モダンなスタジアムに生まれ変わったマラカナン。昔ながらのブラジルサッカーらしさは失われてしまった 【Getty Images】 コンフェデレーションズカップ(コンフェデ杯)が終わってからも、僕はサルバドールで祭りを楽しみ、それからリオデジャネイロとサンパウロに一週間ずつ居た。コンフェデ杯というインターナショナルな大会を満喫した後は、ブラジル全国選手権というドメスティックなリーグを楽しんでみたいとかねてから計画していたのだ。 7月6日のフラメンゴ対クリチーバ、7日のボタフォゴ対フルミネンセを観戦しようと計画していたが、それはかなわなかった。前者はリオから遠くブラジリアで、後者はさらに遠くレシフェで開催されたのである。 ボタフォゴ対フルミネンセはリオのダービーマッチだったが、テレビの実況が“クラシコ・カリオカ”という言葉を使うたびに、「レシフェの試合で何が“クラシコ・カリオカ”だよ」と僕の気持