[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

「耽美」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 耽美とは

2024-12-17

anond:20241217220416

これが当時としてはかなりの高画力耽美な絵柄だったので、刺さる人には刺さったと思います

2024-12-01

プロジェクト・ヘイル・メアリーを読み終わった ※ネタバレしかない

読み終わった俺は早速ネット他人感想を漁ることにした。

プロジェクト・ヘイル・メアリー ストラット ロリ

おかしい。

何も出てこない。

おかしい。

俺の想像では読み終わったオタクたちによる「日本ラノベだったらストラットは確実にロリキャラだった。銀髪紫髪の。アクエリオンシリーズに出てくるような感じの。ホシノ・ルリみたいな外見もワンチャンある。でも設定的にはロリババァだった感じかな。中華ゲーだったらブローニャみたいな感じだったはずだろう。これが大人の女性であるって所がやっぱ欧米諸国日本の文化の違いなんだろうな。日本だったら硬派なSFを気取っていても体だけロボットにでもして無理やりロリババァにしてたと思うぜ」みたいな会話が繰り広げられているだろうと信じていたのに。

おかしい。

俺はこの宇宙にたった一人なのか?

ヘイル・メアリーに一人取り残されたような気分だ。

だが、俺は諦めない。

どこかに俺のロッキーがいるはずだ。

プロジェクト・ヘイル・メアリー ロッキー 美少女

出ない。

プロジェクト・ヘイル・メアリー 沙耶の唄

出ない。

なぜだ!

真っ暗な宇宙の中、自分一人ぼっちになったような気がする。

辛い。

本当にこの宇宙にただ一人になった気分だ。

なんでだ。

天気の子からたった5年しか経っていないのに、もうこの世界インターネット)は俺の全く知らない場所に変わっていたらしい。

プロジェクト・ヘイル・メアリー ウンチ じゃがいも

出そうで出ない!(僕のウンチの話ではない)

畜生

おかしいだろ!?

お前らが散々「火星の人頭良すぎる!俺だったらウンチを直接食べて必死に飢えを凌いでたと思う!バナナうんこパクパクモグモグ」とか言ってたことに対してのファンサービスに対してさえこ仕打ちかよ!

なんなんだよこのインターネットは!

氷河期でも到来してるのか!?

ウンチを食ってるんだぞ!

今度はウンチを本当に食べてるんだぞ!

作者が「ははは。今回はウンチを(利用して生み出したまともな食料品を)食べるシーンがなくて寂しかたかい?大丈夫最後にとっておきのサプライズだ!」と最高に気を利かせてくれたんだぞ!?

しかたら、火星の人を熱心に読み込んだ読者の中には文字を読み進めながら「まだだ!まだウンチがある!ウ ン チ 食 べ ろ!」と叫んでた人もいるだろうし、その人はきっとガッツポーズを取ってたはずだろ?

お前らさあ、マジで心が宇宙空間みたいにヒエヒエなのか?

もう駄目だ。

俺は孤独だ。

この宇宙に無数の宇宙人がいるはずだと信じるような気持ちで、インターネットに無数の気持ち悪いオタクがいると信じて飛び出したことを後悔している。

誰も居なかった。

一人ぼっちだった。

プロジェクト・ヘイル・メアリー アビー 夏への扉

駄目だ。

何も出てこない。

誰も俺と同じ世界観なんて持ってない。

時代遅れダサいオタク一人ぼっちのまま死ぬんだ。

プロジェクト・ヘイル・メアリー たった一つの冴えたやり方」

ようやく少しは引っかかってくる。

でも俺がしたかった話とは少し違う。

美少女の命が儚く消えるメランコリック耽美的な物語と、おじさん達がウンチを食べながら必死に生き延びる熱血友情ドラマの対比を語っている誰かに会いたかった

分かるよ。

英語圏に行けばいんだってことは。

でも日本語で読みたかったんだ。

オタクの国でエロゲ黄金期の主戦場として萌え萌え言ってはキンモー☆されていた奴らが、この作品とどう向き合うのかを聞きたかったんだ。

苦しい。

俺は一人ぼっちなのか?

