本項ではWii U用ソフト『ヨッシー ウールワールド』と、移植版のニンテンドー3DS用ソフト『ポチと! ヨッシー ウールワールド』の両方を紹介します。
判定はどちらも「良作」です。
【よっしー うーるわーるど】
ジャンル | アクション | ||
対応機種 | Wii U | ||
発売元 | 任天堂 | ||
開発元 | グッド・フィール | ||
発売日 | 2015年7月16日 | ||
価格 |
【通常版】5,700円 【amiiboセット】7,000円(全て税別) |
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レーティング | CERO:A(全年齢対象) | ||
周辺機器 | amiibo対応 | ||
判定 | 良作 | ||
ポイント |
素晴らしいグラフィックと世界観 タイトル通り『毛糸のカービィ』の系譜 内容自体は良くも悪くも『アイランド』を継承 amiiboを含めれば100以上の多彩なヨッシー |
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ヨッシーシリーズリンク |
据置機ではN64の『ヨッシーストーリー』以来、18年ぶりのヨッシーが主役のゲーム。
コナミの『がんばれゴエモンシリーズ』開発チームの中心スタッフが設立した会社グッド・フィールが開発を担当した。
~なかまを助けるためにうばわれた毛糸を探し出そう!~
カメックの魔法により、バラバラの毛糸にされてしまったヨッシーたち。
その魔法をとくカギはちらばってしまった毛糸を見つけ出すことただひとつ。
コースにある毛糸を集めていくとどんどんヨッシーが復活。
あみぐるみヨッシーがなかまたちを助け出す冒険がいま、はじまります。
(公式サイトより)
操作性は『ヨッシーアイランドシリーズ』のものを引き継いでいる。ふんばりジャンプやヒップドロップも健在。タマゴが毛糸玉に変わりはしたが、照準を定めて発射、という具合に扱い方は一緒。そのため、本作を『ヨッシーアイランドシリーズ』に属する作品と見なして差し支えないだろう。
従来のようにベビィマリオを背負うことはなくなったため、単純にライフがなくなるか、落とし穴に落ちるか等によってミスとなる。
これらに加え、コースをゴールした際のライフも記録され、ライフが最大(20)のとき最大得点になる。
なお、今作ではベビィマリオがいないため、回復アイテムは「スターのおまもり」から「ハート」に置き換わっている。
これら4つの要素を各コースでコンプリートすればコースに金の星がつく。隠し要素(異なった柄のヨッシーとスペシャルコース)を出すにはスペシャルフラワー及びクラフトウールだけ収集すれば十分であり、全コースに金の星がついても特に何か隠し要素が解放されるわけではない。
ヨッシーは「クラフトアイランド」という島を拠点として、6つのワールドを攻略していく。クラフトアイランドには以下の施設がある。
インターネットに接続中は他のプレイヤーが「あみぐるMii」として島に現れ、Miiverseに投稿されたメッセージを見られる(現在はサービス終了)。
また、島の中央には大きな毛糸玉があり、全てのコースでスペシャルフラワーをコンプリートすると…?
マリオシリーズのように万人受けを目指したゲーム。独創性は少ない反面粗もほとんど無いため、安心してプレイに臨めるゲームである。
同じ毛糸モチーフの『毛糸のカービィ』とは異なり従来のヨッシーシリーズとほとんど変わらない感覚で遊べるので、シリーズファンにも躊躇なく薦めることができる。
ヨッシーシリーズは評価の高かった初代『アイランド』以降は芳しくない評価を受ける作品が多かったが、
本作は温かみのある世界観と万人向けの難易度の両立により、『アイランド』への原点回帰に成功したといえる。
+ | 最終コースの小ネタ |
【ぽちと よっしー うーるわーるど】
ジャンル | アクション | ||
対応機種 | 3DS | ||
発売元 | 任天堂 | ||
開発元 | グッド・フィール | ||
発売日 | 2017年1月19日 | ||
価格 |
【通常版】5,076円 【amiiboセット】7,370円(全て税込) |
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レーティング | CERO:A(全年齢対象) | ||
周辺機器 | amiibo対応 | ||
判定 | 良作 | ||
ポイント |
初心者に対する救済措置がさらに充実 自分だけのヨッシーを作れる機能を追加 |
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ヨッシーシリーズリンク |
+ | そして、苦戦しながら全コースをプラチナにすると...ネタバレ注意 |
万人向けの難易度や安定した操作性、暖かな世界観はそのままに、ビーズを稼げる「ドッグラン」や「ヨッシーシアター」、Wii U版のエンジョイモードよりも強化された「パタパタヨッシー」といった要素が追加されたことで、低年齢層やアクションゲームが不得意な人でもよりクリアしやすくなった。
徹底したサポートで、さらにゲーム初心者にとってのハードルを下げた良移植といえる。
*1 ルーレットが外れても、ほんの少しだがビーズは貰える。
*2 そのため、今作のヒップドロップはむしろボディプレスのような動作になっているが、ゲーム内での表記は変わらず「ヒップドロップ」。
*3 ファイル1で始めた場合。ファイル2ではピンクと赤、ファイル3では水色と赤のヨッシーが初期キャラとなる。
*4 これはエンジョイモードでプレイしている時のみ使える。
*5 『New』では「スターのおまもり」「赤コイン」「スペシャルフラワー」の採点が分割されたものの、それぞれ満点を取るにはやはり1周で全て集める必要があった。
*6 「口に含んだ敵を飲み込んで毛糸玉にする」動作も同じく下入力だが、こちらは空中でも問題なく行える。
*7 目元と頬・鼻・後頭部のでっぱり・右手・左手・胴体・鞍・右足・左足、の9箇所。
*8 敵を飲み込んでも何も起こらないし、過去作のタマゴブロックに該当する毛糸玉ボックスを叩いても何も出ない。ただし、口に含んだ敵を毛糸玉として吐き出すことは可能。
*9 もう一度タッチすれば再び出てくる。