レンズのない仮想現実メガネを装着し「OK、Glass、動画録画せよ」と言ってひざまずき、恋人の手を取って求婚するなどということは、おそらく勇気ある人間にしかできないだろう。 しかし、これは、ミネソタ州ミネアポリス在住のBreon Nagyさんがまさにやってのけたことだ。 旅先の欧州で数日間、指輪を持ち歩き、完璧な瞬間を待っていたNagyさん。英国ケント州のリーズ城を訪れた時がタイミングも場所も理想的だと判断し、見事にやり遂げた。 随分センチメンタルだと言うのは構わないが、「Google Glass」を通して保存しておくには実に理想的な瞬間だ。Nagyさんの婚約者が、求婚の言葉を述べながら技術的にはマルチタスクな状態にある男性にプロポーズされたという事実を気にしていないということは、どうやら2人はお似合いのようだ。