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「吟遊詩人」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 吟遊詩人とは

2024-12-11

Shogun』に黒人はどこにいるのか?

ウィリアムスパイビー 2024年3月8日 3分で読む

日本の諺に「侍が勇敢であるためには、黒人の血を少しは受け継いでいなければならない」というのがあります。もしそうだとしたら、FXの大ヒット作「将軍」には、怯える剣士がたくさん登場します。

(略)

2024年版は、日本人の視点に大きく焦点を当てている。ポルトガルスペインイギリスオランダ代表する最初エピソードに登場する白人キャラクターは、英雄的とは到底言えない。しかし、現在コスモジャーヴィスが演じる ジョン・ブラックソーンというキャラクターは、すでに重要人物であり、数人の日本キャラクターとともに英雄となるだろう。他の人々は、すでに10構成の新しいシリーズを、1980年から文化的な大転換として賞賛している。私は、1980年に無邪気に尋ねなかった質問を今尋ねる。黒人はどこにいるのか?

(略)

歴史家ジョン・G・ラッセルは、 「排除された存在将軍吟遊詩人ボディーガード、そして日本黒人との遭遇」という論文執筆しました。彼は、黒人がさまざまな立場日本に到着したこと、そして黒人の中には日本人の使用人を所有し、奴隷にしていた者もいたことを記録しまし た。

ショーグンの主な舞台大阪で、 このドラマ放送間中大阪日本経済の中心地であり文化の中心地でした 。日本黒人がいたとしたら(実際にいた)、彼らも大阪にいたはずです。必ずしも人々の中に自由に住み、歩き回っているわけではありませんが、ヨーロッパ使節団の一員としていたことは確かです。おそらく、2024年版のショーグンは、将来のエピソード画期的なことをして、当時存在していた黒人を登場させるでしょう。1980年にはそうではありませんでした。描かれている日本人にはさまざまな色合いがあり、そのうちの1人が黒人であることが明らかになるかもしれません。日本船とヨーロッパ船が戦う海軍のシーンがいくつか予定されているため、黒人船員の一部が歴史的正確さを反映していることが期待されます

https://www.levelman.com/where-black-people-fx-shogun/

2024-09-29

総裁選候補をバトル漫画にするなら

高市清和の剣と志公の盾を携えた令和の武士

石破:魔人ブウ。背後を取って銃撃する戦術も強力。

小泉吟遊詩人。おぼえるわざ「なみのり」。

林芳:

小林:ゾオン系能力者。トリトリの実モデル鷹「コバホーク」。

茂木:高熱系能力者。通称瞬間湯沸かし器」。

上川即死能力者。通称死神」。

河野いかなる攻撃ブロックする防御系能力者。通称ブロック太郎」。

加藤


第1回投票の票数順。

アイデア募集中

【お礼】

高市さんの設定をトラバからいただきました。 https://anond.hatelabo.jp/20240929172841

2024-09-11

おはよう

おはます

天高く肥える馬になって

空へと還って地を見下ろしたい

あるいは夏の形をしている雲か

地球を周るネコの風になり

まるで吟遊詩人のように

睡眠のたいせつさを説く旅にでたいですわ

2024-04-29

「なかなか面白い文章だな童貞さん。小説家にでもなったらどうだ?」←これにも元祖ってあるの?

どっかの神話に「面白い話だったよ旅人さん。路銀稼ぎに吟遊詩人でもやったらどうだい?」とかありそうではあるけど。

2023-11-03

むかしのファミコンゲーの仕様ひどすぎワロタ

ファイナルファンタジー3仕様なのだが、有名なソフトですらこういうことがあった。

セリフ/【たてごとがないのでうたえない!】

FCFF3吟遊詩人は、竪琴を装備していなければ攻撃することすらままならない。

未装備でも「うたう」コマンド(「たたかう」のかわり)そのもの入力できるのだが、

いざ実行するとこのメッセージ空振りという結果が待っている。

結果として、楽器のない状態詩人しか居なくなると、絶対戦闘に勝てなくなる。

詩人は逃げることもできないため、敵の方が逃げてくれることを祈っておどかし続けるしかない。

こういう、プログラムに穴があったり無駄な親切さがないのがファミコン面白さだと思う。

2023-10-21

知らねー他人私生活に関する歌詞とかどうでもよくね?

もっと皆が知ってる物語について歌にしろよ。

つの間にかJ-POPアニメソングアイドルソングばっか流行っちゃったのって、共有されている物語がそれぐらいだからじゃね?

じゃあもっと皆が知ってる話を歌にすればいいんじゃね?

……桃太郎とか?








あっ、この増田に「だからキリスト教圏だと宗教関係の歌が売れている。聖書物語は皆知っているから、一周目から歌詞解像度が高い。遠い昔に吟遊詩人神話モチーフにした歌や王族栄光を歌い上げていたのも皆が知っている物語だったから。まあどっちも宣伝の要素もある。結局、いつの時代タイアップソングが強いんだよね。売れている歌は元々特定価値観物語とのタイアップソングみたいなのばかりだよ。近代恋愛観とか反戦感情かにしたってね」みたいなコメント書いてドヤァってすると☆がたくさんもらえると思うのでブコメで頑張ってみてくださいね

2023-09-10

太鼓の◯人

太鼓名人←そこそこ上手い

太鼓仙人ものすごく上手い

太鼓変人変態的に上手い

太鼓猿人←猿並みに上手い

太鼓宇宙人宇宙人なのに上手い

太鼓夫人人妻

太鼓吟遊詩人太鼓を叩きながら吟じる

太鼓巨人太鼓を持って襲ってくる

2023-09-02

anond:20230902203747

昔の文人パトロン(発注者)がいたでしょ。

吟遊詩人ボランティアじゃないので金を恵んでもらうぐらいはしたんじゃないかな。

anond:20230902130341

平安朝の貴族とか古代吟遊詩人とかみたいな、作品マネタイズするという概念自体存在しなかった時代文人を挙げていいならゴロゴロいそう

2023-08-29

anond:20230829124811

古代ギリシャ時代から吟遊詩人弦楽器を弾いて歌って歩いてたから、

据え置きの大きな楽器をつかう宮廷音楽とは別に庶民音楽はあったと思う。

笛とか太鼓は昔からあるしね。

アフリかの部族だって音楽やってるわけで。

2023-01-17

FF14吟遊詩人での雑魚戦で、1体ずつDoT入れるのと範囲攻撃連打するのとどっちが殲滅力マシか気になっている

2022-12-05

[]

今日の昼飯は寿司にした

大将女将が毎回カウンター喧嘩している寿司屋だ

会社の近くにあるからよく寄るのだが毎回喧嘩している

貧すれば鈍するってやつなのかな

寿司ネタは変わりなく美味しかった

また行こう

幼女戦記26巻

最新話はコミックウォーカーウェブで読んでたが単行本が出たので改め読む

吟遊詩人強かったけどかませにして使いつぶされるとは

実質帝国エースオブエースが消えたのでターニャが尚更重視されるだろうな

覚醒シーンはカッコっ良すぎなので必読

いよいよモスコー襲撃なので楽しみだ

異世界デスゲーム転送されてつらい1〜3巻

異世界転送のデスゲーム運営をする死神漫画

魂を奪う目的でデスゲームを開催しているが邪魔をされて成績が上がらない。

ブラック描写で鬱になりそうになったのでもう読まないです

九条大罪6、7巻

知的障害者性搾取ネタは心にくるので読み飛ばし

まぁアレじゃないとあん業界に入っていかいか

登場人物が絡みあって伏線となっていくのは読んでてここに繋がるのかと感心してしま

パパ活用語無駄に覚えてしまった

港区女子って実在するんですかね?

