今週の日曜日(2月24日)、沖縄で辺野古米軍基地のための埋め立ての是非を巡る県民投票が行われる。 僕は沖縄県民ではない。しかし本土が基地負担を沖縄に押し付けるという構図の中で行われる投票であり、県民でないからといって我関せずとしてはいられない。しかもこの基地建設には合理性がなく、巨額の費用をかけながら結局挫折した“もんじゅ”のような運命にいたる恐れもある。ここで明確に反対するのは、市民としての責務だとも感じる。 そこで県民投票を前にして、僕が基地建設とそれに伴う埋め立てに反対する5つの理由を述べておく。それはそのまま、沖縄県民のみならず、日本国民が辺野古埋め立てに反対すべき5つの理由でもあると信じている。 〈1〉辺野古基地を建設しても、普天間基地が返還されるとは限らない 日本政府は辺野古基地建設を強行する口実として、「世界一危険な普天間基地を一刻も早く返還させ、危険を取り除くため」という論