違うと信じたい。

俺はロッキーなんだ。

きっと誰かが遅ればせながらやってきて「おいおい、先人がいたのか。確率を考えれば確かにありえる話だ」とグータッチしてくれるって信じて待つんだ。

この冷たいインターネットの中、たった一人死んだように眠りながら。

2024-11-16

anond:20241116182648

ありがとうございます、恥ずかしながら言っていただいた作品どれも読んだことありませんでした。

今度読んでみたら自分の嗜好の方向がなんかピンと来るかもしれないのでメモりました。

人形ものでいうと三原ミツカズさんのDOLLとかが好きでした。 

耽美寄りの人形漫画だけど、その中で一番萌えたのは人形人間に犯される系でした。

エロ要素のない球体関節人形別にそこまで好きーって感じではないなぁ。

やっぱり、そこに男の必死欲望が乗って、汚されるのに興奮するのかもしれない。

2024-10-29

ゲームボーイアドバンス史上、もっと重要ゲーム10

ゲームボーイ史上、もっと重要ゲーム10

https://anond.hatelabo.jp/20241026213447

 

お次はゲームボーイアドバンス10選をやるぞ。

選外を列挙しろ、という意見があったので、今回は選外がマシマシだ。

スーパーマリオアドバンス任天堂2001年

ゲームボーイアドバンスはこういうことができるゲーム機ですよ〜という、任天堂なりのアピールソフト。というか、任天堂の同時発売ソフト4本は方向性は違うが全部そんな内容なので、代表としてマリオで。

中身はスーパーマリオコレクションリメイクされたスーパーマリオUSAアレンジ移植。当たり前のように音声が入ってるのはたまげた。

こういう風にスーパーファミコンソフトプラスアルファ移植できるとアピールしちゃったもんだからアドバンススーファミ移植がとにかく多い。

 

チューチューロケット!(セガ2001年

ゲームとしてはドリームキャストパズルゲーム移植版。ゲームとしては取り立て語ることはないけども、ゲーム史では非常に重要な一本。

なぜならこのゲームセガゲームハードから撤退して他社ハードに初めて発売したゲームから

ちなみにこのゲームの発売は3月で、撤退の発表は1月。さすがに2ヶ月で作れるはずがないからある程度水面下で動いてたはずだろうけど、このソフトの発売を聞かされた任天堂の心境が非常に気になる。

 

トルネットワーク ロックマンエグゼカプコン2001年

新生ロックマン始動

総理(当時)のIT革命で盛り上がっていた頃合に、ネットワーク世界で戦う、いかにも21世紀感のあったゲーム戦闘に使うチップデッキのようにしてカードゲーム風なのも当時らしい。

ロンチタイトルとは思えないくらいの完成度や、コロコロメディア展開もあって、アドバンス代表するシリーズで間違いない。ちゃんアドバンスで完結させてくれたのも良かった。

なお、アドバンスロンチタイトルは25本もあり、大半は出来が良く、下手すると10本全部ロンチタイトルを語るだけで終わりそうなので、この辺で。

どうせ、おまえらナポレオン」上げるんだろ?そうだろ?でも、単発で終わったし、アドバンス類似ゲームもないか10選には含めづらい。

ロンチタイトルだと、アドバンスポリゴン実車レースゲームを実現した「アドバンスGTA」と「全日本GT選手権」や(実際はポリゴンアニメのように処理してるだけらしいけど)、音声による英語教育ソフトをいち早く発売した「EZTalk 初級編」はもっと語られるべきかもしれない。

 

