神戸市中央区のこうべまちづくり会館で11月8日、トークイベント『作家・太田治子さんとまちを想う 3rd ‐まちの底力 古本屋の魅力‐』が行われる。参加無料。 同イベントでは、昭和の文豪・太宰治の娘で作家の太田治子さんと、フリーカメラマンの永田収さん、神戸・元町の古書店「古書うみねこ堂書林」の店主・野村恒彦さんが古本屋をテーマにまちの魅力を語り合う。事前申し込みは不要で、当日先着70人まで受け付ける。 また11月7日~9日には同施設にて『永田収写真展「古書店巡礼」』も同時開催されている。
私は、犬については自信がある。いつの日か、かならず喰(く)いつかれるであろうという自信である。私は、きっと噛(か)まれるにちがいない。自信があるのである。よくぞ、きょうまで喰いつかれもせず無事に過してきたものだと不思議な気さえしているのである。諸君、犬は猛獣である。馬を斃(たお)し、たまさかには獅子(しし)と戦ってさえこれを征服するとかいうではないか。さもありなんと私はひとり淋しく首肯(しゅこう)しているのだ。あの犬の、鋭い牙(きば)を見るがよい。ただものではない。いまは、あのように街路で無心のふうを装い、とるに足らぬもののごとくみずから卑下して、芥箱(ごみばこ)を覗(のぞ)きまわったりなどしてみせているが、もともと馬を斃すほどの猛獣である。いつなんどき、怒り狂い、その本性を暴露するか、わかったものではない。犬はかならず鎖に固くしばりつけておくべきである。少しの油断もあってはならぬ。世の多
東京の下町と山の手の境い目といったような、ひどく坂や崖(がけ)の多い街がある。 表通りの繁華から折れ曲って来たものには、別天地の感じを与える。 つまり表通りや新道路の繁華な刺戟(しげき)に疲れた人々が、時々、刺戟を外(は)ずして気分を転換する為めに紛(まぎ)れ込むようなちょっとした街筋―― 福ずしの店のあるところは、この町でも一ばん低まったところで、二階建の銅張りの店構えは、三四年前表だけを造作したもので、裏の方は崖に支えられている柱の足を根つぎして古い住宅のままを使っている。 古くからある普通の鮨屋(すしや)だが、商売不振で、先代の持主は看板ごと家作をともよの両親に譲って、店もだんだん行き立って来た。 新らしい福ずしの主人は、もともと東京で屈指の鮨店で腕を仕込んだ職人だけに、周囲の状況を察して、鮨の品質を上げて行くに造作もなかった。前にはほとんど出まえだったが、新らしい主人になってからは
ウラジーミル・ゲオルギエヴィチ・ソローキン(ロシア語: Влади́мир Гео́ргиевич Соро́кин, ラテン文字転写: Vladimir Georgievich Sorokin, 1955年8月7日 - )は、ロシアの小説家、劇作家。現代ロシアを代表するポストモダン作家。モスクワ州出身。ドイツ・ベルリン在住[1]。 1999年から2000年まで、東京外国語大学の講師を務めていた[2]。 1955年、モスクワ近郊のビコヴォ村で生まれた[3]。 グプキン記念モスクワ石油ガス大学とモスクワ無機化学研究所で機械系エンジニアとしての教育を受けたのち、スメナ(Смена)紙の編集に参加。コムソモールへの参加を拒否したため、スメナ紙を免職される。その後、グラフィックデザイン、絵画、コンセプチュアル・アートへの関心を深め、多くの展覧会に参加。この間50冊ほどの本の装丁を手がけている。 1
斎藤幸平、待望の新刊『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』を刊行。発売記念イベントも開催!新書大賞受賞作『人新世の「資本論」』の著者、2年ぶりの単著 株式会社KADOKAWA(代表取締役社長:夏野剛、本社:東京都千代田区、以下KADOKAWA)は、2022年11月2日(水)に、斎藤幸平さん(東京大学大学院准教授)の新刊単行本『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』を発売いたしました。 人気の新聞連載を書籍化! 『人新世の「資本論」』(集英社新書)で新書大賞2021を受賞した斎藤幸平さんが、ベストセラーの次に挑んだ単著が『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』(通称「ウバシカ」)です。 地域や雇用などによる格差、なくならない差別、いまも進行形の公害問題、民族や国籍などによる悩みや生きづらさ、切り捨てられる人々、沈黙を強いる社会……日本中にはた
ぼくの場合、装丁は多少なりとも購買意欲に影響する。 「誰が講談社現代新書を殺したか - 404 Blog Not Found」の大意は、タイトルだけで分かる人には分かると思う。ぼく自身、装丁がリニューアルされてから講談社現代新書はめっきり買わなくなった。きっと有意義な本もたくさん出ているのだろうけれど、何故か目がいかなくなってしまったのである。ぼくは本を買うとき、何を買うか決めていることは案外少ない。書店で適当に物色する。だから、著者や書名と共に、装丁や帯も重要な判断材料になる。大抵は最後に触りくらいを立ち読みして購入を決める。書名と装丁が好ければ読まずに買うこともある。 だから、本の品質には装丁や版型や組版など目に入るもの、触れられるものすべてが含まれているとぼくは思う。その意味で講談社現代新書のそれは、好みの問題を越えて改悪だったんじゃないかと思っている。先のエントリのコメント欄でもあ
