Qcon Tokyo2015 での発表スライド
伊藤直也氏が語る、モダンなWebテクノロジーに共通する傾向とは?(後編) Chef、Docker、MicroservicesからReact、FRPまで。QCon TOkyo 2015 最新のITと関連技術をエンジニアの視点で掘り下げるイベント「QCon Tokyo 2015 Conference」が4月21日に都内で開催されました。 そのセッションの1つとしてKAIZEN platform Inc.の伊藤直也氏が行ったのが、「モダンWebシステム開発」と題して、最近のWebアプリケーションに関する技術に共通する傾向を探った講演です。 (本記事は「伊藤直也氏が語る、モダンなWebテクノロジーに共通する傾向とは?(前編) Chef、Docker、MicroservicesからReact、FRPまで。QCon TOkyo 2015」の続きです) いわゆるAjaxが登場してから、動的にWebアプリ
伊藤直也氏が語る、モダンなWebテクノロジーに共通する傾向とは?(前編) Chef、Docker、MicroservicesからReact、FRPまで。QCon TOkyo 2015 最新のITと関連技術をエンジニアの視点で掘り下げるイベント「QCon Tokyo 2015 Conference」が4月21日に都内で開催されました。 そのセッションの1つとしてKAIZEN platform Inc.の伊藤直也氏が行ったのが、「モダンWebシステム開発」と題して、最近のWebアプリケーションに関する技術に共通する傾向を探った講演です。 ChefやPuppetなどによるInfrastructre as CodeからImmutable Infrastructureなどのインフラ周りからReactなどのフロントエンドにまで共通する考え方とは何か、示唆に富むその内容をダイジェストで紹介します。 モダ
もう20年以上も前の話になるが、私が受験生だったころ、首都圏の私立大学の入学試験のなかで「早稲田は国語が難しく、慶応は英語が難しい」と言われていた。 ちなみに「難しい」というのは必ずしも「レベルが高い」ということではなく、「対処がやっかい」という意味だ。 例えば、早稲田大学の入試の国語には、しばしば「正解が不明な問題」が登場する。大学入試の過去問を集めた書籍に、赤本(教学社)と青本(駿台文庫)があるが、同じ問題に対する回答が両者で異なっている場合があるのだ。 そして、受験予備校では有名講師が気勢を上げる。 「早稲田で去年出題されたこの問題。赤本では1が正解、青本では2が正解と書いていますが、本当の正解は3番です!」 講習を受けた受験生はこう理解する。「要するに考えても無駄ってことだな」 専門家が時間をかけて考えても意見が分かれるような問題について、限られた試験時間内に受験生が頭を悩ませても
みなさん、Evernoteは使っていますか? Evernoteは「全てを記憶する」が合言葉のメモアプリで、クラウド上にデータを保存してWin/Mac/iPhone/Webから共通のデータにアクセスしたり同期したりできるのが特徴の便利なサービスです。開発元はシリコンバレーの会社ですが、日本人のユーザも非常に多いそうで、Evernoteの使い方についての記事は日本語でも星の数ほどありますのでここでは触れません。 今回は、そのEvernoteの裏側のシステム概要を解説する記事が今月開設されたばかりの技術ブログに公開されていましたので、翻訳してみました。Architectural Digest | Evernote Tech Blog はじめにこのブログの手始めとして、Evernoteの構築について大雑把な概要を述べる。ここではそれぞれのコンポーネントの詳細に踏み込むことはしない。それらについての
Google Wave終了のお知らせに触れて一言。 事実関係 まずはCNETの記事から。 グーグル、「Google Wave」の開発を中止 http://japan.cnet.com/news/service/story/0,3800104747,20417947,00.htm Googleは米国時間8月4日、「Google Wave」の開発を中止する予定であることを同社ブログで明らかにした。Google Waveは、さまざまな形式のオンラインコミュニケーションをまとめることを目的としたリアルタイムコラボレーションツールである。 続いてご本尊の同社blogから。 Update on Google Wave http://googleblog.blogspot.com/2010/08/update-on-google-wave.html But despite these wins, and
