NTT東日本とNTT西日本は2023年4月3日、同日午前7時10分ごろに発生した通信障害に関する記者会見を開いた。「通信回線を収容する設備の故障」としていた障害の原因について、ユーザーへの通信回線の提供などを担う加入者収容装置の不具合によって引き起こされたと説明した。これにより光回線サービスで最大44万件超に影響が出た。 「多数の顧客に影響を与えた点で、重大事故と捉えている。ご迷惑をおかけし大変申し訳ない」。NTT東日本の鈴木康一ネットワーク事業推進本部サービス運営部部長は、同日夕方に急きょ開催された通信障害に関する記者説明会でこう述べた。NTT西日本の桂一詞執行役員設備本部サービスエンジニアリング部部長も、同じく「重大事故との認識」と語った。 通信障害の原因は通信回線を収容する設備内にある、加入者収容装置の不具合だ。同装置はユーザーへの通信回線を提供するとともに、通信回線を集約して上位の