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ブックマーク / www.tokyoartbeat.com (21)

  • 『ホドロフスキーのDUNE』未完の超大作SF映画

    絵コンテや設定資料が掲載されたは、資金集めの為に各映画製作会社に配られた 不条理な世界が産んだカルト映画の開祖、ホドロフスキー監督 1970年代のアメリカの若者たちに多大な影響を与えた”ミッドナイト・ムービー”の存在を知っているだろうか。深夜のミニシアターで流されるカルト映画は、不条理な時代を反映するだけにとどまらず、時代の先をも切り開いて行き、アメリカのミニシアターから世界のスクリーンへと広がっていった。深夜にしか流すことのできなかった、アンダーグラウンドでカウンターだった当時の表現は、知らないうちに太陽の下の日常にいきづき、21世紀を生きる私たちのメインストリームとなっている。そんな現在の私たちの文化を担っているミッドナイト・ムービーの黎明期を切り開いたのが、映画『エル・トポ』でも知られるチリ出身アレハンドロ・ホドロフスキー監督。彼は公開こそされなかったが、いや、公開されなかったから

    『ホドロフスキーのDUNE』未完の超大作SF映画
    saz_go
    saz_go 2013/12/03
    見たい
  • 夏休み企画:あなたもメディア・アーティスト!? 大人の夏にも、自由研究!

    いま音楽や広告とのコラボレーションでも注目を浴びる機会の多いメディア・アート。展覧会で見ると、エレクトロニカルで格好よく神秘的な印象ですが、見ても仕組みは全くわからないし、素人には到底作れそうもない……と思われる人も多いでしょう。でも、これが作れたら素晴らしいですよね。 そんなあなたのために、今回は少しの工作※とプログラミング※※で作れる、メディア・アートの作り方をご紹介します! 初級編から特別編まであるので、レベルに合った作品を選んでチャレンジしてみてください。 ※主に電子工作。抵抗器などの電子部品や銅線を使って回路を作ったり、はんだ付けをします。 ※※プログラミングとは、PCでプログラミング言語を打ち込んで、機械に動作の内容を記録させることです。 ★★☆☆☆ 【初級編】まずはじめは、これを買うべし!便利なスターターキット キットの作品の一例「Color Mixing Lamp」。DSC

    夏休み企画:あなたもメディア・アーティスト!? 大人の夏にも、自由研究!
  • いつもと違う時間、場所を過ごすための朝食会

    photo: hosokawa hironobu 残暑が厳しいこの季節、早く起きてしまったり、いつもとちょっと違う朝ごはんをべたい、なんてことありませんか。今回ご紹介するのは、8月から行われている朝イベント「『L AND PARK』でgood morning ~たとえば、いつもより早く起きてモーニングをべてみるとする~」です。 会場は、昨年度オープンした、としまアートステーション「Z」。 ここは東京メトロ雑司が谷駅直結、都電鬼子母神前駅近くの豊島区立千登世橋教育文化センター地下1階にあります。「としまアートステーション構想」は、豊島区内で創作活動をしている人たちをつなげる機会やサポートする取り組みとして、このとしまアートステーション「Z」を拠点にいくつものアートプロジェクトやイベントを開催してきました。 参加アーティストのひとり、コスチューム・アーティストのひびのこづえさんは、舞台衣

    いつもと違う時間、場所を過ごすための朝食会
  • レム・コールハース × 南條史生<br />今、なぜ〈メタボリズム〉なのか?

    書籍『Project Japan』世界先行発売を記念したトークイベントでの模様を中心に<br /> 現代から、メタボリストたちの時代を振り返る 『メタボリズムの未来都市展:戦後日・今甦る復興の夢とビジョン』展示風景, 森美術館 Photo: Rie Yoshioka 森美術館での『メタボリズムの未来都市展:戦後日・今甦る復興の夢とビジョン』と時期を同じくして、現代を代表する建築家レム・コールハース氏が、メタボリズムについての書籍『Project Japan』(英語版)を10月28日に刊行する。(日語版は平凡社より2012年2月に発売) 森美術館で開催されたシンポジウム前日の9月17日には、来日中のコールハース氏と、森美術館館長の南條史生氏が『Project Japan』世界先行発売を記念して、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIにてトークイベントを行った。筆者はそのイベントに

    レム・コールハース × 南條史生<br />今、なぜ〈メタボリズム〉なのか?
  • 第4回恵比寿映像祭 「映像のフィジカル」 (東京都写真美術館)

