トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事 【社会】 「悪役」吉良上野介、別の顔 「当主3代日記」解読、出版 2013年9月30日 16時03分 出版された「吉良家日記」を手にする水村民之さん=愛知県西尾市で 赤穂浪士の討ち入りで命を落とした吉良上野介義央(こうずけのすけよしひさ)(1641~1702年)までの吉良家当主3代が書き残した「吉良家日記」を、愛知県西尾市が出版した。宮内庁の所蔵資料を基に合併前の旧吉良町時代から4年がかりで解読・編さん。朝廷とのやりとりなど具体的な職務内容が記されており、時代劇の「忠臣蔵」などでとかく悪役にされがちな吉良家の実像を伝える資料となりそうだ。 幕府の儀式をつかさどる「高家(こうけ)」を務めた吉良家の当主3人が、職務遂行の記録として残した。義央の先々代の1609(慶長14)年から討ち入りのあった1702(元禄15)年までの94年分で、宮内庁の資料