新潟空港(新潟市)で韓国・仁川(インチョン)発新潟行きの大韓航空機がオーバーランしたトラブルで、運輸安全委員会の航空事故調査官3人が6日、現地で調査を行い、滑走路から70メートル前後オーバーランしたことを確認した。 同日夜には韓国の事故調査機関の調査官も空港に入り、7日の調査に加わる予定。 6日の調査では現場に残ったタイヤのブレーキ痕を確認したほか、着陸時の状況について、機長、副操縦士、チーフパーサーの計3人から重点的に聞き取った。山内悟・航空事故調査官は調査後、「今のところ特段おかしい点は見つかっていない」と述べた上で、「天気は良く、風も弱かったので、気象条件が原因の可能性は低い」と指摘した。 7日は機体のブレーキ部を重点的に調査するなどして現地調査を終える。今後はフライトレコーダーなどの解析も行うという。