私たちは、いろいろな生活習慣と、がん、脳卒中、心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防に役立てるための研究を行っています。 平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県柏崎、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古の9保健所(呼称は2003年現在)管内にお住まいだった40〜69歳の男女約9万人の方々を、平成11年(1999年)まで追跡した調査結果に基づいて、お酒・たばこと大腸がんの発生との関係について調べた結果を、専門誌で論文発表しましたので、紹介します (Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention 2003年12巻1492-1500ページ)。 1日平均1合以上の飲酒者は、お酒を飲まない人に比べて、大腸がんになりやすい 男性では、アルコール摂取量が日本