マイクロソフトの未来戦略を担うエンターテインメント&デバイス部門担当プレジデント、ロビー・バック氏へのインタビュー後編をお伝えする。前回はマイクロソフトが標榜する「Connected Entertainment」構想の概要と、主にその中でのモバイル戦略を聞いたが、今回は日本の電機メーカーの経営にも大きな影響を与える同社のテレビ戦略を聞く。 ―マイクロソフトが目指す「Connected Entertainment」の世界では、テレビはどのような役割や機能を担うことになるのか。 議論の大前提として、まずはっきりさせておきたいことがある。用語法だ。人々がテレビと言うときには、デバイスを意味する場合もあれば、媒介を指すこともあるし、コンテンツの形を意味するときもある。場当たり的な使い分けは混乱を招く。 今後の議論で私が、PC、テレビ、モバイルと言っているときは、あくまでデバイスを指していると考えて