開発や保守の作業が多くなると、複数のRuby環境(たとえばバージョン違いやMRI/JRuby/IronRubyなど処理系の違い)を使いこなす必要になります。これをサポートするものとして、Linux、Mac OSXではrvmやrbenv、Windowsではpikというツールがあります。これらのツールの主な機能として以下があります。 ・異なるRuby処理系のインストール ・複数のRuby環境の切り替え ・環境ごとにgemを別管理 ここでは、Windows版のツールであるpikについて、インストール方法と使い方の概要を説明します。 pikとは Windows上で複数のRuby環境を管理するツールです。コマンドプロンプトより実行します。 pikのインストール ここではmsiからインストールする手順を紹介します。まず、pikのダウンロードサイトのDownload Packagesから、pik-X.X