東京都大田区で昨年11月、区立中学3年の男子生徒(14)が友人宅で死亡し、警視庁少年事件課は2日、ガスを吸引する「ガスパン遊び」が原因だったと発表した。一緒にいた同級生らは「周囲で流行している」と話しているといい、同課は「死に至る危険性が高い」として注意を呼び掛けている。 少年事件課によると、生徒は昨年11月27日午後10時ごろ、大田区内の同級生宅で、カセットコンロ用ガスボンベのブタンガスをポリ袋に入れて吸引し、直後に死亡した。同級生2人は「遊んでいて机に頭をぶつけた」と説明したが、司法解剖で窒息死と判明。その後、ガスパン遊びをしていたことを認めたという。 同級生らは「数十秒気絶したり、幻覚を見たりするのが楽しくてやめられなかった」と話し、「失神遊び」と称して週2回程度やっていたという。 ガスパン遊びは、90年代後半から中高生を中心に広まった。毒劇物のシンナーに比べ、コンロやライター用のガ