黄金の太陽 開かれし封印任天堂2001年

戦闘シーンのグラフィック、凄かった。召喚獣ムービー、凄かった。

任天堂による大作志向RPG携帯機でここまでできるというグラフィックは胸が踊ったもんだ。

前半(開かれし封印)と後半(失われし時代)で目的真逆になるから、話がややこしい。

面白かったから7割位は許すけど、話の途中でぶった斬るのはさすがにどうかと想うよ。

通信ケーブルなしで引き継ぐ場合パスワードも語り草。

 

逆転裁判カプコン2001年

ちょうど法廷ブーム花村大介みたいなドラマ行列のできる法律相談所のような法律を題材にしたバラエティなど)みたいな時流があって、それに乗っかるかのようにして発売された裁判ゲーム

これまでの推理ゲームと違って爽快感が強いところや、30分単位裁判捜査パートがおわり、メリハリが付いていて先が気になるシナリオ運びも良い。

地味なタイトルパッケージから想像もできないくらい虜にさせるゲームで、口コミによるユーザーの広がりがすごかった。

かくいう自分も、友人5人くらいに広めた。10時間くらいで終わるし、ハマればクリアまで1週間も掛からいから回転も速い。

なお、逆転裁判を発売日に買ったことは今でもドヤ顔で自慢する。

 

ポケットモンスタールビー・サファイアポケモン2002年

ポケモンシリーズ第3弾。今度はほとんど延期なく発売してくれた。

前作にあたる金銀はあくまでも赤緑の延長線という内容であったが、ルビサファ舞台作風も代わり、第一の転換期というべきのソフトタイトルロゴも変わったし。

シナリオガッツリ関わってる伝説のポケモン努力値など内部的な仕様も、これまでとは違う。

それゆえ、ここで脱落した初期ファンも多いが、ここから増やしたファンも勿論多い。

 

ファイナルファンタジータクティクスアドバンススクウェア2003年

こちらもゲーム史的には重要ソフト

任天堂スクウェア和解して発売された。発売日はチョコボランドの方が早いけど、当時は和解象徴のように取り上げられてたかこちらをチョイス。

ゲームボーイアドバンスSPと同時発売であり、任天堂としても最大級の歓迎で迎い入れている。

タイトルの割にあまりFFっぽくないと思ってたが、後に発売されたFF12と世界観を共有してるって設定にはビビったよ。

それはそれとしてロウシステムは面倒臭いからいらない。

完全に余談であるが、アドバンスには〇〇アドバンスというタイトルが多く、そういうタイトルが他ハードで続編を出す場合タイトルをどうするんだ?という疑問に、本作の続編は1つの解を提示している。

 

メイドインワリオ任天堂2003年

アドバンスゲームリッチになりすぎる!という反骨精神なのかは知らないが、ミニゲームよりさらに短い5秒で終わるプチゲームを大量収録。

それをシャトルランみたいな一定リズム感で遊ばせることで、半分クイズゲームみたいにゲーム内容を瞬時に判断してクリアしていく、謎のゲーム性を出している。

一応ワリオをフィーチャーしているが、ゲームとしてはワリオ必要性は薄く、ほぼ新規IPゲームとなっている。

まあ、内容が内容なので飽きも早いが、ほどよく忘れた頃に遊び直すとやっぱり面白

 

マーメイドメロディ ぴちぴちピッチコナミ2003年

コナミの謎技術

アドバンスで音声入りのリズムゲームを作ってしまい、ミスすると歌声キーが外れていくという無駄に凄い特徴まで持つ。

こういった謎技術がメインで語られがちであるが、内容的には今でもよくあるアイドルアニメリズムゲームの先駆けでもあると思う。

ちなみにぴちぴちピッチゲームは全部で3本発売されてるが、その他にも「ミルモでポン」など女児向けタイトルゲームアドバンスでは多かった。

アドバンス時代になると、女児向けにもゲーム市場が作られ始めてきたのだ。

 

