亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。 さて、死者に鞭打つわけでもないが、この犠牲はテレビ局の責任であるところが大きい。 あの時雲仙普賢岳の火砕流予測地区に、避難勧告が出され地域内は無人になっていた。 その勧告地域内へカメラクルーが乗り込み、タクシーも雇い、拠点を決めて取材を開始した。 しかしながら、そのような環境では当然のことながらバックアップ体制が整えられない。 クルー達は、無人となった民家に押し入り、電話や電気を勝手に使い始めた。 (後に名刺を置いて帰り、後で弁償する気だったと弁解した) 当然のことながら、そのことを知った住民は怒った。 「マスコミが無人の民家に押し入らないように」との理由で地元の消防団がテレビクルーに張り付き、カメラに同行して回った。また、地区の見回りも再開し始めた。 そして、15年前の今日。火砕流は起こった。 テレビクルーはもちろん、雇っていたタクシーの運転手も