    ウィリアム・ケントリッジ、サラ・モリス、ジョナス・メカス、大木裕之、エキソニモ、ユェン・グァンミン、伊藤隆介、前沢知子 他 恵比寿映像祭では、第1回以来、「映像とは何か?」という問いに対し考えうる答えを、毎回ひとつのテーマとして掲げ、企画の出発点としてきました。しかし、日社会そのものをも揺るがす大災害に見舞われてまだ一年足らずしかたたないうちに、どのような祝祭の場を創出するかを思い描くことは、容易な作業ではありませんでした。人々の感情や精神をおきざりにするほど圧倒的な映像、そして、映像を成り立たせている物理的な基盤の脆(もろ)さの露呈――、そうした現状に直面するなかから、ようやくたどり着いた唯一の手がかりが、「映像はフィジカルなもので(も)ある」という、考えてみればあたりまえの答えでした。今だからこそ、シンプルすぎるほどの原点に立ち返ることからはじめたい。そしてそこからなら、逆にもう一度

    第4回恵比寿映像祭 「映像のフィジカル」 (東京都写真美術館)
  • 『松井冬子展 — 世界中の子と友達になれる —』

    メディアへの露出も多く、新進気鋭作家として現在最も注目される画家のひとりである松井冬子。展は、公立美術館における待望の大規模個展です。 2006年には、同館で開催された『日×画展 しょく発する6人』にて、日の古典絵画が受け継いできた美意識や主題、様式、技法などのうち、近代になって「日画」の概念が成立する過程で捨て去られたものに、新たな価値や創作のてがかりを見いだし制作にとりくむ若手のひとりとして紹介されました。展では、日の古典絵画の技法に表現上の魅力と可能性を見いだし、彼女がどのように自らの表現を突き詰めてきたか、その軌跡をなぞりながら、独創的な世界を堪能することができます。 作品群に共通するテーマは「現代社会が抱える病である」と彼女は述べています。たしかに、新作を加えた約100点ものボリュームがある展示を前にすると、強烈な負の力に圧倒されてしまうでしょう。しかし、そこから逃

    『松井冬子展 — 世界中の子と友達になれる —』
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    saz_go 2012/01/13
    わりと好み…っと、中の人がキレイでびっくり。
  • 「谷中妄想カフェ~ちょうちんもってちょっとそこまで~」

    夏の電力不足に対する節電への取り組みが7月に入り、いよいよ格的になりました。早朝の涼しい時間から仕事を始めるサマータイムを導入する企業や、月の残業を全廃する企業も。いつもとは違う夏に、なんだか気疲れしていませんか? でも、ちょっと考え方を変えてみれば、毎日仕事が早く終わるなんて、今年はいつも以上に夏の夜を満喫できるチャンスですよ! さぁさぁ、まっすぐ家に帰らずに、会社帰りの寄り道、楽しんでみませんか? そうはいっても「会社帰りの寄り道」で、思いつくのは飲みに行くか、TAB読者であれば、夜間開館している美術館くらいなもんで……。 せっかくの夏なんですから、いつもと同じでは少しもったいない気がしますよね。そんな皆さんにお勧めしたいのが、「谷中妄想カフェ~ちょうちんもってちょっとそこまで~」。 このイベントは、ナビゲーターと共に、ちょうちん片手に谷中の街をめぐる、少人数制の夜の散歩ツアーです。

    「谷中妄想カフェ~ちょうちんもってちょっとそこまで~」
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    saz_go 2011/09/04
    カヤバ珈琲!
  • 八谷和彦の見せる世界のひろげかた「魔法かもしれない。」展

    視聴覚交換マシン体験ワークショップ風景 埼玉県川口市にある、SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ミュージアムで、八谷和彦による展覧会が開催されている。 メールソフト「ポストペットPostPet」の発案者として知られる彼は、4月18日(発明の日)生まれであることから、発明系アーティストとして紹介されることもある。 これまで、「風の谷のナウシカ」に登場するメーヴェの模型など物語に登場する装置を実際に作るというプロジェクトや、コミュニケーションをテーマとした作品を制作してきた。なかでもメーヴェは、実際に飛行できる「パーソナルジェットグライダー」を作るという「OpenSkyプロジェクト」の一環として作られた作品で、このプロジェクトは、最終的にきちんと飛行機として機能する機体の完成を目指し現在も進行中だ。 http://www.petworks.co.jp/~hachiya/works/Open