新古書店に立ち寄った際に、新書コーナーの本の並びに違和感を感じ、講談社現代新書の装丁が変わっていたことを認識した。まったく違う装丁の新書がごちゃごちゃに並んでいるので、驚いて目を凝らしてみたら、どちらも「講談社現代新書」であったのだ。いや、もう何年も経つのだから、それくらい把握しておいてしかるべきではないかという気もしないではないが、ここまで装丁が違うとまるで別の系列の新書のようである。 実際、私は古い講談社現代新書も新装丁の講談社現代新書も購入していた。ただ、この2つのラインナップが同じ新書レーベルであるということに気がつかずにいただけである。(ピラミッドの謎やシャーロッキアンに関する本は旧装丁で持っているし、「生物と無生物のあいだに」や「戦略思考のすすめ」等は新装丁で持っている)並べてみるとわかるが、この二つのラインナップが同じ新書シリーズであるとは俄には判別できない。 改めて装丁の影
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以前から欲しいと思ってはいたが買わないでいた紙の本を、今買おうとしたら絶版になっていることがしばしばあって悲しく思っています。 対訳本で若い時お世話になった第三書房が今年(2022年)倒産したと聞いて嘆息しました。 街中の書店も次々に閉店していきます。 出版業界の苦境は、誰の目にも明らかになっていますね。 紙の本を絶版にするなら、電子書籍化してくれないかなと思いますが、そんな簡単にはいかないのでしょうか。全ての書籍を電子書籍にしてほしいと思っております。 家が狭く、行けるようになったら旅に度々行きたいと思っている私には、紙の本は嵩張って困るので、余程欲しくない限り買わないようにしています。 小島先生の本は全部買っています(露骨な胡麻すり)。 在地人さん >対訳本で若い時お世話になった第三書房が今年(2022年)倒産したと聞いて嘆息しました。 そうでしたか。存じませんでした。ウェブ検索して、
『かくしてモスクワの夜はつくられ、ジャズはトルコにもたらされた』ウラジーミル・アレクサンドロフ著、竹田円訳 歴史と渡り合う痛快な一代記 1872年にアメリカ南部で生まれたフレデリック・ブルース・トーマスは、エンターテインメントビジネスの才覚で二つの帝国を巡り、時代をぐんぐん進んでいく。たった1人で渡り合うのはロシア革命、第一次世界大戦という歴史の荒波。本書は公文書や文献、証言を基に実在の人物を描いた痛快な一代記だ。エピローグまで一気に連れて行かれた。 10代で都会に出て給仕や従者として働き始めたフレデリックは、シカゴ、ニューヨーク、ロンドン、パリ、そしてモスクワと放浪する。人生の駆動装置が温まる期間でもあった。英語、フランス語、ロシア語を操り目端が利いて、笑顔も魅力的なフレデリックは行く先々で人と仕事を引き寄せる。 帝政末期のロシアに黒人はほとんど住んでいなかった。アメリカで受けたような差
ブックレット『セッションの本~国葬とは何か/宗教と政治』が9月20日に刊行を予定している。 同書はTBSラジオの発信型ニュース報道番組『荻上チキ・Session』が自費出版するもの。安倍晋三元総理の銃撃事件をきっかけに注目を集める「国葬」や「宗教と政治の関係」についてを特集する。収録される記事は、荻上チキによる「まえがき」、宮間純一「国葬とは何か?」、崎山敏也「TBSラジオは過去の国葬をどう伝えたのか」、安田菜津紀「『国葬』をテーマに報道写真」や、南部広美、澤田大樹によるコラムなど。編集は九龍ジョーと番組スタッフ、デザインは惣田紗希が担当した。TBSショッピングや、東京駅のTBSストア、一部書店で購入可能。 また安倍元総理の国葬が行なわれる予定の9月27日19:00から『セッションの本~国葬とは何か/宗教と政治』出版記念の有料オンラインイベントを開催。出演者は荻上チキ、南部広美、澤田大樹、
出版社: リットーミュージック(2021-12-23) 単行本: 192 ページ / 15.0 x 1.4 x 21.0 cm ISBN-10: 4845637006 ISBN-13: 9784845637003
出版社: DU BOOKS(2019-03-15) 単行本: 520 ページ / 14.9 x 2.4 x 21.1 cm ISBN-10: 4866470267 ISBN-13: 9784866470269 紹介 20世紀を代表する音楽家が、 これまでの人生や、インスピレーションの源について綴った、 もっとも純粋なハーモニー。 ビーチ・ボーイズの舞台裏と、 『ペット・サウンズ』『スマイル』の創作過程。 そして、喪失と再生の物語。 録音芸術の領域を拡張し、 現在のポピュラー音楽界にもっとも影響を与えた音楽家。 「ポップ・ミュージックの世界で現存する天才をひとり挙げなくてはならないとしたら、わたしはブライアン・ウィルソンを選ぶ。《ペット・サウンズ》なくして《サージェント・ペパーズ》は作られなかった」――ジョージ・マーティン 「あんなサウンドのレコードなんて作れやしないよ。ブライアン・ウィルソ
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