れいわ新選組の八幡愛衆院議員(37)が18日、衆院厚労委員会で議員に当選してから初の質問に立った。

 緊張した面持ちの八幡氏は「人生で初めての質問です。私たちれいわ新選組は生きているだけで価値がある社会を目指すという理念を結党当時から掲げている。国民の皆さまの思いを背負って、しっかりと仕事をしていきたい」と切り出し、その後は新人議員らしからぬ立て板に水のように質問を次々と投げかけた。

 今井絵理子内閣府政務官(41)と相対する場面もあった。能登半島地震における災害関連死が多く出ていることに政府側の対応を問いただした際には今井氏が答弁に立ち、「仮設住宅等での入居者の見守り、健康管理、デイサービス等を提供するサポート拠点の整備などで、被災者の支援に全力で取り組んでいきたい」と回答した。

 これに八幡氏は「私自身も自戒を込めて言うが、こうやってやり取りしていると、私たちはどうしても数字とか情報だけでとらえてしまうが、受け止めて流してしまうのではなく、しっかりと一人ひとりの人生があったんだなということを頭に入れながらやっていきたい。今井絵理子政務官にもそうなってほしい」と呼びかけ、今井氏も大きくうなずいた。

 続けて八幡氏は「私は小学生の時に今井絵理子政務官にあこがれていたので、このような形でお会いできるとは思っていなかった。これも何かの縁ですので、私たちのような世代が先頭を切って、被災地支援をやっていけるように一緒にやっていきましょう。石破総理にも予算つけて、マンパワーを出してくれと、しっかり言っといてください」と注文をつけることも忘れていなかった。