英ブラックネルにある富士通の同国法人本社(2024年1月10日撮影)。(c)Adrian DENNIS / AFP 【1月31日 AFP】富士通(Fujitsu)の磯部武司(Takeshi Isobe)最高財務責任者(CFO)は31日、英国の子会社が納入した会計システムの欠陥が原因で、英郵便局長らが不正経理などの罪で不当に訴追された冤罪(えんざい)事件について謝罪した。 磯部氏は決算会見で、富士通グループはこの問題を「極めて厳粛に受け止めており、郵便局長やその家族に深くおわび申し上げる」と陳謝した。 同氏はさらに、英当局がこの長年に及んだ複雑な事件の調査を進めており、現地子会社が全面的に協力していると明かすとともに、本社としても引き続き協力していく考えを示した。 その上で、「被害者の方々にとって公正な結果が得られるよう早期の解決を望んでいる」と述べた。(c)AFP