米Googleのモバイルプラットフォーム「Android」がJavaの知的所有権を侵害しているとして米Oracleが起こしている訴訟で、カリフォルニア州北部連邦地方裁判所の陪審は現地時間2012年5月7日、Oracleの主張を一部認める判断を下した。 陪審長が陪審員に提示したYes/No形式の質問フォーム(文書共有サイト「Scribd」で公開)では、「37のJava APIのcompilableコードについて、Oracleは著作物の全体的な構造、配列、構成をGoogleに侵害されたことを証明しているか」との質問に対して陪審員の回答は「Yes」となっている。 また、AndroidにおいてJavaの「rangeCheck」メソッドが不正使用されていることをOracleは証明できているかとの質問にも陪審員は「Yes」と回答している。しかしそれ以外の著作権侵害については「No」との判断を示した。