北朝鮮は、首都ピョンヤンに大使館を置くイギリスなどに対し、「戦闘が起きた場合は、今月10日以降、大使館などの安全を保証できない」と通告し、各国に外交官らの退避の検討を呼びかけましたが、各国政府は当面、事態を注視する構えです。 北朝鮮外務省は5日、ピョンヤンにあるイギリスやロシアなどの大使館に対し、朝鮮半島情勢の緊張が高まっていることを理由に、外交官らの退避を検討するよう呼びかけました。 これについて、イギリス外務省は「戦闘が起きた場合は、今月10日以降、北朝鮮にある大使館や国際機関の安全を保証することはできない」と通告されたことを明らかにしましたが、直ちに大使館員を退避させることはないとしたうえで、各国と対応を協議するとしています。 また、ロシアのラブロフ外相は「ピョンヤンにあるすべての国の大使館に退避の呼びかけがあり、状況の把握に努めている。北朝鮮の核問題を巡る6か国協議の関係国とも緊密