アメリカ軍と韓国軍の音楽隊が26日から韓国で開く音楽会で、島根県の竹島を韓国の領土だとする曲を合同で演奏することが、アメリカ軍の反対で取りやめられ、アメリカとしては、冷え込んでいる日韓関係への影響を避けるねらいがあるとみられます。 アメリカと韓国は、ことし同盟関係を結んでから60年となり、これを記念してアメリカ第7艦隊の音楽隊と韓国海軍の音楽隊が、26日からソウルなどで合同の音楽会を開く予定です。 音楽会では、「トクト」という竹島の韓国での呼び方を使った、「トクトはわが領土」という曲を2つの音楽隊が一緒に演奏する計画でした。 ところが韓国国防省によりますと、25日、アメリカ側が「曲の意味をよく知らなかった」などとして、演奏はできないと連絡してきたということです。 これに対して韓国側は「アメリカ軍の意思を尊重する」として、演奏は、韓国海軍の音楽隊が単独で行うことにしています。 アメリカ軍とし