ファミコンミニ01 スーパーマリオブラザーズ任天堂2004年

ファミコンスーパーマリオブラザーズをそのまんま移植。それでいて、ミリオンなのだから21世紀でも初代スーパーマリオブラザーズ面白さは不変であることを知らしめた恐るべきタイトル

かい話だが、懸賞で付いてきたバージョンファミコンミニマリオ25周年記念の再販品の3種類ある。

 

 

選外

その他、アドバンス歴史を語るには欠かせないと思われるソフト

書いてて思ったけどコナミ率が高い。この時期のコナミは安定してくれるゲームを何本も抱えてたせいか、意欲的なゲームも多かった。

 

くるくるくるりん任天堂2001年

アドバンスには回転機能がある。じゃあその回転を存分に使ってゲームを作ってやろうという、割とアイデア一発勝負ゲームだが、よくできている。

内容的にはイライラ棒なのだが、そこに棒を常に回転させるというだけで、ゲーム内容は結構変わる。

それなりに人気があったのか、続編が2つある。

 

ナポレオン任天堂2001年

ロンチタイトルの傑作リアルタイムストラテジー

最大の特徴はカーソルナポレオンというキャラしたこと。これにより戦略ゲームっぽさが薄まりナポレオン冒険追体験してるような気分になる。

ナポレオンたちもキャラも異常に濃く、歴史肖像画みたいなグラのくせにコミカル発言ばかりするアンバランスさも面白い。

出荷数の割にそんなに売れなかったのか、「ピノビィーの大冒険」とともにアドバンスワゴン第1弾でもあった。自分2001年の夏頃に新品980円で買った。

 

パワプロクンポケット3(コナミ2001年

主人公はサイボーク人間に戻る費用を稼ぐためにバイトして金を貯めるぞ!! えっ?野球……。

別に野球をやらなくてもいいじゃんと、開き直りを始めたパワポケシリーズ第3弾。問題作にして、シリーズの最大の転換期。

おおよそ野球とは関係なく、なんでもありなノリが大いに支持されたおかげでアドバンスでは安定して売れるヒットタイトル上り詰めた。

そんなわけで、パワポケRは地味な1と2だけリメイクしても売れるわけないだろ……。

 

耽美夢想マイネリーベコナミ2001年

ときメモガールズサイド以前の、女性向け版ときメモ。いわゆる乙女ゲーだけど、当時はそんな括りはなかった。女キャラとの友情も保つ必要があるなど、嫌な駆け引き感というか、なんかもうギャルゲーのノリで遊ぶと全然違う。

こんなずいぶんチャレンジングな内容をアドバンスの発売直後に持ってくるコナミセンスよ。

乙女ゲームでよくいると噂されるけど、案外いない悪役令嬢が出てくる稀有ソフト(ただ、正直あまり覚えてないが……)。

なにぶん乙女ゲームの概念ほとんどない頃のゲームであり、キャラクターが中性的な顔立ちであり、男が遊んでも案外楽しめるという、物凄く扱いに困ってるようなレビューゲーム雑誌に散見された。

 

遊戯王デュエルモンスターズ5 エキスパート1(コナミ2001年

カードは実際のOCGのイラストを取り込み、謎の独自ルールではなくOCGルール準拠。ようやくコンピューター上で遊べる遊戯王ゲーム爆誕した。

カードを発動できるタイミングでイチイチ確認メッセージを入れてきて煩わしかったり、実用性のあるカードが入手しづらいなど問題も多いが、シリーズが進むにつれて改善されていき、アドバンス末期に発売されたエキスパート2006では見違えるほど改善されている。

えっ?7と8?あれは、シナリオ追体験させるためのゲームから別物だよ、別物。

 

ソニックアドバンスセガ2001年

我々のような任天堂ユーザーや、ほぼセガゲームなんて遊んだことなキッズ層が初めて触れるソニックゲームスピード感がたまらない。

キッズ層の心も無事に掴んだようで、アドバンスには数多くのソニックゲームが発売された。

 

シャイニング・ソウルセガ2002年

アドバンスで疑似的なMMORPG

ただし1人1本必要で、通信ケーブル接続する必要があるんだけどな!