    八谷和彦の見せる世界のひろげかた「魔法かもしれない。」展
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    saz_go 2011/07/17
  • ハロー, ニュートーキョー!「墨東まち見世2010」をめぐる

    東京文化発信プロジェクトとTABがタイアップしてお届けするシリーズ記事。第5弾は、昭和の風情が残る路地のまち・墨東エリア* で行われている地域アートプロジェクト「墨東まち見世2010」を紹介します。10月2日から11月23日までのメイン会期中には、作品展示やまちあるきなど多彩なプログラムが展開されています。 下町の風情を残しながらも新しい東京の景色を見せるまちを舞台にした地域アートプロジェクトの見所を紹介します。[吉岡理恵] *「墨東まち見世2010」では、隅田川と荒川、東京スカイツリーのすぐ横を流れる北十間川によって囲まれた、墨田区の北半分を占める地域を「墨東(ぼくとう)エリア」と呼んでいます。 この街に来ると、帰るころにはまちに酔う。脈々とまちが受け継いで刻んできた時間に巻かれてしまう。 迷路のように入り組んだ路地が多く残っていたり、商店街では昔ながらのスタイルでお店が軒を連ねていたり

    ハロー, ニュートーキョー!「墨東まち見世2010」をめぐる
  • アントワープ王立美術館コレクション展 ~アンソールからマグリットへ ベルギー近代美術の殿堂~

    現在、東京オペラシティアートギャラリーで開催中の「アントワープ王立美術館コレクション展」。ベルギー近代画家の油彩画70点が展示されている。 3大巨匠のルネ・マグリット、ポール・デルヴォー、ジェームズ・アンソールをはじめとした39作家による、19世紀末~第二次世界大戦前にかけての作品だ。 展示の構成は四章:「アカデミスム、外光主義、印象主義」「象徴主義とプリミティヴィスム」「ポスト・キュビスム:フランドル表現主義と抽象芸術」「シュルレアリスム」。 アカデミックな構成に厳粛さもあるが、気ままに展示室の奥へ進んでいっても、気になる絵画の前で自然と立ち止まっていた。いくつか紹介してみよう。 レオン・スピリアールト 《海辺の女》1909年 レオン・スピリアールトの数枚の絵は、そのミステリアスな青色に目が止まった。煤(すす)のように黒ずんだ青。真っ黒に見える部分や、緑が混じっている部分……謎めいた色彩

    アントワープ王立美術館コレクション展 ~アンソールからマグリットへ ベルギー近代美術の殿堂~
    saz_go
    saz_go 2010/08/25
    レオン・スピリアールトがすごくいい。
  • 建築はどこにあるの?

    現在東京国立近代美術館にて開催されている「建築はどこにあるの?」。出品しているのは、伊東豊雄、鈴木了二、内藤廣、アトリエ・ワン、菊地宏、中村竜治、中山英之、の7作家である。また展は来場者は一定の条件内で撮影が可能であり、 写真投稿サイトFlickr(フリッカー)に投稿できる。閉塞的な美術館という場所において来場者が撮影した画像をウェブ上でオープンにし、潜在的な来場者数を開拓する意図であろうが、これらの画像は展覧会のタイトルに対する鑑賞者の一つの答えと捉えることも可能であろう。 中村竜治 《とうもろこし畑》 2010年©ryuji nakamura architects co.,lyd. 会場に入るとまず圧倒されるのが中村竜治による構築物である。非常に微細な線で均質に配列されたグリッドが増幅を繰り返し、視覚的な効果が十分に味わえるサイズである。建築の基中の基、構造というものがむき出しに

    建築はどこにあるの?
  • ロトチェンコ + ステパーノワ 「ロシア構成主義のまなざし」 (東京都庭園美術館)

    20世紀初め、芸術革新の機運がヨーロッパのあちこちで起こります。ロシアも例外ではありません。1910年代半ばには、具体的な対象がまったく描かれない、いわゆる「無対象絵画」を制作したカジミール・マレーヴィチ(1878-1935)や、木や鉄やガラスなどの素材を組み合わせ、レリーフ状の作品を制作したウラジーミル・タトリン(1885-1953)の手で、西欧諸国以上に過激な作品が生まれてきます。1917年に勃発したロシア革命は、さらにこの動きに拍車をかけます。ボリシェヴィキによる革命は専制政治を打ち倒し、労働者と農民の手に権力を奪取し、新しい社会を作ろうとするもので、世界中に衝撃を与えました。芸術家たちもそうした時代に呼応するかのように、芸術の革命を目指し、突き進んでいったのです。 かれらは絵画の革新を推し進める一方で、芸術の世界のみに閉じこもることなく、生産の現場とつながり、積極的に社会と関わり、

