【プロ野球:核心直撃】楽天の新監督に就任した星野仙一氏(63)の懐刀として、盟友・田淵幸一氏(64)がヘッド兼打撃コーチとして入閣する。闘将とタッグを組んで2003年にダメ虎をリーグ優勝に導いた手腕に期待がかかるが、一世を風靡したあの「うねり打法」「血液型指導」は7年の時を超えて再び選手に注入されるのか。本音を直撃した。 闘将とタッグ再結成の田淵氏に聞く ——1990年から3年間務めたダイエー監督以来のパ・リーグ。大丈夫ですか。しかも今季最下位の楽天ですが 田淵氏:何だよ、そりゃ。この勝負の世界で、不安がないところなんてどこにもないよ。誰もが最初は不安でたまらない。でも、そこからチームが力をつけ、こっちも自信が芽生えればいい。まあ、出来上がったチームじゃないから大変なのは確かだけど…。でも振り返ってみると、オレも星野も底辺から立て直すというか、そんなチームばっかり任されてきたからな。