き【×簋】
き
き
[助動][(せ・け)|○|き|し|しか|○]活用語の連用形に付く。ただし終止形はカ変動詞には付かず、連体形・已然形は、カ変動詞の未然形・連用形、サ変動詞の未然形に付く。話し手または書き手の過去の直接経験を回想的に表す。…た。…たなあ。
「頼め来し人をまつちの山風にさ夜更けしかば月も入りにき」〈新古今・雑上〉
[補説] 未然形の「せ」「け」は上代に「せば」「けば」「けく」の形で用いられ、「せば」は中古の和歌にも見られる。「け」「き」はカ変動詞から、「せ」「し」「しか」はサ変動詞から出たものという。カ変連用形からの接続形「きし」「きしか」という形が見られるのは中古からであるが、「きし」は「きし方(かた)」だけ、「きしか」は「着しか」の掛け詞としたものだけであるところから、「きし」を動詞「く(来)」の連用形に、完了の助動詞「ぬ」の連用形、過去の助動詞「き」の連体形の付いた「きにし」の音変化「きんし(じ)」の撥音無表記であるとして、カ変動詞の連用形からの接続を認めないという説もある。同じ過去の助動詞「けり」が伝承した過去を回想するのに対し、「き」は確実な過去の事実を回想する。→ありき
き
き【亀〔龜〕】
き【企】
読み方:き
[名のり]もと
き【伎】
き【×几】
き【×几】
き【▽匹/×疋】
き【×卉】
き【危】
き【危】
読み方:き
1 あやういこと。あぶないこと。
き【喜】
読み方:き
[音]キ(呉)(漢) [訓]よろこぶ
1 よろこぶ。よろこび。「喜悦・喜色・喜怒哀楽/歓喜・狂喜・驚喜・欣喜(きんき)・随喜・悲喜・一喜一憂」
[名のり]たのし・のぶ・はる・ひさ・ゆき・よし
き【器】
読み方:き
[音]キ(呉)(漢) [訓]うつわ
1 入れ物。また、一定の形に作られた道具。「楽器・機器・凶器・銀器・磁器・漆器・什器(じゅうき)・食器・土器・陶器・鈍器・武器・名器・容器・利器」
2 生物体で、特定の働きと形を持つもの。「器官/性器・臓器」
[名のり]かた
き【▽城/▽柵】
き【基】
き【基】
読み方:き
[名]化学反応の際、一つの原子のように、ある化合物から他の化合物に移動することのできる原子団。原子団の名称に付して用いる。水酸基・メチル基・燐酸(りんさん)基など。基のうちイオンになりやすいものは根(こん)ともいう。
き【基】
読み方:き
[632〜682]中国、唐代の僧。長安の人。法相(ほっそう)宗の開祖。玄奘(げんじょう)の弟子となり、師に従って「成唯識論(じょうゆいしきろん)」の訳経に協力、のち解釈を加えて「成唯識論述記」「大乗法苑義林章」などを著す。慈恩大師。基法師。窺基(きき)。
き【▽埼】
き【奇】
読み方:き
[常用漢字] [音]キ(漢) [訓]あやしい くし くすし あやに
1 普通とは違っている。珍しい。「奇異・奇行・奇習・奇人・奇抜・奇妙/好奇・新奇・珍奇」
2 普通の知識では割り切れない。不思議だ。あやしい。「奇怪・奇術/怪奇・伝奇・猟奇」
3 普通の程度をはるかに超えてすぐれている。「奇観・奇才・奇勝・奇特」
[名のり]あや・くす・すく・より
き【奇】
き【▽姫】
き【×嬉】
き【季】
読み方:き
[音]キ(呉)(漢) [訓]すえ
1 春夏秋冬のそれぞれの時節。シーズン。「季候・季節/雨季・夏季・乾季・四季・冬季」
2 四季のそれぞれの終わり。また、一時期の終わり。「季春・季世/節季」
[名のり]とき・とし・ひで・みのる
き【季】
き【寄】
き【▽寸】
読み方:き
[接尾]
1 古代における長さの単位の一。後世の曲尺(かねじゃく)の寸(すん)に相当する。
「御歯の長さ一—(ひとき)」〈記・下〉