    ロトチェンコ + ステパーノワ 「ロシア構成主義のまなざし」 (東京都庭園美術館)
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    saz_go 2010/05/25
    ロシア構成主義!~6/20
  • 東京・丸の内に三菱一号館美術館がオープン

    三菱一号館美術館の入り口外観。丸の内の一等地に立つ。 4月6日、東京・丸の内に三菱一号館美術館がオープンした。 現在、開館記念展の第一弾として「マネとモダン・パリ」展が7月25日まで開催されている。 「三菱一号館」は、1894年に英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計され、三菱が建設した建造物。1968年に解体されたのだが、今回当時の設計に基づいて復元したものが「三菱一号館美術館」だ。 40年あまりを経て復元された建造物は、当時の一部の部材を再利用したり、製造方法や技術も再現されているという。 開館にあたって美術館館長の高橋明也氏があいさつ。自身もマネのファンで、個人所蔵する史料も展示されているという。 3階建てのこの美術館は、復元した暖炉など内装も特徴的だ。さほどそれぞれのフロアの天井高が高いわけでもないが、いくつもの小部屋が別れている特徴的な構造になっている。今回の回顧展のように

    東京・丸の内に三菱一号館美術館がオープン
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    saz_go 2010/04/20
    最後の写真の対比が怖い
  • ビデオインタビュー モニラ・アルカディリ「The Tragedy of Self」

    セネガル生まれの若手作家モニラ・アルカディリの個展「The Tragedy of Self」が東京都が運営するオルタナティブスペーストーキョーワンダーサイト郷で開催された。 この個展は同じく東京都が開催する公募「トーキョーワンダーウォール」の入選者100人から選抜された19人に個展を行わせるプロジェクト「TWS-Emerging」の一つである。 《The Tragedy of Self(シリーズ3)》写真、金箔、アクリル 120 x 130cm、 2009年 (c)Monira Al-Qadiri

    ビデオインタビュー モニラ・アルカディリ「The Tragedy of Self」
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    saz_go 2010/03/08
  • MyTAB Best Exibitions 2009

    MyTABユーザーが選ぶ 2009年展覧会 Best 15 今年も様々な展覧会が企画されました。イベント情報やスペースをブックマークできるMyTABで、ユーザーのリコメンドが多かった順にベスト15までを発表します! 4月4日-7月5日に開催された「万華鏡の視覚」展 森美術館展示風景 Photo: Watanabe Osamu. Photo Courtesy: 森美術館 1 万華鏡の視覚 [♥66] 2 名和晃平 「L_B_S」 [♥60] [レビュー1] [レビュー2] 2 池田亮司 +/- [the infinite between 0 and 1] [♥60] [レビュー] [長谷川祐子キュレーターインタビュー] 2 アイ・ウェイウェイ 「何に因って?」[♥60] 5 ジム・ランビー 「アンノウン プレジャーズ」 [57] 6 ネオテニー・ジャパン -高橋コレクション [54] 7 「

    MyTAB Best Exibitions 2009
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    saz_go 2010/01/11
    「万華鏡の視覚」展いきたかったなあ
  • 飯田裕之「衝動の落語」展

    美術評論家、福住廉による連続企画「21世紀の限界芸術論」vol.5 飯田裕之「衝動の落語」展がギャラリーマキにて10月16日から31日まで開催された。福住による「21世紀の限界芸術論」は、一般的な現代アートの展覧会とは違い、有名、無名を問わず、アーティストという自意識で制作活動をしている人は取り上げないことが特徴だ。 過去には、ガンジ&ガラメという福岡の繁華街の路上で「宇宙王子サンパクガン」というハリガミマンガを勝手に連載していた二人組や、高円寺で古着屋を営みながら様々なイベントを企画し、多角的な活動を展開する素人の乱に所属する山下陽光を取り上げている。 福住によると『限界芸術』とは、アマチュアが発信したものをアマチュアが受信する、あらゆる生産活動を指すそうだ。展覧会では作品を見せるというよりは、どちらかと言えば、その人物自身を紹介することが多い。トークショーやイベントを数多く企画し、彼は

