“1人の医師が複数の医療事故を繰り返す”ー「リピーター医師」の問題が去年から今年にかけて、各地で相次いで発覚しています。ある病院では1人の脳神経外科医が関わった手術で8か月間に8件の医療事故が起きていましたが、その事実は公にされないまま医師は別の病院に移っていました。今の制度のままでは、患者は「リピーター医師」を避けることも、医療事故を防ぐこともできないのではないか。父親を失った遺族の声に押され、実態を取材しました。 (プロジェクトセンター ディレクター 高橋裕太)
“1人の医師が複数の医療事故を繰り返す”ー「リピーター医師」の問題が去年から今年にかけて、各地で相次いで発覚しています。ある病院では1人の脳神経外科医が関わった手術で8か月間に8件の医療事故が起きていましたが、その事実は公にされないまま医師は別の病院に移っていました。今の制度のままでは、患者は「リピーター医師」を避けることも、医療事故を防ぐこともできないのではないか。父親を失った遺族の声に押され、実態を取材しました。 (プロジェクトセンター ディレクター 高橋裕太)
マイナンバーカードを使い、コンビニで住民票の写しなどの証明書を交付するシステムでトラブルが相次いだ問題で、28日、別人の証明書が誤って発行されるトラブルが発生したことがわかりました。これを受けて富士通はシステムを再び止めて点検を行うことにしています。 富士通によりますと、福岡県宗像市役所の庁舎内に設置されている証明書の交付システムで、住民がマイナンバーカードを使って住民票の写しを請求したところ誤って別人の証明書が発行されたということです。 富士通によりますと、2019年にも住民票のデータの更新中などにこうした不具合が起きていて、当時、全国の自治体でシステムの修正を行いましたが、宗像市では変更されていなかったということです。 このため、システムを運営する富士通の子会社は全国123の自治体などでシステムを止めて点検を行うことにしています。 このシステムをめぐってはコンビニなどで誤交付が相次いだ
2月上旬、台湾本島と離島を結ぶ通信用の海底ケーブルが切れる事案が1週間のうちに2件起き、台湾当局はいずれも中国の漁船や貨物船が付近の海域を通過した際に切断された疑いがあると見て調べています。 台湾の通信会社の中華電信によりますと、今月2日、台湾本島と中国福建省に近い離島の馬祖島を結ぶ海底ケーブルのうち1本が切れ、8日にも別の1本が切れました。 中華電信は海上保安当局に通報するとともに、馬祖島での通信サービスをマイクロ波伝送装置などに代替しているということです。 台湾で通信行政を担当するNCCは、海上を移動する船舶の識別情報などから、2日の切断は中国籍の漁船が、8日の切断は中国籍の貨物船が、それぞれ付近の海域を通過した際に起きた疑いがあると見ていて、切断の原因をさらに詳しく調べることにしています。 NCCによりますと、台湾本島と馬祖島を結ぶ海底ケーブルの切断などによる通信障害は、おととしに5
16日、東京 池袋の高層ビル「サンシャイン60」のレストランで起きた乱闘騒ぎは、不良グループ「チャイニーズドラゴン」のメンバーらが起こしたとみられることが警視庁への取材でわかりました。仲間の出所祝いのため100人規模で集まっていたとみられ、警視庁が詳しい状況を調べています。 16日午後、東京 池袋の高層ビル「サンシャイン60」の58階にあるレストランで一部の客どうしによる乱闘騒ぎがあり、1人が頭から血を流すなどして軽いけがをしました。 警視庁によりますと、100人規模で開かれていた宴会の最中に乱闘が起き、店からの通報を受け警察官が到着した時点では客の大半がその場から立ち去っていたということです。 その後の調べで、宴会をしていたのは中国残留孤児の2世などでつくる不良グループ「チャイニーズドラゴン」のメンバーらとみられることが警視庁への取材でわかりました。 仲間の出所祝いで集まっていたとみられ
LNG=液化天然ガスの生産国のマレーシアでは、生産設備の主要なパイプラインでガスが漏れるトラブルが発生したことが明らかになりました。 日本にとってマレーシアは、オーストラリアに次ぐLNGの調達先で、トラブルが長期化した場合、日本への供給に影響が出ないか、懸念されています。 マレーシアの国営エネルギー会社「ペトロナス」は、LNGの原料となるガスを運ぶパイプラインでガス漏れのトラブルが発生し、一部のプラントで生産に影響が出ていることを8日、発表しました。 「ペトロナス」はガス漏れの理由は先月下旬の地滑りだとしています。 これを受けてLNGの製造と販売を手がける「ペトロナス」の子会社は、購入相手への供給義務を免れる「不可抗力条項」を宣言しました。 「ペトロナス」の子会社に一部、出資している大手商社の三菱商事は、マレーシアからLNGを調達している日本のガス会社などへの影響について精査中だとしていま
