野口隆史氏が放射線を「可視化」させた写真と主張するものが報道され、展示会も開かれています。下のようなカラフルというかサイケデリックでショッキングな二宮金次郎像の写真はインパクトが強く、かくも事故の被害は大きいのかと多くの人が驚いています。放射線の害のイメージに近く納得しちゃうようです。 【写真展】 “STIGMA”~烙印~ 写真家・野口隆史の写真ドキュメントアート - MSN産経フォト via kwout しかし、フィルム写真の経験が多少あればこれは昔よく見た失敗写真の一つ、「光かぶり」による失敗だと思い当たるはずです。下は、光線かぶりによる失敗写真を修復しますというサービスの案内です。写真フィルムはパトローネという遮光された入れ物に入って露光から守られて現像へと渡るのですが、何かの間違いでカメラの裏蓋を開けちゃうと、真っ白の何も映らない写真になってしまいます。急いで蓋を閉めてやっと、フ