IHIは16日、世界初となるデスクトップサイズの超小型ガスタービン発電機のプロトタイプパッケージの自律発電実証に成功したと発表した。IHIでは、2007年からジェットエンジンやターボチャージャーなどの事業を通じて培った超高速回転機械技術を活かし、携行型超小型ガスタービン発電機の研究開発に取り組んできた。 携行型超小型ガスタービン発電機の特徴は、発電機内蔵ガスタービンが直径約8cm×長さ12cmと手のひらサイズであること。また、プロトタイプパッケージ試作品はプロパンガスを燃料としているが、灯油・軽油で発電機内蔵ガスタービン試験実証済であり、多様な燃料への対応性がある。さらに、ボタン一つで起動・停止が可能。起動から定格発電開始までに約30秒、停止までに約2分半と、良好な操作性と起動性を実現している。 携行型超小型ガスタービン発電機は、軽量・高出力というガスタービン発電の特長を活かすことにより、