    飯田裕之「衝動の落語」展
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    saz_go 2009/11/14
    「福住によると『限界芸術』とは、アマチュアが発信したものをアマチュアが受信する、あらゆる生産活動を指すそうだ。」
  • ゆるゆるがじぇっとNight! vol.02

    去る8/18(火)、GOOD DESIGN EXPO 2009のキックオフパーティと合同で開催されたゆるゆるがじぇっとNight! vol.2。チャットやテレビ通話ができるおなじみの「Skype」をはじめ、タッチで名刺交換ができるデジタルガジェット「Poken」、デジカメ用SDカードに無線LAN機能がつき、自動で写真を転送することができる「Eye-Fi」ら、新たなコミュニケーションデザインの創造をリードする企業が参加しました。 彼女の手の中にあるのが「Poken」 互いのガジェットをタッチして交換する名刺ガジェット「POKEN(ポーケン)」。氏名や連絡先に加えて、mixiやFacebookなどのSNSのアカウント情報も交換できるアイテムです。ガジェットのIDを交換する仕組みなので、名前や連絡先も随時更新できる”生きてる”名刺。 上の写真の「彼女」というのが、末永みらいちゃん。 思わず”ちゃ

    ゆるゆるがじぇっとNight! vol.02
  • 「い草」の香りをデザインする:添島勲商店

    「い草」の香りは、日の住居の独特の匂いだと言ってもいい。日の風土でしかつくり得ない良質の「い草」。日の和室、畳文化は、いつもこの香りとともに歴史を重ねてきた。だから、あらゆるものが工業化された現代においても、「い草」の香りというものは日人のDNAを刺激する。九州の地は、「い草」のメッカである。ここに丹念に「い草」製造を行う父の背を見て育った青年が、類い希な行動力と言葉の力で「い草」に新しい息吹を宿らせようと試行錯誤する人物がいる。その人とは、添島勲商店の石橋直樹氏。彼の言葉を通じて、「い草」の世界をのぞいてみよう。 「い草」は、アナログな織機で織られている。 正直に言えば、「い草の花ござ」というものにはピンと来ない若い人というのは多いと思うんです。 もしかしたら、「い草」という言葉自体、若い人たちは知らないのかもしれないですね。「い草」というのは、イグサ科の植物で畳表をつくるのに使

    「い草」の香りをデザインする:添島勲商店
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    saz_go 2009/03/20
  • 鋳物道、マンホールから鍋まで:伊藤鉄工

    素材の良さが光る。ビビッドに赤く彩られた取っ手部はオーブンにも入れられるようにシリコン系の耐熱塗料が用いられている。 「鋳物」という言葉から連想するモノとは何だろう? 鉄瓶、火鉢、梵鐘。およそ多くの人の頭に浮かぶのは、どこかノスタルジーを感じさせるモノであるはずだ。しかし実際のところ、鋳物という存在は、今も私たちの生活の中に溢れている。それはときに街路灯であり、フェンスであり、橋の欄干であり、マンホールであり、排水口である。その独特の質感に気を配れば、「ああ、これもそうか」と街中に鋳物製品の数々を見つけることができるはずだ。埼玉県川口市は鋳物のメッカだ。ここに話題を集める鋳物ブランドがある。川口商工会議所が行うJAPANブランドプロジェクト事業のKAWAGUCHI i-mono」と呼ばれるこのブランドは、川口という鋳物産地においても、まったく新しい試みだ。新境地の開拓に果敢に挑むのは、伊藤

    鋳物道、マンホールから鍋まで:伊藤鉄工
  • 「対決-巨匠たちの日本美術」展 (東京国立博物館)

    美術の歴史に燦然と輝く傑作の数々は、時代を代表する絵師や仏師、陶工らが師匠や先達の作品に学び、時にはライバルとして競い合う中で生み出されてきました。優れた芸術家たちの作品を比較すると、興味深い対照の妙を見出すことができます。 「國華」創刊120周年を記念して開催するこの展覧会では、「國華」誌上を飾ってきた名品・優品を、作家同士の関係性に着目し、中世から近代までの巨匠たちを2人づつ組み合わせ、「対決」させる形で紹介いたします。国宝10余件、重要文化財約40件を含む、計100余件の名品が一堂に会し、巨匠たちの作品を実際に見て比較できるのが展の最大の魅力です。

    「対決-巨匠たちの日本美術」展 (東京国立博物館)