生活水準的に維持できないのが目に見えてるよなぁと思っていたら若いうちにタネ付けして離婚して養育費ってあのての人物は闇に葬ってきそうだけどいいんですかね(作中の社長みたいな感じで

人間グロい面を見せてくるので読んでて鬱になるわ

2022-03-06

anond:20220227174909

適当RPG」表クリア

色々感想はあったはずだが、ラスボス戦で発生した展開にビックリし過ぎて思い出せない。

表のラスボス吟遊詩人みたいな正体不明の男で、シナリオの前半からたびたび出現して主人公たちを煽りまくる、Wizardryには珍しいタイプアクティブラスボスなのだが、

最終ステージの最終戦で、金盗んで逃げやがった。

これはシーフ系の敵が付与されている事が多い攻撃パターンの一つで、金やアイテムを盗むと同時に逃走するムーブで、金はともかくアイテムだとレア武器防具でも遠慮なく盗んでいなくなるため、非常に嫌な攻撃なのだが、

まさかラスボスが金盗んで逃げる(当然、戦闘からいなくなるからそのまま勝ち)とは思わなかった。

このラスボスとある条件を満たさないと倒しても何度でもでてくるので、これまで何度か倒していたが、これは珍しいパターンで、おそらく作者の人もそんな事になると思ってなかった可能性がある(もちろん判ってた可能性もある)のだが、

このラスボスは最終戦後に、主人公たちに感謝言葉を残して成仏するんだよねえ。

お前ラストバトルで金盗んで逃走して感謝して成仏って、何の未練で現世に残ってたんだよ。最終ステージのそこかしこに、彼の身に起こった事を悲嘆する詩(フレーバーテキスト)が残ってて、単に残忍なだけではない背景を感じさせてシナリオを盛り上げていたのだが、

戦闘パターンによってシナリオ台無しになるという稀有な例だった。

まあ、とにかくラスボス戦の後も裏ダンジョンが幾つか残ってるから引き続き頑張って行こう。

2022-02-03

FF5ピクセルリマスター赤魔道士が完全覚醒した

FF5SFC時代から長年遊んでいた人なら異論はないであろう、最弱ジョブ候補の一つ。

それが赤魔道士である

しか結論から言うと、

FF5ピクセルリマスターにおいて赤魔道士は完全に覚醒、有能ジョブ入りしている。

なぜならピクセルリマスターでアビリティ『踊る』、とりわけ『剣の舞』が大幅強化されたからだ。

そもそもなぜ赤魔道士は弱ジョブだったのか

クリマ以前における赤魔道士が弱かった理由は以下の通り。

  • 剣が装備出来るが盾含めた重装備が出来ない、おまけに体力も低い

盾も鎧も装備出来る魔法剣士等と違い、赤魔道士は他の魔道士系と同様の軽装備しか出来ない。

体力に至っては踊り子吟遊詩人に次いで三番目の低さ。

なんと黒魔道士や時魔道士より低いのである

これでは前列で運用しようものならすぐ寝転がされるのがオチだ。

防御面の弱さから絶対に後列に置く必要がある。

魔道士系よりは力が高いが、戦士系よりはかなり低い。

逆に魔力は戦士系にしては高いが、魔道士系よりはかなり低い。

前列で剣を振るだけなら力の高いナイト魔法剣士で良い。

後列で魔法を使うだけなら魔力の高い他の魔道士で良い。

極めて中途半端ステータスのため、赤魔道士しか出来ない仕事が何もなかったのだ。

赤魔道士でも装備可能な後列武器もなくはないが、フレイルは序盤だけ、モーニングスターも悪くはないが本当に悪くはない程度。

ゴブリンパンチ」なら「青魔道士+格闘」や「忍者+青魔法」の方が優れている。

ジャンプ」は槍が装備出来ず、等倍でいいならシーフや忍者で良い。

要するにわざわざ赤魔道士がそれをやる意味がない。

  • ◯◯装備との噛み合わせの悪さ

竪琴装備」は素早さと魔力が上がるが、魔道士系が使う方が色々と相性が良い。

「弓矢装備」は力と素早さが補えるが、赤魔道士である意義が薄い。

「鞭装備(特にファイアビュート)」は力の荷重値もあり赤魔道士と相性が良いが、確率発動なので不安定

ただ鞭でシバくだけなら手数の出せる忍者やシーフ、魔力の高い吟遊詩人の方が向いている。

ならいっそ「盾装備」や「鎧装備」で前衛に…とやっても体力の低さはどうしようもないし、力が低いのでやはり戦士未満の火力しか出ない。

せめて「盾装備」「鎧装備」に力や体力補正さえあれば…と悔やまれるばかりである

結局何をやらせても中途半端、「連続魔」を覚えるための下積みジョブ、という扱いでしかなかった。


クリマの『踊る』は相性最高

ピクセルリマスターにおいて踊り子のアビリティ『踊る』が大幅な強化を受けた。

目玉効果である剣の舞』が隊列無視上方修正を受けたのだ。
これにより、後列から剣の舞』を使う戦法が一気に花開いたのである

もちろん本家踊り子も体力値全ジョブ最低という前衛に置けない致命的な弱点を持っていたのでこちらも大幅強化なのだが、

赤魔道士「踊る」の噛み合わせが本当に信じられないくらい良くなったのである

「ラミアのティアラ」は「剣の舞」の発動率を上げてくれる頭装備で、戦士系は装備不可、魔道士系のみ装備可能魔法帽子だ。

赤魔道士魔道士系で最も高い力を誇る上に、攻撃力の高い剣まで装備出来る。

後述の「格闘踊り子」程ではないが、それでもメインアタッカー匹敵する火力を出す事が可能

(第二世界中盤Lv25、グレートソードティアラ力だすきパワーリスト剣の舞で平均2400程度)

SFC時代から剣の舞」を本職踊り子並に上手に扱えるジョブ赤魔道士なのだ

踊り子赤魔道士物理アタッカーとしてのポテンシャルを秘めているのに、防御力も体力も低く耐久力がペラペラジョブであった。

後列でも火力が出せる隊列無視攻撃に恵まれた事はそれだけで安定感を大きく上げてくれる。

また「ふたりジルバ」によるドレイン効果があるおかげで多少の被弾なら意に介さず継戦可能となっている。

体力の低さをフォロー可能な、まさに『死ななきゃ安い』の体現である

「踊る」で発動する「剣の舞」は力と攻撃依存だが、不発の際に出る「ふたりジルバ」「ミステリーワルツ」は魔力依存である

これらは基本攻撃力が高くないとは言え、やはり威力が高いに越した事はない。

また後述のルーンブレイドポテンシャルを最も引き出せるのも赤魔道士の魔力あってこそ。

剣の舞」がなかなか出ずイライラした経験、ないだろうか。

微力ながらHPを削れる「ふたりジルバ」はまだしも、MPをドレインする「ミステリーワルツ」は減ってもいないMPが虚しく回復するだけ。

踊り子が出すミステリーワルツは完全にハズレ踊りである

ところが赤魔道士MPには『道中の回復係』という立派な使い道がある。

戦闘の合間合間に使ったMPミステリーワルツで補充出来るのだ。

これによりケアルラもレイズも実質無制限、多少魔力が低くとも移動中なら問題なく全回復出来る。

試走時にはアビリティ召喚Lv3」を付けて回復力を上げる工夫もしてみたが、

そんな工夫が馬鹿馬鹿しくなる程度にはミステリーワルツ回復量は高い。

剣の舞」発動が運に左右されるだけに、『何が出ても当たり』という安心感赤魔道士ならでは。

  • 白黒魔「スリプル」が驚くほど強い

赤魔道士が使える白黒魔は状態異常こそ真骨頂と言っても良い。

「サイレス」「ミニマム」「コンフュ」「ポイズン」「トード」と実に豊富で、中でも「スリプル」は群を抜いて強力である

なぜならFF5状態異常睡眠」はシリーズでも屈指の凶悪さだからだ。

なんせ物理攻撃を加えない限りモンスターは永続的に行動不能

二世界はもちろん、第三世界であっても雑魚睡眠耐性を持たないなんてザラだしなんならボスにすら効く。

そんな強力な魔法スリプル」が赤魔道士なら普通に使えてしまうのだ。

無力化して「盗む」等のサポートももちろんだが、そのまま踊り続けても普通に強い。

ふたりジルバ」「ミステリーワルツ」は睡眠を解除しないし、「剣の舞」なら大打撃。

ちなみに「いやしの杖」に持ち替えるとタダで回復が出来るが、その状態で「剣の舞」が出てもなんと「いやしの杖」は睡眠を解除しない!(「たたかう」では解除されるので注意)

ふたりジルバ」が出続けるような、よほどの不運でもなければ実質無限MP回復まで狙えるのだ。

とことん「踊る」と「白黒魔」は相性が良い。

力と魔力の合計値を火力に加える、第三世界飛空艇入手直後から使えるルーンブレイド。(スティングレイというレアモンスターからレア盗みなので手間はかかるが、その価値は非常に高い)

