9日午後9時35分頃、宮城県大崎市三本木伊賀の東北自動車道下り線で、「ミヤコーバス」(仙台市)の高速バスが中央分離帯に接触した。 県警高速隊の発表によると、高速バスの運転手佐藤順さん(46)が意識を失っていたため、異変に気付いた最前列の乗客2人がバスを操作して左側の路肩に止め、「運転手が意識を失っている」と通報した。佐藤さんは心肺停止で病院に搬送され、死亡が確認された。乗客21人にけがはなかった。 同隊によると、事故直前、バスは急に減速し、佐藤さんがうめき声を上げ後、中央分離帯に接触したという。 同社の親会社「宮城交通」(仙台市)によると、出発前の点呼では健康状態に問題はなかったという。