる対応(加盟承認)をすることが可能だ。スウェーデンは衝撃を受けることになるだろう」と語った。 トルコは5月14日に
スペインの首都マドリードでの北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で、ジョー・バイデン米大統領(右)と談笑するトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領(2022年6月29日撮影)。(c)GABRIEL BOUYS / AFP 【6月29日 AFP】(更新)トルコのベキル・ボズダー(Bekir Bozdag)法相は29日、北欧スウェーデンとフィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟を支持する代わりに、両国から33人の「テロ」容疑者の送還を求めると明らかにした。 ボズダー法相は民放NTVに対し、3か国の外相が28日に署名した合意に基づくものだとし、「新たな枠組み内で、関係各国からテロリストの送還を求めることになる」と述べた。 法相によると、トルコが送還を求めるのはフィンランドから12人、スウェーデンから21人。いずれも、反政府武装組織「クルド労働者党(PKK)」か、2016年のクーデター
(CNN) トルコのエルドアン大統領は16日、スウェーデンとフィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加入について、両国がトルコに「制裁を科す」限り加入を認めないと発言した。 エルドアン氏はトルコ首都アンカラでの記者会見で「まず第一に、トルコに制裁を科すNATO加盟希望国に対して、我々は『イエス』とは言わないだろう。NATOは安全保障機構だ。そうなればもはやNATOは安全保障機構ではなくなり、テロの代表が集う場所になる」と述べた。 スウェーデンとフィンランドの外交団がわざわざトルコに出向いて同国を説得しようとする必要はないとも言い添えた。これまでトルコ外相がスウェーデン、フィンランドの外相と「いくつかの」会合を持ったが、両国はテロ組織に対する明確な姿勢を打ち出さなかったという。 「もし両国が『我々は彼らに反対する』と言っても、それとは反対に、両国はトルコに引き渡しが必要なテロリストの引き渡
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