アイルランドではドライフルーツを使ったお菓子がポピュラーで、上の様なフルーツケーキもこの国の伝統菓子/Image courtesy of Bord Bia 今ではアイルランドでも、ケルト語を話すごく一部の地域を除き、この祭りは「サワン」ではなく「ハロウィン」と呼ばれている。そして、このハロウィンに付き物のお菓子があるのだ。「バーンブラック」だ。ブラックとはアイルランド語で、「斑点のある」という意味。ドライフルーツを入れたお菓子なので、生地にポツポツと斑点があるように見えるからだ。 現地での習慣を聞くために、アイルランド大使館の広報・文化担当、アッシュリン・ブレーデンさんを訪ねた。 「10月の終わりになるとアイルランドでは、バーンブラックを家で焼いたり、お店で買ったりしてみんなで楽しみます。家庭の主婦はこの時期、アフタヌーンティーなどの際にこのお菓子を食べたりしますが、基本的には31日に食べ