日本代表が、思わぬ形で揺れている。ハビエル・アギーレ監督がかつて八百長に関わったとして、スペインの検察に告発されたのだ。日本代表の今後を大きく変えかねない事態について、スペインでの現状と展開の見通しを、『GOAL』スペイン版副編集長のルイス・エレーラに聞いた。 アギーレ監督がリーガ・エスパニョーラで率いていた当時のサラゴサが、1部リーグ残留のために相手チームにカネを渡して勝敗を左右したとされる八百長疑惑で、スペイン検察は告発に動いた。今月末には合宿を開始し、年明けにはアジアカップに臨む日本代表に突然降りかかった、大きな問題だ。 告発が受理されれば、アギーレ監督の進退問題に直結しかねない。現状は進捗状況を見詰めるばかりだが、スペインではどう受け止められているのだろうか。 『GOAL』スペイン版副編集長は、こう話をスタートさせた。 「この話を始めるにあたり、悲しい現実がある。八百長は毎シーズン