野心的な試みは買いたい。そこそこヒットした方ではあるが、持ってる人はそんなにいないからな……。たぶん、なにこのゲーム?と思ってる人が大半だろ。

一応、アドバンスMMORPG……というか、協力プレイ的なRPGゼルダ4つの剣で、それなりに形になってる。こっちだと持ってる人も多いしね。

 

メトロイドフュージョン任天堂2002年

メトロイド復活。

悪魔城ドラキュラシリーズも多く発売されたから、アドバンスはいわゆるメトロイドヴァニアシリーズに恵まれハードだった。

正直、メトロイドプライムはあまり合わなかったから、メトロイド2Dの方がいいや。

 

ボクらの太陽コナミ2003年

カートリッジに直接仕込む特殊ギミックアドバンスになっても健在であり、その中でも本作は太陽光を使うというかなり変わったギミックを持つ。ゲームでも外で遊ぼうぜ!!

ただ、自分は外で遊んだことはほとんどないので、肝心のギミックを実感できたことはほとんどないので、あまり多くは語れない。

メインユーザーの子供はやはり外で遊ぶことと、コロコロバックアップもあり、アドバンスオリジナルタイトルとしてはかなり売れた。

 

ファミコンミニ28 ファミコン探偵倶楽部 PART2 うしろに立つ少女 前後編(任天堂2004年

ファミコン探偵倶楽部PART2のベタ移植ファミコンミニシリーズアドバンス解像度の都合上、縦に少し潰れているが、本作などのアドベンチャー文字の部分は潰れないよう改良されている。

さてさて、なんでこのゲームを上げたかというと、アドバンス時代CEROによるレーディングが始まったんだけど、任天堂発売のゲームで初めて全年齢以外にレーディングされたのは実は本作。15歳以上推奨(今でいう「C」)となっており、作中で煙草を吸う描写がまずかった。

実はレーディングが導入されて、しばらく任天堂ゲームは全て「全年齢」対象ということをアピールしていたけど、いつの間にかなくなっちゃったのは間違いなく本作のせい。

シナリオ上、そんなに重要なシーンではないと思うけど、まあベタ移植だし、変更する手間もかかるからね。

 

リズム天国(任天堂2006年)

アドバンス末期の傑作。

リズムゲームだけど、ノーツを押すタイプリズムゲームではなく、リズムを把握してタイミング良くリズムを刻んでいく。全体的なノリはメイドインワリオに近いか

ニンテンドーDSは元々アドバンスの後継として作られたわけじゃないから、アドバンスはすぐに切られず任天堂2006年までソフトを発売しつづけた。

2024-10-28

清水玲子の『秘密ドラマ化するんだ

アニメはなんか別物になってたな

耽美部分は別に再現しなくていいので事件ちゃんとやってほしい

2024-10-21

出会い厨が送る女性の見分け方

https://ff14net.2chblog.jp/archives/61882227.html

女性の見分け方が紹介されていたが、正直言って感度が高く、特異度が低いのでまるで役に立たない

そこで、本当の見分け方を紹介しよう

といっても、極までしか言ったことがなく、固定は組んだことがないので、経験談で話す

なお、女性といっても定型発達の女性と会ったことがないので、あくま精神疾患のある女性限定であることは心にとめておいてほしい

1.耽美系のキャラメイクをする

耽美BLググるとわかるが、なんとなく美形っぽいけど、しつこい感じのキャラクターの作り方をしていることがある

女性キャラだとキレイ目に作るかかわいい感じに作ることが多い

2.露出はあまり好まないが、おしゃれな感じの装備を好む

かかわった女性水着ブリーフなどの肌を見せる装備を積極的にしてるのをほぼ見たことない

ある装備が新しく出ても露出が多いという理由で着ないことが多い

逆に露出はそこまでなく、ff14でいうと、ネオイシュガルディアン、ウィンターセーター、ウィスパーファインウール、クレセントレベルコートデモアタイアなど比較露出が少ないものを着こなしてることが多い