2 古く、馬の丈(たけ)を測るのに用いる語。4尺を基準とし、それより1寸、2寸、…8寸と高ければ、それぞれ「ひとき」「ふたき」…「やき」といい、9寸以上は「丈に余る」という。また、3尺9寸は「かえりひとき」という。
き【岐】
き【▽崎】
読み方:き
[音]キ(漢) [訓]さき みさき
〈キ〉
き【己】
読み方:き
⇒こ
き【己】
き【希】
き【帰〔歸〕】
読み方:き
[音]キ(呉)(漢) [訓]かえる かえす
1 もとの所に戻る。かえる。「帰還・帰京・帰国・帰宅・帰路/回帰・不帰・復帰」
き【幾】
き【忌】
読み方:き
1 いやなこととして避ける。恐れはばかる。「忌諱(きき・きい)・忌憚(きたん)・忌避/禁忌・嫌忌・猜忌(さいき)」
2 死者の命日。「忌日(きにち)/遠忌(おんき)・年忌・一周忌・桜桃忌・三回忌」
き【忌】
き【×悸】
き【×愧】
き【×揆】
き【×揆】
き【揮】
き【旗】
読み方:き
[音]キ(漢) [訓]はた
〈キ〉
1 はた。「旗下・旗幟(きし)・旗手/錦旗・軍旗・校旗・国旗・戦旗・弔旗・反旗・半旗」
〈はた(ばた)〉「旗色・旗印・旗本/赤旗・白旗・手旗・一旗」
[名のり]たか
き【既】
き【×暉】
き【期】
読み方:き
[音]キ(漢) ゴ(呉)
〈キ〉
1 区切られた一定の時間。「期間・期末/会期・学期・漁期・刑期・次期・周期・初期・前期・長期・定期・冬期・任期・末期・満期・無期・思春期・四半期・農繁期」
き【期】
き【木/▽樹】
読み方:き
1 地上部の茎が木質化している植物。樹木(じゅもく)。「—を植える」「—の枝」
2 建物・器具などの材料として使えるようにした用材。木材。「—の机」
3 (「柝」とも書く)歌舞伎・人形浄瑠璃・相撲などで用いる拍子木。開幕・閉幕などの合図に用いる。
[下接語] 青木・荒木・植木・埋め木・末(うら)木・老い木・冠(かぶ)木・唐(から)木・枯れ木・草木・朽ち木・頸(くび)木・黒木・挿し木・下木・白(しら)木・雑木・立ち木・垂(たる)木・乳切(ちぎ)り木・接ぎ木・積み木・取り木・生(なま)木・並木・生(な)り木・庭木・鉢の木・幅木・肘(ひじ)木・冬木・古木・曲げ木・丸木・瑞(みず)木・本(もと)木・割り木(ぎ)赤木・網代(あじろ)木・浮き木・受け木・腕木・埋もれ木・枝木・雄(お)木・押さえ木・親木・笠(かさ)木・形(かた)木・堅木・鰹(かつお)木・雁(がん)木・木木・経(きょう)木・差し木・算木・軸木・締め木・正真木・心(しん)木・滑り木・炭木・隅木・擂粉(すりこ)木・添え木・杣(そま)木・台木・千(ち)木・付け木・爪(つま)木・釣り木・常磐(ときわ)木・年木・止まり木・止め木・苗木・流れ木・新(にゅう)木・鼻木・版木・板(ばん)木・拍子木・榾(ほた)木・枕(まくら)木・股(また)木・棟(むな)木・雌(め)木・横木・寄せ木・連木・若木
き【机】
読み方:き
[音]キ(呉)(漢) [訓]つくえ
〈キ〉
き【×杵】
き【棄】
き【棋】
き【棋/▽碁/×棊】
き【機】
読み方:き
[音]キ(漢) [訓]はた
〈キ〉
2 細かい部品の組み合わせで働く仕掛け。からくり。「機械・機関・機器/印刷機・発動機」
6 物事の起こる兆し。きっかけ。「機運・機縁・機会/逸機・危機・契機・好機・時機・待機・転機」
[名のり]のり
き【機】
読み方:き
[名]
1 物事の起こるきっかけ。また、物事をするのによいおり。機会。時機。「—を見る」「反撃の—を逸する」
き【毀】
き【×毅】
き【気〔氣〕】
読み方:き
[音]キ(漢) ケ(呉)
〈キ〉
2 ガス体。「気圧・気化・気体/外気・換気・空気・香気・湿気・臭気・瘴気(しょうき)・蒸気・冷気」
3 天地間に生じる自然現象。「気温・気候・気象/磁気・暑気・天気・電気・陽気」