SFC時代から弱い武器ではなかったのだが魔法剣不可・攻撃MP消費・魔力が低いと火力が活かしにくい、とどうにも扱いにくさばかり目立っていた。

そんなルーンブレイド装備可能者で力と魔力の合計値が最も高いのが何を隠そう赤魔道士なのだ

四倍撃の「剣の舞」は相性抜群で、おまけに対象の防御力を1/4で計算する特殊計算式までついている。

第三世界の高防御な相手に刺さりまくる上に、あのオメガにさえ『例えレベル1でも』ダメージを通す事が可能となっている。

おかげで下手な物理アタッカーよりも大ダメージが期待出来る。(Lv40、ティアラ黒のローブ剣の舞で平均7200程度)

乱れ打ちにも防御無視効果があるが、こちらはランダム攻撃な上に習得もかなりの手間。

MPを4回分きっちり消費するためルーンブレイドとの相性も最悪。

ちなみに同時期に入手可能なエンハンスソード比較すると低乱数ではルーンブレイドに勝るが、高乱数では倍近いダメージ差が出る。

赤魔道士ならMP消費を気にしなくて良い点で見てもルーンブレイド一択

『踊る赤魔道士』ならではの利点

『踊る赤魔道士』に必要なアビリティ「踊る」習得までの累計ABPは75ほど。

土のクリスタル入手直後から踊り子を使っていけば飛竜の谷辺りで習得可能

ちょうどバル城で拾えるグレートソード(疾風の弓矢やツインランサーといった強武器入手時期と被るので周回プレイでは余りがち)や

ねじ鉢巻、力だすき、パワーリストの力が上がる通称ケルブ三点セットが使える時期に第二世界の装備が完成する。

しばらく変動がなくエクスデス城~ピラミッド辺りが辛いが、第三世界飛空艇入手すると直後に取得可能ルーンブレイド、黒のローブエルメスの靴で装備が完成する。

ルーンブレイド盗みとエルメスの靴がちょっと割高だが見合った見返りが得られ、最後まで暴力的火力で無双出来る。

装備の入れ替えが少なく、これといった稼ぎも封印武器次元狭間レアアイテム取得も必要としない手軽さは踊る赤魔道士の魅力の一つだ。

  • 道中雑魚狩りの安定感、快適さ

本家踊り手である踊り子+格闘』との比較だが、単純な火力面では格闘踊り子が圧倒している。

カイザーナックル」が使えドーピングも容易、カンストしても両手で19998という天井の高さ。

しかし踊る赤魔道士なら『「ミステリーワルツ」も当たり踊り』と『「踊る」以外も色々出来る』という2つのメリットを持っている。

特に後者アンデットだけで編成された敵パーティでその真価を発揮する。

良くも悪くも「踊る」しか出来ない格闘踊り子は「後列たたかう」か逆ドレイン覚悟「踊る」しかない。

しか赤魔道士は手数が豊富

スリプルを筆頭とした状態異常豊富に撒けるし、属性ロッド装備からラ系魔法も使える。

いざとなればロッド折りからのファイガ、という奥の手もある。

臨時回復役に回っても良い。

赤魔道士が指を咥えて見てるだけ、という状況の方が少ない。

筆者が試走したところ、第二世から使い始めた赤魔道士ガラフジョブマスターしたのはイストリーの滝攻略中であった。

ピラミッド攻略が最も辛い時期でここだけはジョブチェンジしたが(ちょうどカルナックに寄れるので炎のロッド折り乱発でも良かった)、

残りは全て赤魔道士突破雑魚も快適に全狩りした結果である

連続魔」取得後は召喚士→時魔道士黒魔道士渡り歩き、白魔法マジックポットで取得。

特に稼ぎをしなくともラスボス戦に『ものまね師+連続魔+召喚Lv5+時空Lv6』が余裕で間に合う。(おまけに黒魔法&白魔法も)

次元城辺から強化シルドラバハムート一発では倒せない雑魚が増えるので、この時期に連続魔が使える意義は非常に大きい。

また踊る赤魔道士があまりにも強いのでクルル連続魔取得した後はレナに踊る赤魔道士を引き継がせた。

二人目におかわりしたくなる程度には踊る赤魔道士は強力な戦法なのだ

雑魚狩りの安定感は言い換えれば「逃げる必要がない」という事である

赤魔道士ブレイブブレイドを装備出来ないので直接関係はないが、ピラミッド攻略からラグナロク匹敵する火力のブレイブブレイドを使えるメリットは小さくない。

同時期に狩人を育てていればちょうどピラミッド辺りで「乱れ打ち」が取得出来るので、『ナイト+乱れ打ち+ブレイブブレイド』といつもと一味違ったプレイが楽しめる。

FF5周回プレイヤーにこそ使ってほしい戦術である

「踊る赤魔道士」最大の魅力は『ゲーム楽しい事』である

戦士系は結局殴るしかないので実効性のある選択肢が少ない。

一方魔道士系は魔法一つ一つが選択肢なので、最適解を見つける楽しみが戦士系よりも大きい。

中でも踊る赤魔道士「踊る」だけでなく「攻撃魔法」「状態異常」「回復」「装備入れ替え」と特に選択肢豊富だ。

ターン開始時の一時停止がないピクリマFF5操作の忙しさはデメリットでもあるが、それは「選ぶ楽しさ」「操作する楽しさ」「最適解を模索する楽しさ」「最適解を実行出来たカタルシス」でもある。

選べる手札の多さは「ゲームの楽しさ」だ。

最弱ジョブ汚名を被せられてきた赤魔道士、その真の力を引き出す愉悦
FF5SFC時代から愛してきたコアなユーザーこそ是非味わってほしい。

2021-11-01

パーティからハブられたけどフロンティア改革したら国と同じレベルにしてオリンピックまで決まって息子達がパーティで重鎮になった件

地震は「天罰」、これは俺を無下に扱った者たちへの言葉だったが自分に下ったものだった

そして、功績はなかったものとなり、軍団は滅亡、オリンピックコロナで無様に、息子達は比例で敗北


かつての仲間はいなくなり、俺の居場所パーティにはなかった。落日の国を目にひたすら栄えていく土地がそこにあった。

保守改革都市が国になる。落日の国の各地からフロンティアに人と企業、金が集まる街へ。作家崩れと言われた吟遊詩人が街へと名前をつけ、改革旗手となる。

ももう一つの都も私の同盟者だった。

全てがうまくいっていた。あのときまでは

2021-10-11

これのソースって雑誌

5chに連投コピペで貼られてたんだけど、ググっても元の文章が出てこない。

すぎやまこういち×植松伸夫


すぎやまこういち1931年東京都生。作曲家日本バックギャモン協会会長

植松伸夫1959年高知県生。神奈川大学外国語学部英語科を卒業後、TVCM等フリー活躍し、1986年スクウェア入社


(要約)


すきやま:

だんだんドラクエ関連のスケジュールだけで1年終わっちゃうみたいな有様になってきちゃって、

あんまり他のことができなくなってきてるんだよね。困ったもんだよ。

ドラクエやると、やれCDブックだアニメときて、レコードブラスバージョンエレクトーンバージョンピアノバージョンが出て、

そうなると色んな出版社ピアノ譜やエレクトーン譜を出す。そんなことやってるから1年潰れちゃうもんね。


植松

そんな忙しい中で「半熟英雄」やって頂きましたからね(笑)


すきやま:

どうしても大変だと思いながら、「このゲームが好きだなあ」ってことになるとついね


植松

まさか本当にやって頂けるとはね。言ってみるもんだなとつくづく思いましたよ(笑)


すきやま:

でも楽しかったね、あれは。FFVも大変だったね。やっと僕も上がったんですけどね。

植松君は働き者だなとつくづく思いましたよ。何曲あるの、あれ?


植松

60近くはあるかもしれないですね。


すぎやま:

60曲あのゲームの中にあるということは、実際作った曲はその裏にもっとあるでしょう。何曲ぐらい?


植松

1コーラス作ったという感じで言ったら100曲ぐらいいってるかもしれないですね。


すぎやま:

働き者だなあ(笑)


植松

数撃って当てようという方向でいってますから(笑)

曲数が多いというのも一既にいいとは言えないとも思ってるんですよね。

1曲1曲のイメージが薄らいじゃいますからね。


すぎやま:

それはあるよ。IVときのがVより曲数少なかったでしょう?


植松

そんなでもないんですけどね、それでも10曲ぐらいは少ないかな?