なお、腐属性の付く人だと男性キャラでは〇〇出汁などで肌を見せることは意外とあるので、あくま女性キャラクターを使ったとき限定ではある

3.基本的出会おうとしないし、ワンミス即死

出会いを誘ってもすぐには会おうとしない

タイミングによってはそのまま関係が途切れるし、距離の詰め方を間違えたら、そのまま関係が途切れたことも何度かあった

あと、超絶上から目線だし、セクハラ(ここでは話しかけたりデートに誘ったり)しようものなら、負の性欲をいかんなく発揮して、権力者をうまく動かして、追い出しにかかるぐらいは平気でする

さらとき出会い厨などととにかく馬鹿にするし、されされた奴がどうなろうか気しないことが非常に多い

女性目線だとセクハラ殺人にも匹敵する重大な行為のようで、

https://x.com/Clockwork_Wiz/status/1847042635216863539

気持ち悪ぅ…

こういうの通報する手段無いの?

直結狙いでヒカセンやってんじゃねぇよ。マジで気持ち悪い。

午前7:30 · 2024年10月18日

ぐらいのことは平気でいう

4.ハウジング系や創作系が好き

まれどうぶつの森ff14無人島ハウジングなどデザイン好きな人が割と多い

あと、夢小説を書いてる人もちらほらいたし、リヴリーアイランドもわりとやっていたりする

むろん、男性でもここら辺をやってる人はいて、小説だと意外にいるが、ハウジングなど何かを置くことにはまる人は意外と少ない印象を受ける

5.色遣いがうまい

出会った女性は装備品ハウジングの配色がとにかくうまかった

女性は色のセンスがあると一般的にあるといわれているが、確かにそれはあると思う

現実の服もきれいに着こなしてる人が非常に多かった

むろん、男性でもおしゃれな人はおしゃれだが、女性とは色の使い方が違う感を受ける

言葉ではうまく説明できないので、谷口美佳などと検索して、色の使い方を何となく覚えたほうが手っ取り早いと思う

あと、Xだとフォントの使い方がうまい人が割といたり、SSもかなり凝ってたりする

注意点

たまに外れることがある

あくま女性である確率が高いというだけである

なお、LGBTのGの似たような色遣いをするので、運悪く引っかかることがある

仮に出会って男厨だったとしても関係は切らないほうがいい

男厨と出会った記録を何個か作っておけば、女性から出会い厨とみられる確率は下がり、逆に社交的な人といういい評価がつくことがある

出会い厨は非モテシグナルですが、社交的な人というのはモテシグナである

なお、ff14出会える女性はユールモアにでてくるふくよかな人が割といる

それは覚えておいたほうがいい

(そういう人でも何かの役に立つし、出会い厨というシグナルを消せる)

2024-10-18

実家の近所が勝手に「複雑な歴史を持つ」場所にされていた

うちの実家の近所には、花街、つまり遊郭があった場所がある。もちろん地元人間は大体知っている。

さいころ、まだ生きていた祖母が、まあ壊れたレコードみたいに同じ話を何べんもするのだが、花街のあった辺りを指して「綺麗な女の人が大勢いてねー」などと教えてくれたことがあるし、花街はなくなっても花街相手商売していた商店とかは今でも存続している。