4 宇宙と人間の根底にあるとされるエネルギー。生命の活力。「運気・元気・正気(せいき)・生気・精気・病気」
5 精神・感情の働き。「気質・気性・気分/意気・陰気・鋭気・狂気・血気・根気・才気・士気・正気(しょうき)・短気・稚気・怒気・平気・本気・勇気」
6 何か特有のようす。「気運・気味/鬼気・景気・語気・妖気(ようき)・霊気・雰囲気」
〈ケ〉
2 心の働き。気持ち。「気色(けしき)/嫌気・俗気・毒気・山気・若気(わかげ)」
3 ようす。「気配/油気・色気・金気(かなけ)・産気・土気(つちけ)・人気(ひとけ)・水気(みずけ)」
[名のり]おき
[難読]呆気(あっけ)・噯気(おくび)・気質(かたぎ)・気障(きざ)・健気(けなげ)・若気(にやけ)・惚気(のろけ)・呑気(のんき)・暢気(のんき)
き【気】
読み方:き
㋑意識。「—を失う」
㋖あれこれ考える心の動き。心遣い。心配。「どうにも—になる」
㋗物事にひきつけられたり、人を恋い慕ったりする気持ち。興味。関心。「彼女に—がある」
㋘何かをしようとする、また何かしたいと思う心の動き。つもり。「どうする—だ」「やる—がある」
2 天地に生じる自然現象。空気・大気や、水蒸気などの気体。「山の—」
3 あたりに漂う雰囲気。心に感じる周囲のようす。「陰鬱(いんうつ)な—が漂う」
き【汽】
き【×熙】
き【▽牙】
き【生】
き【畿】
き【×癸】
き【着】
き【▽碁】
き【×磯】
き【祈】
き【×禧】
き【×稀】
き【×窺】
き【×箕】
き【×箕】
き【紀】
読み方:き
[音]キ(呉)(漢) [訓]のり しるす
1 筋道をきちんと立てたおきて。「紀律/官紀・軍紀・校紀・綱紀・風紀」
2 筋道や順序を追って整理・記録する。「紀行・紀要・紀伝体」
3 順序を追って記録した文書。また、歴史書のうち、特に帝王の一代の事柄を記したもの。「本紀(ほんぎ)」
[名のり]おさ・こと・すみ・ただ・とし・もと
き【紀】
き【紀】
読み方:き
姓氏の一。
[補説] 「紀」姓の人物
紀女郎(きのいらつめ)
紀海音(きのかいおん)
紀貫之(きのつらゆき)
紀時文(きのときぶみ)
紀友則(きのとものり)
紀内侍(きのないし)
紀長谷雄(きのはせお)
紀淑望(きのよしもち)
き【×綺】
き【×綺】
き【×羈】
き【▽肌】
き【×葱】
き【×葵】
き【規】
き【記】
読み方:き
[音]キ(呉)(漢) [訓]しるす
1 事柄を書き留める。「記載・記事・記者・記述・記入・記録/誤記・左記・速記・注記・登記・筆記・表記・併記・明記」
3 事柄をしるした文書。「私記・実記・手記・戦記・伝記・日記」
[名のり]とし・なり・のり・ふさ・ふみ・よし
き【記】
き【×詭】
き【貴】
読み方:き
[音]キ(呉)(漢) [訓]たっとい とうとい たっとぶ とうとぶ
1 価値・身分が高い。「貴顕・貴族・貴重・貴賓・貴金属・貴公子/高貴・尊貴・富貴」
き【貴】
読み方:き
[接頭]
1 人や人の集団を表す言葉に付いて、身分・位・家柄などが高いことを表す。「—公子」「—夫人」「—族」
き【起】
読み方:き
[音]キ(呉)(漢) [訓]おきる おこる おこす たつ
1 おきあがる。高くせりあがる。「起居・起床・起伏・起立/突起・勃起(ぼっき)・躍起・隆起」
2 仕事・活動を始める。おこす。「起工・起訴・起草/喚起・継起・決起・惹起(じゃっき)・想起・提起・奮起・発起」
3 物事の始まり。「起因・起句・起源・起点/縁起(えんぎ)」
[名のり]おき・かず・ゆき
き【起】
き【×跪】
き【軌】
き【軌】
き【輝】
き【▽酒】
き【飢】
き【×饑】
き【騎】
き【騎】
き【×驥】
