大阪府の教育庁が府立高校の生徒に対する頭髪指導の実態を調査したところ、80%の高校で地毛が黒くない生徒に髪の色の申告を求めていたことがわかりました。 その結果、入学時に地毛が黒くない生徒に髪の色の申告を求めていると回答した高校は、全体の80%にあたる109校で、このうち、書類の提出を求めている学校は26%の35校でした。 また、今年度までの3年間に頭髪に関する校則や規定に違反した生徒に対して行った指導について尋ねたところ、「生まれつきの色に戻させる」が48%の66校、「行事への参加を制限する」が18%の25校でした。 一方、「生まれつきの髪の色を変えるよう求めたことがある」と答えた高校はありませんでした。 大阪では、府立高校の女子生徒が「生まれつき髪が茶色いのに黒く染めるよう指導され、不登校になった」などとして、大阪府に賠償を求める裁判をおこしていて、今回の調査はこれに関連して緊急に行われ