戦後花街自体がなくなった後も、映画撮影か何かで使われたことがあったらしい。

とにかく私はそこに「負の歴史」など感じたことはないし、その地域特に避けて暮らしたような経験もない。

何年か前、ふと思い出して、私の実家の具体的な地域検索した。

そうしたら、所謂花街研究者趣味者というのか、そういう人がまさに私の近所でフィールドワーク?をしていることがわかった。

ほうほうと思いながら見ていたら、その花街歴史が、「複雑な歴史」的な描写で描かれていた。まるでうちの近所が遊女死体を積み上げて繁栄したみたいな書きっぷりだった。

んんん???となって、その人に限らず他の花街探検系(変なジャンルだな)の人の記事とか見たら、何かどれも同じ書きっぷりだった。

この街繁栄遊女犠牲の上で出来ていた……」「地元の人はそれを知っているのだろうか……」みたいな。

いや、近所にそういう歴史があったの別に子供の時(平成中期)から知ってるし、それについて何とも思ってないのだが。

特に鼻についたのは、遊郭研究者たちの、「自分研究は覗き趣味ではない!」みたいな変な自意識だ。

〇〇ディープ案内みたいなのに影響を受けてドヤ街に行き地元労働者の顔をバシャバシャ撮って「これが日本真実!」みたいなことをやっても、それが薄っぺらくて日本の実情なんか何にも反映してないのはわかるだろう。

廃墟探検とかして私有地に入ってバブルの残り香がどうとか耽美ぶっても近所の人間には迷惑しかないだろう。被差別部落とされる場所に行って「ここは部落ですよー!悲惨歴史がある街ですねー!うわーホルモンだー!」なんてやる奴はましてだ。

だがそれが「遊郭」になると途端に高尚な研究になり、また地元民を指して「あなた方はこの歴史を本当に誇りに思ってるんですか?」的な問いかけまでし始めたりする。

いい加減にしてほしい。あんたがたはただ外からきて勝手に街を貶してるだけだ。しかもそこは廃墟ではなくまだ人が住んでいる場所だ。

遊郭(跡地)にもそれこそ「複雑」な歴史はあるだろう。だがそれは八百屋とかパン屋とか花屋にもそれぞれの歴史があるのと同じことでしかない。もちろん現代性風俗ラブホテルとかでも同じだ。

過酷さ」は別に遊女かにかぎったことではなく、農民でも漁師でも商人でもみんなが被っていたことだ。ただ「性」「セックス」が絡むだけで注目するなら、それはモンド映画趣味全然変わらない。

私は地元歴史に何の負い目とか感じないし、別に遊郭町おこし」とかやっても全然かまわないと思っている。この街暮らしていた漁民農民も侍もそして遊女も、露骨に言えば繰り広げられたセックスも、みんな絡み合った歴史の一つだ。

それを忌避したり、何なのか知らないが清廉ぶって「悲しい歴史……」などと暗黒時代の様に彩ることこそ、逆に過去の人々に失礼だろう。

2024-10-08

漫画タイトル忘れたから協力してくれ

単行本あったら買いたいんだけど思い出せない。ここ数ヶ月以内で、twitterプロモーションで回ってた。

中年男性が異界の化け物と契約する話

初老男性が出てきて中年男性ともともと知り合いだったっぽいけど、中年の方はそのことを忘れている。

中年男性には若い女性の恋人がいるんだけど、彼はもともと同性愛者で、女性も異界の力を使っていて、彼の性的指向を変えていた

という話だった気がする。背景の書き込み耽美的でとてもよかった。

2024-09-25

AIビビってるネット絵師ってアナログ絵描かないの

俺は18歳の頃からもう20年くらいアクリルケント紙、油絵の具とキャンバス段ボールと水彩みたいなマテリアルアナログ絵描いてそれを売って食ってんだけど、これがずーっと好評で、ネット絵師たちの言うAIの脅威を全く実感出来なくて困惑してる

 

ちな絵の売上は現在で平均で月50万前後

 

きっかけは母親がやってた携帯サイト詩人グループ常連が詩に合わせた挿絵が欲しいからってことで、俺が描いて個展とかやったのがきっかけで

展示を前提とした詩って書道的な側面もあって、視覚表現重要から、書と合わせて絵を使った表現も主流なのね(今はどうだか知らん)

