「機動戦士ガンダム」「マジンガーZ」──多くの大人が子供のころ心を躍らせたロボットアニメ。そこから抜け出てきたかのようにカッコいい、人の代わりに重作業をおこなうロボットを開発して実社会へ投入しているのが、ロボットベンチャー「人機一体(じんきいったい)」(滋賀県草津市)だ。4月開幕の2025年大阪・関西万博には二足歩行タイプを出展予定で、優れた日本のロボット工学技術をアピールする。 高さは約2m。人の遠隔操作で2本の腕が動き、2本の足で歩くこともできる。 同社の「零一式(れいいちしき)カレイド」というタイプの人型ロボットで、9月9~15日、万博会場で「大阪ヘルスケアパビリオン」のりそなグループのスペースに、1体出展する予定となっている。 「有毒な物質や高電圧を扱ったり重量物を運んだりなど、今は生身の人がやらざるを得ない作業を代替する」 人機一体社長の金岡博士(はかせ)はこう語る。金岡博士はビ