ここ数日で、今後数年のネットを左右しそうなニュースが連続して来ている。 TwitterのつぶやきにMIDIや顔文字の埋め込みも可能に − @IT 【レポート】米Apple、「Concert Ticket +」による電子チケット販売で特許申請? (1) iPhone/Macを使った電子チケット販売 | パソコン | マイコミジャーナル Tech Wave : 【解説】Google時代の終焉宣言するFacebook新戦略【湯川】 最初のは、Twitterの「アノテーション」という新機能の発表。 「アノテーション」とは、140文字のつぶやき一つ一つに、プログラムで処理できる任意のデータを埋めこめるという話。「任意」というのが重要で、ネットの重要な技術は「任意」という言葉がつきもの。 たとえば、「つぶやきに位置情報を埋めこむ」と言われると、そのデータが何に使われどの程度の広がりを持つ話なのか、誰に
ユーザー同士のつながりを元に時系列に140文字のメッセージを20個ほど表示する――。Twitterのサービスは、文字にしてしまうと実にシンプルだが、背後には非常に大きな技術的チャレンジが横たわっている。つぶやき数は月間10億件を突破、Twitterを流れるメッセージ数は秒間120万にも達し、ユーザー同士のつながりを表すソーシャル・グラフですらメモリに載る量を超えている。途方もないスケールのデータをつないでいるにも関わらず、0.1秒以下でWebページの表示を完了させなければならない。そのために各データストレージは1~5ms程度で応答しなければならない。 Twitterのリスト機能の実装でプロジェクトリーダーを務めたこともあるNick Kallen氏が来日し、2010年4月19日から2日間の予定で開催中の「QCon Tokyo 2010」で基調講演を行った。「Data Architecture
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これを書こうと思ったキッカケは、奥一穂さんの「ウェブアプリケーションサーバを複数台構成とか2010年代には流行らない」っていう、最近モヤモヤと感じていたことをうまく説明してくれてる記事をみたこと。 年始からちょくちょくサーバの運用環境を物色しながら考えていたことと見事にシンクロした。だいたいの要旨はTwitterのほうでも書いたのだけれど。 ムーアの法則でどんどん向上する技術にくらべ、人間のキャパシティは変化しない定数項として考えていい。だとすれば、そうやって向上する性能を、人間の労力を削減する方向で使えてはじめて、「技術が競争優位性を生む」といえるだけの破壊的な価値がでてくるということになる。 では、現在の技術トレンドを活用することで減らせる「人間の労力」とは何か。 それは、過去10年あまりで定着した、これまでの(そして今なお)Webアプリケーションの定番構成である、「ロードバランサ、ア
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日本の中学校の社会科には、地理、歴史に加えて、「公民」という科目があります。 ちょっと検索してみたら、FdTextという教材のサイトに、この中で教える項目の一覧がありました。 中学社会公民一覧 三権分立とか民主政治の仕組みとか日本国憲法に加えて、経済とか金融に関する話もあります。要するに「我々の社会はどう回っているのか」についての基礎知識だと思います。論壇系のブログをやるなら必須の知識という感じです。 私は、ここにグーグルに代表されるネットのアーキテクチャを含めるべきではないかと思います。つまり、この社会がどう成り立っているかについて考えるなら、それが必須になってくるではないかと。 ちょうどこんなエントリがありました。 rerofumiのつぶやき » 最近のニコニコ動画論にぼんよりと思うこと 2007年秋のあたりはいろんな人の「ニコニコ動画論」を読んで回るのが楽しかったのだが、最近はなんか
「壮大な無駄」というのは1つのキーワードになりえると感じています。やるなら徹底的に。 ウェブ3.0の姿をつかめ:何がキモになるのか?で引用されているO'Brien氏が定義したWeb3.0は「非集中化した非同期なわたし」です。 「ウェブ1.0は集中化した彼ら、ウェブ2.0は分散化したわれわれ。そしてウェブ3.0は非集中化したわたし」だと彼は書いている。「(ウェブ3.0 は)世界に参加したくないときのわたしに関するものであり、自分の環境に誰を導き入れるかをより強く制御したいというわたしの側面に関係している。ウェブ 3.0では、わたしの注意の対象が広がって、自分が注意を払うのは誰か、あるいは何か、そして自分を誰に見せるかということにまで及ぶ。それは、わたしにとってのより効率的なコミュニケーションなのだ。」(O'Brien氏) ここにある「効率的」は壮大な無駄から生まれています。RSSによる非同期
Facebookの認知度は上がってきていると思います。2007年5月にFacebook Platformを発表して以降は「次世代のソーシャルOS」というラベルが貼られ、その動向が注目されています。10月24日にはMicrosoftが2億4000万ドルを出資し、評価額は150億ドル(1.7兆)に跳ね上がりました。また、11月2日に発表されたGoogleのオープンソーシャルに対しては当然のように参加を表明していません。 Facebook Platformとは Facebook Platformはサードパーティの開発者がFacebook上の情報を利用してアプリケーションを開発できる仕組みです。それだけならデータベース型ですが、加えて開発したアプリケーションはFacebookに登録することが可能です。Facebookユーザーはアプリケーションの一覧から欲しいアプリケーションをクリックするだけで自
