[ブラジリア 19日 ロイター] サッカーの各大陸連盟の王者などが出場するコンフェデレーションズカップ(杯)を6月に控え、開催国のブラジルは18日、利用者の急増が見込まれる空港などの態勢を強化すると発表した。 ブラジル民間航空局が発表した計画によると、遅延回避に向け、試合会場のある6都市の空港と同国最大のハブ空港であるサンパウロのグアルーリョス空港について、警官や税関・出入国管理局などの人員を77パーセント増加。航空機を予定通りに運航させるため、あらゆる面での整備を行うとした。 老朽化が進み、混雑が激しく、非効率と指摘されてきたブラジルの空港だが、同国はその整備になかなか着手してこなかった。民間航空局側は「これはワールドカップ(W杯)への予行演習」と述べているが、来年開催のW杯までに整備が完了するかどうかは不透明だ。