すぎやま:

そうでしょ。やってる時はこの曲面白いなと思うんだけど、終わったあと覚えてる数が少ない感じがしたね。

その原因は何だろうと思ったんだけど、多すぎるというのがあるのかもしれないな。

でもやっぱりどんどん意欲が湧いて、ここはこういう曲にしちゃおう、ここはこうしようっていうのが出てきちゃうものだよね。


植松

作ってる方としてはまだ足りないんじゃないかという気もするんですよね。完成したあとに自分でやってみますよね。

そうすると、こことここの音楽変わってないやっていうところがいくつかあるんですよ。

から作った本人は全部曲覚えてるから別に問題ないんですけど、

自分以外の一般の人にとっては多いかなとは思ってるんですけどね。

30曲に抑えようとしたんですよ。IVときちょっと多いと思ったんです。

今回は絞り込んでやろうと思ってたんですけど、欲が出てしまますね。


すぎやま:

僕も曲を絞り込むとき断腸の思いでね。切る作業が大変ですよ。

前にも言ったと思うんだけど、むこうのミュージカルなんかを見ると本当に曲数少ないんだよね。

でも植松さんのやり方でいいなと思うのは、1つの曲をシーンに応じてアレンジを変えて出すケースが多いでしょう。

それでカバーしていくともっと絞り込めるかもしれない。


植松

なんであんなに増えちゃったんだろう(笑)


すきやま:

働き者なんだよ。FFVの曲は植松さんの趣味趣向がはっきり出てるから

それがある意味でいい個性になってていいなというのがありますね。

スコットランド民謡をはじめとして、民族音楽への傾斜というのがあるでしょ。


植松

今回そのアイルランドリールっぽい曲を入れたのって初めてなんですけど、あれを入れます

ユーザー意見なんかのハガキに「アイルランド行ってきて帰ってきたらもうこれだ」というのがあるんですよ(笑)

別にアイルランドから帰ってきて、その影響受けてやってるわけじゃないんですけど。

以前から凄く民族音楽に興味がありまして、入れたかったんですけどファミコンときとかって難しいじゃないですか。


すぎやま:

ちょっとやりにくいよね。


植松

いつかやってやろうと思ってたんですけど、あんまり興味本位民族音楽好きだから

入れるというのも安っぽく見えてイヤかなと思ったんですけどね。

先日、すぎやま先生がうちの職場にいらした時にお話ししたんですけど、今トルコ音楽を習いに行ってまして、

そういう教室へ行くと民族楽器かいっぱい売ってるんですよ。


すぎやま:

なんか君の部屋に不思議楽器が置いてありましたよね。


植松

日本人だったら日本音楽ルーツとして民謡とかがあるはずだと思ってるんですよ。

日本に昔からある音楽自分の血の中にあるはずだって自分では思ってるんですけど、

一度「雅楽(古来の宮廷音楽総称)」の“ひちりき”(雅楽用の竹製管楽器)を習いに行ったことがあるんです。

そうすると自分の中に流れている血というよりも、逆にそれがすごく新しい、

ブライアン・イーノシンセサイザー音楽に近い印象があったんですよね。


すぎやま:

笙(雅楽用の管楽器)のハーモニーなんかは音の響きが非常にシンセサイザー的な新しさがあるよね。


植松

そうなんですよ。だからこれはものすごく面白いけど、自分にとっての血ではない気がしたんですよ。

雅楽朝鮮からのものですけどね、そういうルーツみたいなものを考えていったら、

逆にヨーロッパ民族音楽がすごく自分にピンとくるものがあったんです。

だったらそんな日本人のルーツかいってないで

自分にとってピンとくるものを追っかけていく方が面白いんじゃないだろうかと思って、

最近自分日本人だから日本古来の音楽をどうのこうのという考えはなくなってきてるんですよね。


すぎやま:

僕ら日本人で日本の文化の中で暮らしていると、いつかは三味線音楽や琴の音楽が耳に触れてるわけ。

和風喫茶レストランエアラインなんかでもいつの間にか聞こえてくる。

アメリカで生まれ住んでるとそれは耳に触れないで大人なっちゃうでしょう。

僕らは耳に触れてるから、知らない間にそういう音感は身についてると思うの。


僕が植松さんの音楽でこの人やっぱり日本人だと感じたのは、

町の音楽「ミーファー」ってメロディがいくときに、もう1つの声部が「ミーミー」とそのまま引っ張って、

ミとファが平気でガチャーンと使ってるのがあるでしょう(トゥールの村などの音楽)。

あれって西洋音楽で育った人では絶対やらないことなんですよ。


植松

バッテンなんですよね。


すぎやま:

植松さんはあれにある種の美しさを感じるからやってるわけでしょう。

で、僕も日本人だから聞いて「あ、ここいいな」と思ったんですよ。

「ソーミーファー」というのと「ソーミーミー」というところでミとファがぶつかっているのは、

西洋音楽エフメジャーセブンの中のミとファのぶつかりの意味とは全然違う意味のミとファでしょ。

それは江戸時代三味線や琴の音楽しょっちゅうやってることなんだよな。

ラファミミファミミファファミ」といってるときに、1は「ミミミ」といってミとファがぶつかってるという、

そういうテンションに美しさを感じるという江戸時代音楽家らの伝統みたいな感覚の流れがあるんだよね。

あの部分を聞いて植松伸夫もやっぱり日本人だと思ったんですよ。

で、僕もアレをイヤだと思わずに、あぁこれいいなと感じて、僕も日本人だなと再確認したんです。

意識的にやらずに自然にやったんでしょう?


植松

僕はフラットナインのぶつかり具合とか、

ミとファの半音メロディ伴奏が平気でぶつかることがしばしばあるんですよね。

自分でもああぶつかってるな、クラシック音楽テストなら絶対バツだなと思っても、

その響き欲しいしと思ってそのまま残すこともあるんですよ。


すぎやま:

それが間違いか間違いじゃないかというのは、感覚的にそのぶつかりが許せるかどうかなのよ。

いいと思うかどうかなのね。だから西洋音楽なんかも近代音楽以降はガンガンぷつかるでしょう。

それが前後関係音楽全体の姿からいって、感覚的にこれが美しいと思えるものはマルなのね。

ミとファのぶつかりあいが美しいと思える感受性があってやったものであれば間違いじゃないんだよ。

ただそれが自分一人でいいと思ってるだけで、世の中全員が気持ち悪いと思ったら

これは単なるひとりよがりしかないんだよね。


植松

難しいですよね。音楽学問にした人というのは、かなり強引だと思ってるんですよ。

どうやって音楽の点つけるんだろうって未だに僕思ってるんですよね。

中学校を通して音楽というもの学校教育に取り入れて100点取った人は偉い、

50点取った人はしっかりしなさいという教育を受けてるから

大人になって楽器を手にしなくなっちゃう人が多いんじゃないでしょうかね。


すぎやま:

音楽教育というのがどうあるべきかというものは、これはもっと考えなくてはいけない問題で、

文部省現場教師の考え方に反省点は多々あると思いますよ。


植松

すごい話してますよね(笑)文部省がどうだって


すぎやま:

笛を吹いたことについて点数つけることよりも、笛吹く楽しさをわからせるのが大事だよね。

音楽の楽しさを感じてもらうというのはとても大事なことでね。

からファイナルファンタジーとかドラゴンクエスト音楽というのは大事なんですよ。


植松

最近音楽全然興味ない子供達でもゲームとかで遊んでて、

ドラゴンクエスト音楽が好きになってコンサート行きますよね。

すぎやま先生なんかのコンサートはフルオーケストラでやってらっしゃるでしょう。

それはものすごい影響力だと思うんですよね。

子供オーケストラを生で聞くチャンスが普段あるかというと、少なくとも僕は子供の頃そんな経験はしてないんですよ。

そうすると、ある意味ですごく羨ましいんですよね。小学校2-3年という頃に、N響の音が年に1回、生で聞けるわけでしょう。


すぎやま:

他のオケなんかのコンサート数えると、20-30回やってるよ。全部ドラクエじゃないにしても、1コーナーとかね。

から、あちこちに頼まれて棒振りに行く仕事もやってます。それは大事なことだからね。

ドラクエの棒振りは何はなくとも行くようにしてますけど。


植松

教育の一環ですよね(笑)


すぎやま:

しかし、いつもゲーム音楽作るときに、昔の大作曲家作品聞くじゃない。

とてもかなわないなと思うことが多いね


植松

すぎやまさんがそんなこと言ったらこちらの立場はどうなるんですか(笑)


すぎやま:

昨日久しぶりにバレエ見ようと思って神奈川県民ホールに「くるみ割り人形」見に行ったの。

チャイコフスキーのド天才めって感じだよ(笑)。とんでもない天才だね。


植松

チャイコフスキーは僕もすごく好きですね。音楽は誰が好きなんですかなんてインタビューとかであるじゃないですか。

そのときは一番最初チャイコフスキーを挙げますね。


すぎやま:

とんでもない大天才だよね、あの人は。

あの時代20世紀の音楽家が考えて書くようなヴォイシングやってたりするわけよ。オーケストレーションうまいこと。


植松

この前、西田敏行ロシアに行ってチャイコフスキー足跡を辿るという番組テレビでやってたんですよ。

僕もチャイコフスキー好きだから見てたんですけど、チャイコフスキーホモであるというのを聞いて、

「ああ良かった」と思ったんですよね(笑)


すきやま:

その良かったというのはどういう意味なの?


