東京電力福島第一原発事故の応急対応や廃炉作業の拠点となったスポーツ施設「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町、広野町)が20日、8年ぶりに全面再開した。この日はJR常磐線に新しく最寄り駅「Jヴィレッジ駅」も…
2011年3月の東京電力福島第1原発事故直後から5年以上、東電が使ってきたJヴィレッジ(福島県楢葉町、広野町)の本館が、11月いっぱいで閉鎖となる。廃炉拠点としての役目を終え、グラウンドとともに本来のサッカー施設としての再開を目指す。 Jヴィレッジは1997年、当時原発増設を計画していた東電が約130億円かけてスタジアムやホテルなどを整備し、福島県に寄贈した。 原発事故を受け、東電が運営会社から借り受けて使用。直後は防護服姿の作業員であふれ、床にも物資が雑然と置かれていた。休憩場所や食堂も設けられた。グラウンドは駐車場となった。 一方、第1原発構内では新たに事務棟が完成するなど施設整備が進んでいる。Jヴィレッジにあった東電福島本社も福島県富岡町内に移転し、最近は利用する人の数が激減したため、明け渡すことになった。 運営会社によると、18年夏にホテルやグラウンドの一部を再開し、スタジアムを含
日本サッカー協会は本日(7月11日)、福島のJヴィレッジで2013年度第4回理事会を開催、同会議で「Jヴィレッジ復興サポートプロジェクト(仮称)」を立ち上げることが決まりました。 Jヴィレッジは2011年3月の東日本大震災後、福島第一原子力発電所事故の収束対応のための拠点となっていましたが、今年6月末からその機能の一部がJヴィレッジから移転されることになり、徐々にではありますがナショナルフットボールセンターとしての機能回復を検討できる段階に入ってきました。 このような状況を鑑み、JFAは本日、Jヴィレッジで理事会を開催してJヴィレッジの現状を把握。前述のプロジェクトを設置し、サッカー界全体でJヴィレッジの機能回復に向けて取り組むことを確認しました。今後は、株式会社日本フットボールヴィレッジ(Jヴィレッジ)代表取締役副社長に就任した上田栄治JFA理事(女子委員長)をサポートする体制を整え、J
東京電力が29日、福島本社をJヴィレッジ内に設置すると発表したことで、日本サッカー協会が目指したナショナルトレーニングセンター強化拠点としての復活が凍結される可能性が出てきた。日本協会は談話などを発表せず、広報担当者も「現時点で話せることはない」と言葉少なだった。 Jヴィレッジは日本代表などの合宿地として使われ、09年には文部科学省がサッカーの強化拠点に指定した。中高一貫のエリート選手育成校、JFAアカデミー福島も置かれた。 アカデミーは昨年の福島第1原発事故後、静岡県御殿場市に移った。日本協会の田嶋幸三副会長は昨秋、「福島に戻ることが前提」と撤退しないことを明言していた。今後は「3年、5年は帰れない」としていた見通しを変更し、完全移転を検討することにもなりそうだ。
“サッカーの聖地”無残 Jヴィレッジ報道陣に公開 舗装されて駐車場に姿を変えたグラウンド。右手は雑草の生い茂るグラウンドでヘリポートとして使われている=11日午後2時20 原発作業を終えてJヴィレッジに戻り、防護服や手袋を捨てる作業員=11日午後2時50分 原発から戻った車の放射線量を測る従事者。防護服とマスクを身に着けて作業に当たる。1日平均300台をさばくという=11日午後1時50分 福島第1原発事故の復旧作業の拠点に当たるJヴィレッジ(福島県楢葉町、広野町)が11日、報道機関に公開された。復旧作業に従事する約3000人の作業員が作業前後に立ち寄り、被ばく検査などを受ける中継基地になっている。原発事故後、Jヴィレッジが公開されるのは初めて。報道機関の一員として取材に参加し、復旧を後方で支える活動を見た。(福島総局・伊藤寿行、写真部・門田勲) ホテル棟の前に巨大なテントが張られている。
◇練習場隅に山積み 東京電力福島第1原発事故の対応拠点「Jヴィレッジ」(福島県広野、楢葉両町)が11日、事故後初めて報道陣に公開された。日本代表も合宿するサッカーのトレーニング施設は現在、事故収束の前線基地に一変。スタジアムを作業員の寮に、11面あったフィールドを車の除染場、資材置き場、駐車場などに活用している。12日には、細野豪志原発事故担当相への同行取材の形で、同原発が報道陣に初公開される。 同原発の南約20キロにあるJヴィレッジの敷地は、「警戒区域」の南端をまたいでいる。寮など作業員の生活空間を区域外に配置する一方、除染場などは区域内に設置。平日は約3000人が利用する。 午後1時50分ごろ、同原発から作業員が戻ってきた。防護服を脱いだ体を、ゲートモニターという機械に入れ、放射線量を測定する。約10秒で判定されるが、正常値を超えた場合は除染を受けることになる。内部被ばく量の測定機は計
福島第一原発の事故発生から八カ月になる十一日、国は作業拠点となっている「Jヴィレッジ」(福島県楢葉、広野両町)を報道陣に初公開した。全国屈指のスポーツ施設だったが、十一面のサッカーコートは駐車場やヘリポート、メーンスタジアムは作業員寮、雨天練習場は使用済みの防護服の集積場に。大きな変わりようだった。
バックナンバー 印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力かつてのJヴィレッジの全景 福島第一原発から約20キロにある「Jヴィレッジ」は、原発復旧作業の中継基地になっており、サッカー練習施設としてはまったく機能していない。それでも、正規職員13人の雇用は継続されている。活動再開へ動けるのか、もしくは再開を断念せざるを得ないのか。「Jヴィレッジ復旧への気持ちを切らしては、二度と立ち上がれない」という高田豊治副社長はどんな展望を描いているのだろう。 「その判断は、工程目標がどう達成されるかに掛かっている」というのが前提だ。東京電力が4月に示した事故収束への工程表では、「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられている状態」の「ステップ2」が来年1月の目標になっていた。高田副社長は「Jヴィレッジの辺りの放射線量はすでに低い状態。廃炉に向けた手順が明らかになってくれば、いつまでも中継基
バックナンバー 印刷 関連トピックス地震原子力発電所マツダブログ東京電力かつてのJヴィレッジの全景 東日本大震災から半年が過ぎた。福島第一原発から約20キロにあるサッカー練習施設「Jヴィレッジ」は今、どうなっているのか。11面の天然芝とスタジアム、近代的なトレーニングルームを持ち、1997年に建設されて以降、日本代表から少年団に至るまで、約100万人が施設を利用し、約56万7千人が合宿を行ってきた。東京電力が原発増設の「見返り」として130億円をかけて建設し、地域振興事業の一環として福島県に寄付された経緯はあるが、日本サッカーの発展に寄与してきたことは間違いない。その役割を取り戻せるのか。高田豊治副社長が語った現状と展望を、2回にわたってお届けする。 日本サッカー協会、東電、福島県が株主に名を連ねるJヴィレッジの歴代社長は福島県知事。旧日本リーグのマツダで選手として活躍し、Jリーグ・サ
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