http://d.hatena.ne.jp/yamaz/20060509の続き. 初めての方は画像配信の負荷分散も比較的簡単?(その1)からどうぞ. Googleはimages.google.com 1つで1,187,630,000(11.8億!)の画像を保持している(ように見える).1つの画像が10KBだったとしても12.5TBの画像を保持していることになる. GoogleがこんなことができてるのはGoogleFileSystemがあるからだ. http://labs.google.com/papers/gfs.html GoogleFileSystemは簡単に言うとデータバックアップ機能つきの分散NFSのようなものだ. GoogleFileSystemに関しては上記URLのPDFに詳しいので,そちらを参照してほしいが,基本的な考え方は今まで負荷分散の考え方となんら変ることはない.つまり
画像配信の負荷分散も比較的簡単?(その2)のつづき. 初めての方は画像配信の負荷分散も比較的簡単?(その1)からどうぞ. アクセス/保持データ量ともに多くなってきてどうにもならなくなったらどうするか?お金があるところはサーバを強化したりメモリを増やしたりするのも手だろう.ただもっと安上がりで効果的な方法がある. どうにかなるまで1台あたりのアクセス数と保持データ量を減らせばいいのだ. ずっこけた人がいるかもしれないけど,こっちは大真面目である(笑).別にアクセスが少なくなるまでサービスを縮小させろという意味ではないので,もうちょっと付き合っていただきたい. 下記のような仮想の実装例を考えてみよう. http://i.yimg.jp/images/search/head_050825.gif にアクセスがあったらURLを10で割ってその余りに応じて img0.yimg.jp img1.yim
http://d.hatena.ne.jp/yamaz/20060426 の続き.待ち行列理論に従うと遅延のないサービスを行うためには サーバの単位時間のリクエスト処理能力 > ユーザの単位時間のリクエスト数 という非常に単純なことを行えばいいことになる.「なにをあたりまえのことを...」と思われるかもしれないがもうちょっと付き合っていただきたい. ところでたいていのBlogや画像サービスのサービスURLはこうなってる. http://ホスト名/<ユーザ名>/ http://ホスト名/id?ユーザ名 http://ホスト名/ディレクトリ名/コンテンツ名 例で言うと下記のような感じだ. http://d.hatena.ne.jp/yamaz/ http://mixi.jp/show_friend.pl?id=128497 http://i.yimg.jp/images/search/head
30万個ぐらいの静的ファイルを配信するサーバーの選び方 で静的な配信サーバに関することが述べられている. naoyaさんが公開されてるInside Hatena Bookmark's Backend の資料などを読むと、mod_perlなサーバーやMySQLサーバーの選び方の参考になったりするわけですが、世の中を見渡してみても、静的コンテンツ(画像とか)を配信するサーバーの指南書らしきものはなかなか見あたりませんでした。 なので、経験を元に書いてみることにします。 ということらしい.書いてあることはすべて同意だけど, つい3ヶ月くらい前まで 平均15k×1万URL×50億httpアクセス/day 平均4KByte×100万URL×3億HTTPアクセス/day な画像サーバと某所で向き合ってたため,ちょっとは役に立てるかもしれないと思ったので,私の経験を書いてみようと思う. 動画配信の負荷分
なんつったって動画ですよ。 ブログとかmixi日記のようなテキストレベルのコンテンツに比べて、はるかにサーバーにかかる負荷は高いはずです。 YouTube と mixi を比較して "負荷" の話をしていて、「動画配信だから負荷が高い」と断定していますが、これは何を"負荷"とするかにもよるかなと思います。 "負荷" というと CPU load や I/O などリソースの消費っぷりを指す言葉というイメージがありますが。(一般的には違うものでしょうか?) そういう意味での負荷で言ったら、「YouTube = 動画 / mixi = テキストだから YouTube の方が負荷が高い」という断定はやや微妙です。負荷の種類が違うのです。 YouTube のシステムを見たときにその焦点になるのは、まず第一にネットワーク帯域。第二にストレージをどうしているかというところじゃないかなと思います。動画配信に
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