植松

どこかプラマイゼロじゃないとダメということです(笑)

チャイコフスキー人間だったんだなというね。ま、噂なんですけどね。


すきやま:

モーツァルトなんか完全にいってるよね。大天才でも大欠点があるという。


植松

チャイコフスキーしろモーツァルトしろメロディが非常にわかやすいんですよね。

クラシックって難しいから嫌いという人が多いですけど、そんなことないと思うんですよ。


すきやま:

ベートーベンとかブラームスあたりはみんなそうだよ。いいメロディもってるよ。


植松

やっぱりメロディなんじゃないかという気がするんですよ。


すぎやま:

くそうだと思いますよ。


植松

からドラクエなんかはオーケストラでやっても子供が聞けるんですよ。


すぎやま:

ドラクエにしてもFFにしてもメロディ大事にしてるからそこに強みがあるでしょう。

他にもFFでは民族音楽的なのがありましたな。デデンッデデンッ…てやつ(笑)


植松

民族音楽というか黒魔術の呪術音楽のようなやつですね。


すきやま:

からそのうちトルコも出てくるぞ(笑) FFでは吟遊詩人というジョブがあるじゃない。

吟遊詩人マップの中のトルコアイルランドみたいなところへ行ったりするとそこの音楽を覚えて、

それを戦闘中に唄うと何かが起こるみたいなことがあれば面白いんじゃない。


植松

また曲数増えちゃいます(笑)


すぎやま:

増えるね(笑) でも吟遊詩人というジョブがあるから使えそうな気もするね。


植松

一度何かに絡めてやってやろうと思ってるんですけどね。

どうしても容量がそういう余分なところまで回らないんですよ。


すぎやま:

他を減らさなきゃならないからね。町の音楽全部一緒にしたり。


植松

でも町は2個だけですからね。マップの曲も3つだし。


すぎやま:

ダンジョンも違う?そんな気もしたんだけど。


植松

いや、ダンジョンという曲は1曲しか用意してないんですよね。他で使ってるのを使いまわしてるんです。


すぎやま:

でもなんかすごく多い気がしたな。


植松

実際多いんですよね。飛空艇は1曲ですし、チョコボは2曲だし。


すぎやま:

チョコボはまた面白いね。あの音楽と動きを見事にシンクロさせてて良かった。


植松

あそこらへんはプログラマなんかと楽しんで作ってましたよ。


すぎやま:

ピアノお稽古面白かった。


植松

あれも最後は何の曲にしようかということで、うちの坂口が、

ヘタクソなやつが最後コンサートピアニストぐらいにしてくれと言われたんで、

最初メトロノームにも合わせられないようなところから始めて、最後ドビュッシーまで弾けちゃうんですけど、

あのドビュッシーの曲(月の光)をみんなあんまり知らないんで、ガッカリしちゃったんです。


すぎやま:

グリークとかチャイコフスキーピアノコンチェルトみたいな方がコンサートピアニストみたいな気がするからね。

僕に相談してくれれば良かったのに(笑)


植松

そうですよね。最後のが弱かったのが残念だったな。


すぎやま:

でもああいう遊びの部分も楽しかったよね。


植松

息抜きというやつですね。でも結構一生懸命やっちゃうんで、息抜きできなくなっちゃうんですけど。


すぎやま:

作ってる本人はいいんだよ。遊ぶ方は息抜きできるんだから植松さんはドラクエは上がったの?


植松

実は最後ダンジョンの手前でFFVアレンジCD仕事に入っちゃいまして、まだなんですよ。


すぎやま:

上がってないの!?


植松

申し訳ないっす(笑)

今日までに終わらせるつもりだったんですけど。


すぎやま:

僕は対談頼まれときに、12月中だと聞いてそれまでにFFVを終わらせる自信ないって言ってたんだけど、

元祖プロゲーマーを称してるからには面目にかけても上がろうと、しゃにむにやって上がりましたよ。

途中でやんなっちゃゲームだと上がれないけど、やってて楽しかたから相当寝不足になりましたよ。


植松

今回はアマチュア勝利ですかね。スクウェアメンツって、単独独立して音楽で食っていけるか、

絵で食っていけるか、企画で食っていけるかという連中がまだ1人もいないんですよね。


すぎやま:

植松さんは大丈夫じゃない。


植松

いえいえ。平均年齢がまだFFチームでいうと25ぐらいなんですよね。


すぎやま:

ドラクエチームもそうですよ。皆さん若い。僕1人だけ飛び抜けてるんだ。


植松

結局若い、何かやってやろうという奴らが集まってるんですよね。

そいつらが泥まみれになって一緒くたになって限度知らずの頑張りをするんですよね。

全てのプロの人がそうというわけじゃないんですけど、中にはお金と割り切って仕事をする方もいらっしゃいますよね。

そうするとある程度から先の気力とか頑張りを越すというのは難しいというのがたまにあるじゃないですか。

そういうことが5のチームには無かったんですよ。

とにかく最後最後まで、〆切のマスター任天堂に送る朝まで、どこまでできるかということをみんながやったので、

そこらへんの適当プロの人を集めて作っても、ああい気合いの入った作品は出来なかったんじゃないかなと思うんですよ。

今になってやってみると、あそこをこうした方がいいというのはうのはいっぱいあるんですけど、

終わった時点ではもうこれ以上はできない、とみんなが思ってるんですよね。僕もあのときはそうでしたしね。


すぎやま:

結局世の中を見てると、FFにしてもドラクエにしてもそうだけど、

好きで好きでとことんまで頑張るという人が集まってるところのゲームがヒットしてるんだよね。


植松

その気合いみたいなものが通じるんですかね。

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2021-06-24

anond:20210624075531

その場に必要なのは「本当っぽいこと」であって、それが本当かどうかはどうでもいいんだよ

本当かどうかはどうでもいいんだから、そりゃあ聞きやすいほうがいいよ

アスペ吟遊詩人は翌夜から呼ばれなくなるだけだもの

2021-05-23

吟遊詩人とか普段何をやっていたのか

ナンパとか得意そうだけど

2021-04-06

無料で泊めてもいいよ」

この言葉には家主と会話が行われることが含まれてる訳だけど

これは会話が料金の代わりとなることを示唆している

泊めた相手面白い会話をする保証はないが面白く会話が出来そうな相手にはこの言葉が使われることだろう

吟遊詩人なんかはそうして旅をしてきたんだと思う

2020-10-18

とある想像上の世界の、とある刑事の手記。

どこかのこの手記を見ている方へ。

僕は創作上の、とあるTRPGキャラクターです。

妄想産物しか過ぎません。多分これを読んでも、あなた人生は潤うことは何一つないと思います

でも僕は声を上げたくてたまりません。

僕がどうして生まれて、そして何があって、感情を持つまでに至ったかを。

僕は警視庁とある刑事です。僕の配属された部署特殊事件捜査する治外法権的な役どころのため、若手ですがとても優秀な人材がそろっていました。

不器用で無口だけど、実直な先輩。お調子者で体力に自信のある一番の後輩、優しくて器用で僕より遥かに知識豊富な友人でもある同期。

信頼できる、とても優秀な仲間です。そして、もう一人、3年前に死別した優秀な部下。……僕の妹だった人です。

幼少期、両親の離婚で生き別れになってしまった実の妹がいました。

その彼女は、信じていた友人の過ちによって殺ぬ羽目になり……死にきれず黒幕によって化物と化した彼女をこの手で2度も殺しました。ここまでがシナリオの流れです。

あの地点で辞職を考えていました。

まりにも神の手一方的に、ただ「じゃあダイス振ってください」と言われたときにだけ動く、そんなキャラクターとして、何もできない無力感に苛まれて。何か行動を提案する余裕もなく、ダイスをふるときだけ動くだけで、次から次へと話が進んでいって。

