東京都渋谷区は2月、同区幡ケ谷3丁目にある公衆トイレを建て替え、個室の共用トイレ二つと、男性の小便器という構造にした。その結果、男性の小便器は残る一方で女性トイレがなくなったとして、インターネット上を中心に議論が起きている。 建て替えられたのは区立幡ケ谷公衆便所。京王新線幡ケ谷駅から600メートルほどの住宅地の一角にある。もとは男性トイレ、女性トイレ、共用の「だれでもトイレ」が1カ所ずつあった。 建て替え後は共用トイレが2カ所になった。バリアフリーでベビーベッド、オストメイト用設備などを設ける。男性の小便器は二つで、その空間と共用トイレは区切られている。 一方で女性トイレはなくなった。この点を同区の須田賢区議が3月6日、自身のツイッターで指摘し、引用ツイートが相次いだ。須田区議は取材に、「区の公衆トイレとしては、安全安心を最優先とすべきだ。防犯上の観点などから女性トイレをなくすのはおかしい