き【×驥】
き【鬼】
き【鬼】
き【×麾】
き【黄】
寸
柵
紀
綺
耆
貴
驥
キ
東京方言 | 意味・用例等 |
キ | き |
己
木
木
木
木
キ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/27 15:01 UTC 版)
キ、き、夔、気、气、岐、杞、姫、喜
- き - 日本語の仮名。
- キ (称号) - 4世紀までの古代日本における男子首長の称号。ギ。
- キ (メソポタミア神話) - メソポタミア神話の女神。
夔
気・气
生命力や聖なるものとして捉えられた息や風。
- 気 (中国) - 中国思想や道教や中医学(漢方医学)などの用語。
- 気功 - 中国伝統の民間療法、代替治療。
- 気 (チベット医学) - チベット医学における気。Lung。
- 気息 - サンスクリットで呼吸、息吹などを意味する「プラーナ」(梵: प्राण、prāṇa)の訳語。
- 気 (ドラゴンボール) - 鳥山明の漫画『ドラゴンボール』、ならびにそれを原作としたアニメなどにおける体内エネルギーの概念。
- (上記のものを感じることから)気配・傾向。
- 気分・雰囲気・意識。
- 气部 - 部首。
岐
- 岐 - 中国五代十国時代に鳳翔を中心に現在の陝西・甘粛・四川の一部地域を支配した国。
杞
姫
- 姫 (姓) - 漢姓。姫姓、姫氏。
喜
関連項目
キ(キレンジャー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/28 08:54 UTC 版)
「ひみつ戦隊ゴレンジャーごっこ」の記事における「キ(キレンジャー)」の解説
自宅は大岩肉店。肥満体の少年。食欲の塊でスケ兵衛の全裸を見ても食べ物しか思い浮かべない。よくカレーハウス・ゴンでカレーを食べている。
※この「キ(キレンジャー)」の解説は、「ひみつ戦隊ゴレンジャーごっこ」の解説の一部です。
「キ(キレンジャー)」を含む「ひみつ戦隊ゴレンジャーごっこ」の記事については、「ひみつ戦隊ゴレンジャーごっこ」の概要を参照ください。
キ
亓
亓 |
|
僛
僛 |
|
厬
厬 |
|
嘰
夔
屺
岓
岓 |
|
峞
巙
庪
庪 |
|
徛
徛 |
|
樻
樻 |
|
歖
歖 |
|
淇
溈
溈 |
|
滊
潙
眭
睎
穖
穖 |
|
簋
蘄
蘎
蘎 |
|
虁
虁 |
|
蟢
譭
豨
鄈
驥
麂
麒
麒 |
「キ」の例文・使い方・用例・文例
- この橋から上流へ3キロのところに村がある
- 2キロ上流の滝
- 自転車のブレーキを調整してもらった
- 彼のスキーの腕前は彼の友人みんなの称賛の的だった
- 私たちは晴天を利用してハイキングに行った
- セキュリティ勧告
- ヤンキースが2点リードしている
- アルペンスキー
- メキシコシティーは海抜2,240mにある
- テキサスの夜はいつも星が明るく輝いている
- 彼はテレビの全国ニュースのメインキャスターをしている
- ウイスキーのソーダ割り
- ケーキはいくらか残っていますか
- 少しでもケーキを食べたら,ひどい目にあわせるよ
- 彼はケーキを全部食べたのでもう少しも残っていない
- 今度の週末は雨かもしれないけど,とにかくキャンプに行こう
- 彼女はブレーキをかけたが間に合わなかった
- 人々は,世界がパンケーキと同じように真っ平らであると信じていた
- 休暇にグアムに行きたかったが,実際のところは,ここにキャンプに行ければ幸運だ
- キャプテンはチームのメンバーを集めた
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