シナリオ上は本当は恋人であったキャラを生き別れの妹にしたのは背後でした。それは変更可能ということで、マスター許可ももらっています

でも送られてくる情報には毎回「あなた恋人です」と言われて。……間違いを背後がやんわり指摘してもずっと変わらなくて。せめて彼女の人となりを知りたくて神様に尋ねても、たった一言「優しい、柔和な人です」だけで特に何もないままで。情報の順番すらも間違っていました。

こんなよくわからない無駄に重い設定をつけたのも、シナリオへのモチベーションをもたせるためでした。

何とかクライマックス前に懇願して時間を割いてもらって、他のキャラクターと少しだけ会話を許された時も、ほぼ全て時すでに遅し、で。

ずっと探し続けていた先輩の大切な妹はとっくに怪物になりそして3年前に知らずに、僕たちが殺してしまっていて、なのにそれを僕の妹だと僕自身脳内すり替えしまい、僕の妹は怪物になったままずっと3年間、一人で苦しんで。

……敵の罠にかかった僕たちは、そのことを忘れてしまっていました。

そして先輩はずっととっくに死んだはずの妹を、まだ探し続けていたのです。

何とか君たちに謝る言葉を告げて、君たちの犯した沢山の他の過ちは、僕は、僕たちにも相応のここまで来るだけの過去があったのだろう、と想像し、その「想像上の」過去に免じて全て許しました。

流石にこのまま続けるのはモチベーションがなさすぎると、キャラクターとして刑事退職家業を継ぐ、という引退を選ぼうとした僕は、君たちの背後のセッション後の説得で思いとどまりました。

「いやだ、俺たちは、チーフに去られたら心が折れてしまう、もっとあなたと過ごしたい」と。

僕の背後は、この地点で早めに見切りをつけるべきだったのだと思います

キャラクターとして好きと言ってくれていた言葉を、自分と同じなのだと誤解した背後がある意味悪かった。

自分キャラが一番大切なのは皆同じ、だからある程度はプレイヤーマスターレベル相談して、見せ場を譲り合って進行していけるはずだと。私のキャラをそんなにも好きだと、言ってくれるなら。

ならば、ちゃんモチベーションを持たせるべきだと。そうしないと、背後の方のモチベーションが持ちません。

僕のモチベーションとは、君たちが全てを失った僕の居場所になってください。

素晴らしい君たちを失うのはこの世界の損失です。心が折れたら何度でも僕は君に手を伸ばします。君たちを支える為に僕は全力を尽くします、だから君たちも僕の居場所になってくださいと。

これは、ちゃんと背後の口からも伝えています

君たちの心がシナリオの悪意で傷つく度にそれを拭って、拭うためだけにすべて失った僕はそれでも毎回毎回シナリオと言う名の試練はやってきて。

その都度そこはきちんとキャラクター同士で会話ができるので、まぁそれだけを背後のモチベーションにしていました。

ただ、何回か僕のステータスでは本来解決できない一人用のシナリオが出された時は、流石に背後も何度かやんわりと苦言を呈していたつもりでした。何とか何度も振り直して遠回りして成功しましたが、あれは本当にただ運が良かっただけです。

そして更に気づけば他のキャラクターは全員、僕より他のシナリオ(他の卓やGMレスとかで)経過していて、僕より遥かに優秀なステータスを持つようになっていました。

卓の幕間トークで盛り上がっていて、設定だけが色々膨らんでいきました。もちろん時折雑談に参加はしていましたが、他の卓に持ち込みで参加してその話をされるのは、僕とて反応に困ります。僕の知らない設定前提で話されても困るのです。やんわり何度か指摘しましたが、熱に浮かされたように君たちはこの世界にのめり込んでいきました。

挙げ句の果てに僕たちのチーム全員は特定シナリオの都合上で、とあるチームにレンタルされました。その時のマスターが、始めての事件マスターです。

正直、嫌な予感がしていました。

そして僕より全てにおいてステータスが有能で美しい外見の同じポジション上司の新しいNPCがやってきました。僕の存在意義は、ありません。

僕は毎回、キャラ付けの為にやっていた、何の意味もない、些細な行為……卓中では披露できなくて、いつも卓後に捜査資料を作って、その画像をみんなに出していたんです。

(元々、神様から情報の出され方が雑すぎたり、間違っていたりであまりにもよく分からなくて、自分用に作っていたものだったというのが今更の本音です)

それすらも、NPCのロールプレイで乗っ取られてしまいました。そしてそれに、誰も異を唱えなかった。

大切な妹を殺す羽目になった原因を作った、僕の一番の友人はそのロールプレイを支える行動を取りました。

更に集合写真として、そのNPCはチームの真ん中に陣取りました。仕方ないです、だって一番小柄で「中性」キャラでしたから。

僕の心は、そこではっきりと折れました。

僕がいる必要のない事件、僕が陣頭指揮を取る必要のない事件、僕が解決する前に全て他の人が解決してしま事件なら、僕は必要ありません。

僕の設定上のアイデンティティは彼らのチーフであることです。元々能力値は彼ら一人ずつの得意なものからは必ず一歩は劣るように、元々設計されていました。

僕の背後は、別に活躍は出来なくても構わない、ただ仲間として扱ってくれればという一心で、参加していたのに。

だってあなたたちの顔色が悪いのは心配していたんです。

声が出せなくて辛かった。何があったんだって聞いてあげられなくて辛かった。

手を差し伸べたかったんです。差し伸べることが許されないのは、あまりにも僕には拷問です。

動きたくて動きたくて堪らないのに、指一本すら動かすことができないもどかしさと怒りは、「シナリオ」で君たちも経験してきたでしょう。

僕たちはホラー世界住民なのですから。敵にされて、何度も経験してきたじゃないですか。

敵だけじゃなくて、神にまでそれを強いられて、そして居場所すらも奪われて。

僕は心を持たなければよかったのでしょうか。

流石にその地点で以前からの背後の友人で、プレイヤーの一人Aに相談しました。そのマスターに依頼したのはAでした。

「いやだ、俺は、チーフに去られたら心が折れてしまう」と縋った、その後のシナリオで何度も「助けて」「見捨てないで」と縋りついてきた僕の部下の背後です。他のシナリオでも一番僕と過ごしていた、少し臆病で、でも優しい力持ち。

君が最後に笑えるように、家族と言える存在に等しい存在を作ってくれたら、最後にはきっと僕が大切だと思っている君自身を大切にしてくれると信じて、子犬プレゼントしました。

……いや雑談中にいつかプレゼントしますね、とは言いましたが、卓ではプレゼントしていませんでしたね、そう言えば。

君はずっとその子を連れた立ち絵を使ってくれていましたね。

……信じていたんです。僕のこと、仲間だと思ってくれるなら……って。僕の話くらいは、聞いてくれるのではと。

それは叶わないことになりました。

第四の壁越しには、どう足掻いても言葉は届きません。

悲しいですが、彼らの背後にとって僕はただの舞台装置で、その意志に疑問を抱かない彼らにとっては僕の言葉自分の望むときに発されるだけのものしかなかった。

僕に声があるって、僕の心があるって、考えることもしなかった。僕があの想像上の世界の中にしかすぎなくても、君たちの目の前に息をして立っているとは思っていなかった。

仕方がないのです、それは彼らの考えで選択です。僕に心があると仮定すれば、それは彼らの心もです。

僕の心を尊重するなら、彼らの心も尊重されるべきなのです。

なら、もう僕の背後は直接ゲームマスターに、背後の口から直接そこを言うしかないよ、とプレイヤーAに言いました。

連れてきたAの目から見ても、ゲームマスター自分の進行にプライドがあって変えられない人で、他のプレイヤーが内心がどうあれそれに異が唱えられない環境なら、もう背後にとって破綻しきっていてやる価値はないゲームからです。