ドイツでは8日、鉄道の通信システムのトラブルで列車が数時間にわたって運行できなくなり、政府は通信ケーブルが意図的に切断されたことによる破壊工作との見方を示しました。 ドイツの鉄道会社、ドイツ鉄道では8日、通信システムのトラブルで北部を中心におよそ3時間にわたって多くの長距離列車などが運行できなくなりました。 ドイツ鉄道は通信ケーブルの損傷が原因だと発表し、ウィッシング運輸・デジタル相は会見で、ケーブルが2か所で意図的に切断されているとして破壊工作によるものとの見方を示しました。 ヨーロッパでは、先月下旬にロシアとドイツを結ぶ海底の天然ガスパイプライン、ノルドストリームのガス漏れが起き、破壊工作によるものとの見方が広がっていて、重要なインフラがねらわれるおそれがあるとの警戒感がいっそう高まりそうです。
インドネシアの東ジャワ州にあるサッカースタジアムで1日夜、試合のあと暴動が起き、逃げようとした観客が折り重なるように倒れるなどして警察はこれまでに125人が死亡したと発表しました。 州当局は当初170人以上が死亡したとしていましたが、警察は再確認した結果として死者の数を訂正しました。 インドネシアの警察によりますと、インドネシアの東ジャワ州マランにあるスタジアムで1日夜、地元のチームが出場するプロサッカーリーグの試合のあと一部の観客がグラウンドに入り込みました。 これに対し警察が催涙ガスを発射したため、呼吸困難やパニックになって逃げようとした大勢の観客が出口に殺到して折り重なるように倒れるなどしたということです。 先ほど現場を視察したインドネシア国家警察の長官は、この混乱でこれまでに観客と警察、合わせて125人が死亡したと発表しました。 州当局は当初170人以上が死亡したとしていましたが、
全国のトランポリンの施設で、骨折などの大けがが相次いでいるとして、消費者庁は利用者に対して、経験が少ない人は宙返りなどの危険な行為はやめるほか、監視員が十分に監視しているかを確認することなど、注意喚起を行いました。 消費者庁によりますと、2020年12月から先月末までの間にトランポリンの施設を利用中に落下したり転倒したりするといった事故が22件起きています。 中には、前方宙返りをして隣のトランポリンに落下し、脳震とうを起こしたり、後方宙返りをして腰から落下して、腰椎を圧迫骨折したりするケースが報告されているということです。 消費者庁は、経験が少ない人は宙返りなどの危険な行為はやめるほか、監視員が十分に監視をしているかを確認することなど、注意を呼びかけています。 また、22件の事故のうち14件が大阪府河内長野市にある「てんとう虫パークBIGSTAGE河内長野店」で起きていることから、消費者庁
いつもの薬局で飲み慣れた薬を受け取ろうとしたら 「実は、薬が不足していまして…」 突然別の薬に切り替えることになり、不安を抱える人や薬代の負担が上がった人も。 そんなケースが各地で相次いでいます。 発端は1年前に発覚した医薬品メーカーの不祥事でした。 今、何が起きているのでしょうか。 (福井放送局 鈴木翔太) 薬をめぐって異変が起きていると聞き、私(記者)は11月下旬、福井市にある調剤薬局で取材しました。 薬局は総合病院を出てすぐの場所にあり、この日も病院から出された処方せんを持った患者さんが次々に訪れていました。 薬剤師さんに案内されてカウンターの向こう側へ入ると、部屋の中ほどに薬が置かれている棚があります。
ATM=現金自動預け払い機の障害などシステムのトラブルが相次いでいるみずほ銀行の藤原弘治頭取は、午後9時すぎから記者会見し、新たなシステムトラブルが発生し海外送金に遅れが出たことを明らかにしました。このトラブルで主に企業から依頼があった外貨建ての送金、およそ300件に遅れが出たということです。 トラブルは、システム関係の機械の故障で、11日午後11時39分に発生したということです。機械は、12日午前6時38分に復旧し、最終的な送金の処理は12日午後8時前に完了したとしています。このトラブルで、主に企業から依頼があった外貨建ての送金、およそ300件に遅れが出たということです。 藤原頭取は「先月28日のトラブルに加え、今月3日、7日と立て続けにトラブルが起きている。このような事態が続いていることを極めて重く受け止め、心から深くおわびします」と述べ、陳謝しました。 そのうえで藤原頭取は「経営責任
