クラウドでのソフトウェア開発では欠かせなくなってきたCI(継続的インテグレーション)を支えるツール「CircleCI」。米CircleCIのジム・ローズCEOは、複数のスタートアップを立ち上げる中、CIツールを自ら開発するようになったという。 Webからモバイルまで幅広くカバーするクラウド型CIの必要性 ――まずはローズさんがCIに関わるようになった経緯を教えてください。 1998年からスタートアップをいくつか立ち上げ、数々の製品のデザインに関わってきた。こうしたスタートアップでは製品をスピーディに作って顧客に届ける必要があるため、開発に大きなプレッシャーがかかっていた。こうして15年くらいは製品をデリバリする側にいたのだが、Eコマース企業を立ち上げた際、モバイルアプリ開発でCIが必要になった。でも、よいCIツールがなかったので、自らCIツールを作り始めた。これがDistillerだ。 ―