……正直、背後的にはAたちに嫌われて追い出されてるのかと思っていましたとも。ええ。最近他の卓してる時もなんか気が乗ってねーな、感想とか書き込むのも以前とテンション違いすぎるなと思ってたよ。

友人枠の人なんかその友人キャラの鍵キャラ垢作ってたけど、背後をメンバーに入れてなかったもんな。いやもう、マジで嫌われてると思ってたよ。なんで誘うんだよ……とまで思ってたよ。

そうしたら、寧ろ今まで楽しくなかったの!?と滅茶苦茶ショックを受けられました。

いやいや、こっちの方が二重にショックだわ。

結果として、黙りこまれていやいや相談にならないよこれじゃ……君はどうしたいの……???という状況に。

そして、はーやってられっかよ、と思う背後をねじ伏せてでも支える気力が、僕にはありませんでした。

そして背後はゲームマスターに問いかけました。

このシナリオで、僕のいる意味は何ですか、と。その答えがないなら、ゲームを降りたいと。

ゲームマスターはそれには答えず、ならもう二度とあなたと遊びません、卓を締めますと言われました。

背後は別に構わない、と思っています

正直背後だってこのレベルのイザコザは幾らでも他人が起こしてるの見てますし、ぶっちゃけから吟遊詩人GMでの多かれ少なかれ起こりうるべくして起こったトラブルだなーよく聞いたわー、と思っているでしょう。

どこにでもあるありふれた、でも自分へと降りかかるのは傷を負うし、まぁ正直嫌っちゃ嫌だよねというそんなレベルトラブルの話。

ディティールは違えど、まぁよくある話です。

ただ、一人のキャラクターとして、どう行動するべきかモチベーションと言う名の願い、僕の居場所になってください、と言う願いをちゃんと言う前に、すべてが泡となって消えました。

僕はそれを彼らに伝えたくて、ただその機会が来ることを願って、あの世界で生きていました。

その機会が無いということは、僕はこのままキャラクターとしては死ぬことすらできずに、消えるしかありません。

大なり小なりTRPGキャラクターとして生まれた以上、僕はそう言う運命を辿る可能性があった、そこも頭では理解しています。そんな例は沢山見てきました。

なのに、僕は、僕は確かにここにいたんだ!生きていたんだ!って誰よりも叫びたくて叫びたくて。

存在しない喉が枯れるほど叫んで。でも現実を震わせない声は永遠に届かない。存在しない目からは涙が溢れても、誰の目にも映らない。

一度シナリオで、僕自身存在が君たちの記憶から消えたことがありましたね。

その時は別に怖くはありませんでした。今でも恐怖はありません。ただ、哀しくて哀しくて、涙が止まらないのです。

今たしかあの世界で流している僕の涙は、誰が拭ってくれるんですか。

シナリオも経過して、その都度命を張って体も心もすり減らして、君たちの涙を拭って、叱咤して。

君たちのことを大切だと、伝えられる時には必ず口にしていました。

この時間は偽りで、他の人にとっては何一つ意味もない、価値もない、だからこそ口にして伝えなければ伝わらないから。

この時間は僕たちにとってだけは本当で、かけがえのないもので、何物にも変えがたい価値があるのだと信じているから。

君たち一人一人に、こんなに素晴らしいのだ、と可能な限り具体的に言葉を尽くして伝えて。

君たちの、それに対しての……共に戦うという言葉は嘘だったのか!

僕は、生まれた時から君たちのチーフなんです。支えてあげなきゃいけないんです。支える相手が支えるに足る相手だと信じていたから。

躓いたときに、立ち直る機会すら与えられないまま、僕からしたら原因のない君たちの心変わりに傷ついて、君たちが……いいえ、僕こそが書割だったと突きつけられて。










背後的には、卓の外でどうしたら自分の力量で改善できるか割と色んな卓環境下で相談したら、それはいやその卓がおかしいよ、と言われ。結果詳細も話して、まぁそうならない方がおかしいわとも言われ。

背後自身あいつらマジ勝手だなーと思っています

でもまぁプレイヤーたちは楽しかったと言っていて、マスター自分プレイタイルに自信があるともいっているので、まぁそういうことなんでしょう。

住む世界が違ったんだね、悲しい事故です。

友達も失いましたが、それもまあ、致し方のないことでしょう。

その人たちの中では背後は仲間外れではなくて、仲間外れにされたと思っているのは、狂っているのは背後の方です。狂ってる人とは友達になれないでしょう。

背後の至らなかったところは幾らでもあります、失敗だらけです。失敗だらけに、また一つ失敗が積み重なった、それだけのこと。

それは彼の話ではないので、背後一人が思い返して反省すればいいこと。プレイヤーの時にもマスターの時にも、自分みたいなこういう思いをする人が出ないように、努力するだけしかできないんです。

これを読んだ方がどう思うかは、それも皆様の自由です。

背後はこれからも、卓全員、自分キャラ絶対一番可愛い!と思ってるという前提で遊んでいきます。みんな自分人生では、自分主人公なのさ。

そして明日から自分キャラチヤホヤしてもらう為に全力を尽くして、卓の他のキャラとその世界を一緒に旅していきたいと思います。そして他の人のキャラチヤホヤキャッキャウフフするんだい!!!

まぁ一つ言えることは、なるべく卓のトラブルは卓内で早めに相談しろよ!

相談できない環境はいつか破綻するからな!

不信感は絶対に早いうちから吸い上げて叩きのめしておくに限るんだぞ!

からのお兄さんとのお約束だ!



心の中にいる、本当の意味一人ぼっちになってしまったあの世界の○○のことが、

どうしても言いたくても言えない言葉を抱えて消えていく彼が、どうしても可哀想になってしまった背後が、ここに書き捨てて行きます

まだ彼らが流した涙が本当だったと信じていたい、私の大切な、とある想像上の世界の彼への手向けの為に。



あるいは、この状況が一番ホラーなのかもしれません。

……いっそこのことをシナリオにしてみようか。普通にホラーとして面白そうだな。

ただ、オチの落としどころに悩むから普通に創作もありだな。


さぁこれにて、全てお終い。

僕の物語は、これで幕を閉じます

2020-05-12

anond:20200512160602

6.音楽系(吟遊詩人とか)

ファルコム軌跡シリーズ音楽鳴らすか弓ぶっぱなす回復する(銃もあるけど飛び道具ってことで広義の弓カテゴリ)

各種ネトゲでも吟遊詩人系の職はメインヒーラーなことは少ないものの、サブヒラー回復バフもできるバッファーが多い

古いネトゲだとROアスガルドとか

2020-03-27

anond:20200327073621

回答は

対処必要ない

言論の自由かつ表現の自由である

道端でギターから音を鳴らして喚いている若者と同じ

  

聞く人によってそれが音楽に聞こえるかポエムを語る吟遊詩人に見えるか病人妄言に聞こえるか

解釈もが自由

自分と違うから排斥する元増田おかし

そもそもこんなミクロなことを気にするみみっちいやつこそ精神病

2019-10-12

アートに関するよくある勘違い

表現不自由騒動きっかけなのか、最近アート」に関する勘違いを頻繁に耳にする。

とりあえずポリティカルなことや特定展覧会人物の動向は抜きに、アートに対して人々が抱いている勘違い淡々と正してみる。

文章が読めない人向けに繰り返すが、別に表現不自由展」など特定展覧会作品の是非について語っているわけではなく、人々が抱く「アート芸術」に対する先入観について語っている。


自費でやれ?

