人気テレビゲーム「桃太郎電鉄」(桃鉄)を桃太郎伝説ゆかりの岡山の観光振興に生かそうと、岡山市出身の大学生有志らが運動に乗り出した。手始めに9日、ゲーム会社のハドソン(東京都)を訪ね、岡山でのラッピング路面電車運行などへの協力を求めた。 訪問したのは、デジタルハリウッド大(東京都)1年で情報技術を学ぶ塩見陽平さん(20)=岡山市出身=と同級生3人。桃鉄シリーズ担当の内田拓郎マネージャーに企画書を手渡し、「桃鉄電車を岡山で走らせれば、ファンが大勢訪れて全国的な話題になり、ゲームのPRにもなる」などと訴えた。 内田氏は岡山と桃太郎の関係などについて質問し、「社内で検討したい」と答えた。 ラッピング電車はすでに銚子電鉄(千葉県)で運行されていることから、塩見さんらが「ぜひ岡山でも」と発案した。岡山市のNPO法人・公共の交通ラクダ(岡将男理事長)が協力し、岡山電気軌道の路面電車をラッピングし、車内に