2015/7/8 通信業界は、NTTドコモ、ソフトバンク、KDDI(au)による「3強」時代が長く続いている。しかし、MVNO、SIMロック解除義務化に伴う「格安スマホ」の勃興により、その業界地図が塗り替えられる可能性が出てきた。なぜ今、業界地図が変わろうとしているのか。「現3強」の対抗軸となる「新3強」はどこか。インフォグラフィック版「業界地図」でモバイル業界の競争地図を描く。 現在、「格安スマホ」のプレーヤーは乱立しているが、そのタイプはおおまかにふたつに分けられる。 ひとつ目のタイプは、格安料金のSIMカードを販売する「格安SIM」の企業だ。格安SIMには端末は含まれないため、別途、端末を準備する必要がある。MM総研の調査によると、2015年3月末時点での「格安SIM」の上位プレーヤーとシェアは以下のようになっている。 ・OCN(NTTコミュニケーションズ):22.6% ・IIJmi