今週のニューヨーク株式市場では業績不振の企業の株価が急上昇するなど、特定の銘柄で異例の値動きが起きました。SNSでつながった個人投資家たちによる大量の買い注文が背景にあり、当局が調査を始めるなど、波紋が広がっています。 ニューヨーク株式市場では、今週、業績が振るわないゲームソフトの小売店の株価が一時4倍以上に急上昇するなど、一部の銘柄で極端な値動きが起きました。 背景には、若者を中心に流行する株取引アプリ「ロビンフッド」などを利用する個人投資家たちが出した大量の買い注文があり、オンラインの掲示板には、ヘッジファンドに対抗するために特定の銘柄の購入を促すような書き込みが相次いでいました。 この結果、株価の値下がりを見込んで、空売りと呼ばれる手法で利益を得ようとしていたヘッジファンドが損失を被ったとみられ、損失を埋め合わせるためにほかの株を売るのではないかとの観測が広がるなど、市場が混乱しまし
神戸市に総本部がある国内最大の指定暴力団・山口組傘下の一部の団体が、山口組から分裂して新たな組織を作ろうとしているという情報があることが警察への取材で分かりました。警察は、情報を収集するとともに、組織間の抗争などに発展するおそれもあるとみて、警戒を強めています。 指定暴力団・山口組は、大正4年に神戸市で結成され、特に昭和30年代から40年代にかけて、対立抗争事件を起こしながら全国に勢力を拡大しました。警察庁によりますと、去年末の時点では、44の都道府県におよそ1100の傘下団体を持つ国内最大の暴力団です。暴力団には準構成員なども含めて、全国で5万3500人が所属していますが、山口組は2万3400人と全体の43%を占め、一極集中しているうえ、ほかの暴力団と友好関係を結ぶなどして大半の暴力団に影響力を持っています。山口組のトップの司忍、本名、篠田建市組長は、名古屋市に本部がある弘道会の初代会長
4日夜、横浜市内のJR京浜東北線で架線が切れ、首都圏のJRで運転見合わせが相次いだトラブルで、JRが原因を調べたところ架線と車両のパンタグラフの間でショートが起こり、その熱で架線が切れた可能性があることが分かりました。 5日朝も京浜東北線と横浜線の一部の区間で始発から運転を見合わせましたが、午前5時半すぎまでに復旧作業が終わり、現在はいずれも平常どおり運転しています。 現場付近は2本の架線が重なるつなぎ目の区間で、JR東日本が調べたところ、架線と車両のパンタグラフの間でショートが起こり、その熱で架線が溶けて切れた可能性があることが分かりました。 架線のつなぎ目の区間では2本の架線の電圧が異なることがあり、その区間で電車が発進するなどして強い電流が流れると、ショートを起こす場合があるということです。 JR東日本は運転士や車掌から聞き取りを行い、当時の運行状況などについて詳しく調べています。
3日東京のJR有楽町駅近くで起きた火事で、警視庁などが現場検証をした結果、焼けたパチンコ店の水槽の電気配線がショートしていたことが分かり、警視庁はこの場所が火元とみてさらに詳しく調べています。 この火事は、3日午前6時半ごろ東京・有楽町のJR有楽町駅近くで火が出て、パチンコ店やゲームセンターなど4棟、およそ950平方メートルが焼けたもので、東海道新幹線がおよそ5時間半にわたって運行ができなくなるなど大きな影響が出ました。 警視庁と東京消防庁は4日午前中からおよそ40人の態勢で現場検証を行い、焼け方が激しい部分を中心に現場の状況を詳しく調べました。 その結果、パチンコ店と隣のゲームセンターの隙間から火が出ていたことが分かり、さらに詳しく調べたところ、隙間のすぐ脇にあるパチンコ店の通路に置かれた水槽の電気配線がショートしていたことが分かったということです。 警視庁は現場の状況からこの場所が火元
NHK名古屋放送局(名古屋市)は20日、東海北陸地方で朝、テレビ放送している天気予報で、4月1日から8月19日まで、岐阜と三重の予報を逆に放送していた、と発表した。 同局によると、ミスがあったのは、毎日午前中に数回放送している週間天気予報のコーナー。19日に名古屋地方気象台から指摘があり、発覚した。今年4月に機器の設定を変更した際に間違えて逆にしたのが原因という。同局は「視聴者の皆さまにおわびするとともに、二度と間違いがおきないようチェックを徹底していく」とコメントした。 最新トップニュース
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