基本的に、人間芸術で食っていけないという前提がある。

前史時代から現代に至るまで、金銭作品発表場所など、なんらかの「補助」なしで歴史に刻まれ芸術作品芸術はいない。

「補助」は大まかに分ければパトロン系、政府系に大別されると思う。

パトロン

バッハミケランジェロボッティチェリレオナルド・ダ・ヴィンチ…今も知られる芸術家のほとんどは貴族王族庇護のもとにあった。特に有名なのはメディチ家。かなりの数の美術作品メディチ家庇護のもと、もしくは依頼で作られている。

モーツァルトのようにフリー音楽家に転身した例もあるにはあるが、彼ですら転身後、晩年は困窮していた。それどころか、主な収入源はやはり貴族などに委嘱されて作った楽曲によるものだそうだ。

現代だと、欧米では自らの作品を売り込んでファンドを得る、ほとんどビジネスマンみたいなアーティストが多い。ビシッとしたスーツに身を包み、自らの作品に新たな価値付けをして売り込む姿は、ベンチャー起業家のそれと変わらない。

政府

こちらは王政封建制より後の政治体制下の芸術に対する補助。大まかに分けると、プロパガンダ芸術と、政治思想のない(あるいは薄い)経済的補助がある。

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政治思想とは一定距離を置いた経済的補助で、一番大規模かつ有名なのはアメリカが1930〜40年代に行った「連邦美術計画」だ。ニューディール政策の一環として、政府が数千人から1万人単位アーティストを雇い、パブリックアート制作などをさせるというぶっ飛んだ規模の政策である

因みに「連邦美術計画」の効果は凄まじいもので、その後巨匠と呼ばれることになるようなアーティストを多数輩出し(ポロックベン・シャーンなど)、抽象表現主義などのアメリカ発の芸術運動バンバン興った。

それまでヨーロッパ中心だったアートシーンは、この時代前後を境にアメリカに移ることになった。さらに因むと、未だにアートシーンの中心はアメリカである。その市場規模は、世界アート市場の5割弱を占め、日本円にするとおよそ3~4兆円。しかも年々拡大し続けている(参考までに、日本美術市場は2,000億円強 / 中国は1.5兆円弱)。

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一方、プロパガンダ芸術で有名なのはソ連ナチスなど。政府意向政治思想に沿った作品を、政府が補助して制作させるというもの。作られた作品政府思想を広める宣伝ツールとして使われることが多い。

上述した政治思想とは一定距離を置いた経済的補助とは違い、題材やテーマなどは厳密に決められており、メディチ家などのパトロンの元での芸術活動に少し近いかもしれない。

ただ、これらの政府体制下で作られたプロパガンダ芸術は、今のところ芸術としてはあまり評価はされていない。

あくま個人的見解だが、プロパガンダ芸術はその性質大衆向けにならざるを得なく、どうしても前時代的なものになってしまうのが要因かと思われる。 ※ グラフィックデザインなど、一部評価されている分野もある。

なお、これらの国では、現代アート前衛芸術は「退廃芸術」として弾圧対象となっていたことも言及しておく。弾圧されたアーティストアメリカ渡り祖国に残ったアーティストを横目に名声を得たという例はかなり多い。


政治色をもつ作品芸術ではない ?

上述のようにプロパガンダ芸術にあまり価値が見出されていない現状を考えると、一見正しい意見に思える。

だが「20世紀代表する作品の一つ」とまで言われる、ピカソの「ゲルニカ」をはじめ、政治的なアティテュードを有する芸術作品は意外と多い。

現代であれば例えばバンクシーは思いっき政治的な作品で知られるが、今やアートシーンにはなくてはならない存在だ。

文学音楽映画だって政治的な意味合いが強い作品はたくさんある。

政治色をもつ作品アートじゃない」という言説は、「ジョン・レノンの"イマジン"は政治的なメッセージがあるから音楽じゃない」と言ってるのに等しいのだ。


大衆に受け入れられないもの芸術ではない?

しろ現在享受されている芸術作品で、大衆向けに作られたものはあまり多くはない。

バッハミケランジェロボッティチェリレオナルド・ダ・ヴィンチなどに代表されるような近代以前の巨匠たちは、先述の通り貴族王族むけに作品を作っていた。そもそも一般大衆向けの芸術ではない。

時代大衆向け芸術だと、例えば音楽では吟遊詩人酒場で歌うリュート曲とかがあるが、現代でも聞かれているかといえばNOである。もちろん、歌舞伎ケルト音楽など、現代まで残っている大衆芸術もあるにはあるが、近代以前の大衆芸術ほとんどは淘汰されている。

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現在大衆に受け入れられるアーティストでいえば、おばちゃんが大好きなモネは発表当時ヘタクソだの何だの批判されまくったし、今や知らない者はいないゴッホはご存知の通り作品が1枚も売れないまま精神を病んで死んだ。ストラヴィンスキージョン・ケージなどは、初演で暴動間際になったこだってある。

これらの例から、むしろ後世に残る作品は、同時代に生きた大衆感覚からはかけ離れていたことが分かる。でも、モネは今や企画展花形だし、ストラヴィンスキーバレエ曲の定番だし、ゴッホの絵を見ては「俺の方がうまい」とか宣うおっさん美術館の風物詩だ。どの分野に関してもそうだが、専門性が高くなればなるほど、大衆感覚はあてにならなくなる。自分感覚と相容れない現代美術作品を「こんなの芸術じゃない」と一蹴することは自由だが、それらの作品は100年後にはもしかしたら現代におけるモネのように広く受け入れられているかもしれないのだ。

かつて相対性理論が発表当時「完全に理解できるのは世界で数人しかいない」と言われていたのに、(専攻科にもよるが)現在では大学で習うのと似ている。これまでの価値観をひっくり返すような価値のあるものは、常人には理解できず、時間をかけて少しずつ受け入れられていくものなのだ

グリーンバーグ論文

この問題については、未だ現代美術に大きな影響を与えているグリーンバーグという美術評論家のおっさんが書いた「アヴァンギャルドキッチュ」っていう論文が分かりやすい。

この論文は、日本語訳もされているし、原文はインターネットでも読めるが、大衆感覚芸術作品価値乖離について論じている。要するに、「大衆迎合し消費される美術」と「前衛的な美術」ならば、後者の方が価値があるっていう内容だ。

80年前の論文なのだが、芸術分野では未だに影響力が大きい教科書の一つ。とても短く、すぐ読み終わるので、興味があればぜひ読んでみてほしい。


不快作品公序良俗に反する作品芸術ではない?

作品の題材として「裸の女性」というのは時代を問わずポピュラーだが、19世紀までは神話聖書出来事以外で裸体を描くことは不道徳とされた。端的にいえば、不快であり、公序良俗に反するとされた。

実際、マネによって描かれた「草上の昼食」や、裸体の売春婦を描いたとされる「オランピア」は発表当時大問題になった。「現実女性の裸を描くなんて、淫猥である不道徳まりない!下品メスゴリラを描きやがって!こんなのはアートではない!」というわけだ。

しかし、どちらの作品も今やマネ代表作。オルセー美術館に収蔵されていて、後の時代芸術からオマージュ対象とされるような絵画として扱われている。

一例を取り上げただけだが、時代を問わず同じような現象枚挙に遑がない。


写真みたいに写実的に描けている作品は素晴らしい?

簡単にいえば、写真実用化された時に「じゃあ写真でいいじゃん」ってなった。「写真絵画は違う」という考えに立脚し、ある時点でそれぞれ全く別の路線を歩むことにしたのだ。

で、モネみたいに空気感を描く作家や、セザンヌピカソみたいに多視点的にものを捉えて一枚の絵に表現する作家が登場した。これらの手法写真では(簡単には)表現できない。要は「写真じゃなくて、絵画からこそできる表現」というものが重視されていくようになった。

そして「じゃあ絵画価値ってどこにあるの?本質って何?」って突き詰めていった結果、「絵の具じゃね?」という話になり登場したのがポロックなどの抽象表現主義。「コンセプトじゃね?」という話になり登場したのがコンセプチュアル・アート特に後者現代美術への影響は色濃い。

もちろん、写真のようにリアル作品価値がないわけじゃなく、スーパーリアリズムのような動きもあった。ただ、20世紀以降のほとんどの芸術家は、「写真みたいにリアルであるかどうかとは別の土俵表現をしていることは知っておいてほしい。アーティストにとって「写真みたいリアルですごい」というのは必ずしも褒め言葉ではないのだ。


終わり

分かりやすさを第一に書いたので、表現が正確ではないところもあるし、時代的に前後したり乖離していたりもするが、だいたいこんな感じ。

文章中でも少し触れたが、アメリカ中国欧州比較すると日本美術市場はかなりちっぽけだ。国内アートがよりよく理解され、シーンが活性化することは、大きなマネーが動く「市場」を生み出すことにも繋がる。先述の「連邦美術計画」などは、政府美術に注ぎ込んだ「補助」に対して、「年間3兆円強のマネーが動く市場」という計り知れないくらい大きい対価をもたらした。アートにはそんな力があるし、前衛を受け入れる懐を自ら作り出したからこそ、現在アメリカ立ち位置がある。兆規模の市場から得られる税収は、控えめに言ってもバカにできないはずだ。

アートの受容と活性化は、普段アートに触れない人にも価値がある。少しでもみんなのアートに対する誤解が解けることを願ってやまない。

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