【ニューヨーク共同】米グーグルは3日、さまざまなウェブサイトを閲覧した個人の履歴を追跡する技術を使用しない方針を示した。個人の嗜好に合わせた広告配信に使われている技術だが、インターネット上で個人データが収集されていることに対して懸念や批判が強まっており、プライバシー保護を優先する。 デジタル広告で圧倒的に市場シェアを占めるグーグルのこうした取り組みは広告業界に影響を与えるとみられる。グーグルは自社サービスで膨大なデータを集めているほか、代替技術の開発も進めており、競争力が一段と高まる可能性もありそうだ。