それで個展のたびに詩に合わせて描いた俺の絵を展示してたら各方面から問い合わせが沢山来て、個人から広告代理店まで、あんなのを描いて欲しい、こんなのを描けないか制作依頼が多発したのがきっか

ちなみに現在顧客ネットよりも社交界で活発な40代〜の富裕層女性が90%を占めていて、彼女らの完全口コミ仕事が来てるので、俺の名前ネット検索しても2件しか引っかからない

それでも売れてるのは幼少期から母と母の友人たち、学生時代交際相手など、女に自分の絵を批評され続けて女性感性無意識内面化していてるせいもあるだろう

 

あと,こういう絵描きってセラピストとかホスト的な側面もあるっぽくて、どういう絵が欲しいのか顧客お茶飲みながら打ち合わせするたびにお客さんが食事代奢ってくれたり、金一封くれる

 

まあ、ありがたいよね

 

たまに制作過程を見たいって家に押しかけて来る顧客もいるんだけど、要は自分より若い男が非日常的な職人技術で美しいものを作り上げる耽美的な世界観に飢えてるらしく、筆を走らすたびにきゃぁ~って奇声を上げたり、ほんとあの人らのツボは安い(けど旦那金持ちから支払額は高い)よな

チョロいぜ、お前もやってみろや

 

それとコロナ以降この手の女性客に反ワクスピ系ウヨがめちゃくちゃ増えてきてたまに接客がツライときがあるぜ

 

追記

なんか言い争いに発展しててつらい

喧嘩って楽しい?俺は大嫌いだから付き合わないけど

 

顧客と向き合って絵を描くのはセザンヌから伝統だと美大で習ったが、ネット絵師たちも見た感じSNSで固定ファンいる人多いようだし、絶対リアル接客したほうがいいぜ

客によってはこんなんを100万200万で買ってくれるの?って体験も出来るから

不思議と気に入ってる作品ほどあんまり高値で売れないんだよな…

2024-08-23

ラブドール製作って実は性器は作り込まないよな

またぐらにはオナホールを装着する構造からラブドール製作って実は男の一番醜い欲求は扱わずに、エロキレイな部分、耽美な部分を磨くのが中心になる。

女性ファンが多いのもそういうこと。

2024-08-18

虚淵玄精通した

ニトロプラスセールやってるんだよ。知ってた?

ラインナップを確認すると沙耶の唄があってさ、うわぁ懐かしい…ってなって思わずポチったんだ。

で、今日特に予定がなかったんで、一日沙耶の唄プレイしてた。

初っ端グロテスクな背景が表示されてさ、懐かしすぎて思わず笑いそうになっちゃったよ。

ストーリー進めると「ああ、こんなんだったなぁ」なんて思って、相変わらず沙耶カワヨってなった。

というかこれエロゲーっていうよりホラゲーだよな笑と思って後半まで進めると瑤を絡めての3pシーンがあって、これがもうとってもエロいのよ。

だって今となっては古臭さも否めないのに(そんなことない?)現代でも通ずるエッチさがあって、エロシーンは筆致の良さも相まって、今でもそのシーンでおっ勃ってしまった!!

その時ああそういえばって昔のことを思い出してさ、このゲーム、初プレイ中学の時なんだよね。

同級生の友人が「これ貸してやるよww」って渡されたのが沙耶の唄でさ、そいつの兄ちゃんのものらしいんだけど、とにかく貸してくれたんだ。

当時、自分の部屋には中学に成ったお祝いにノートPCを貰ってたんだ。

大したスペックじゃなかったけど、エロゲーやるぐらいなら問題なくて、それで夜中自分の部屋でこっそりやってたんだよ。

最初はもうドン引き。え?なにこれ…わけわからんし、グロいしでもうほんと序盤で投げ出しそうになった。

でもさ、エロの牽引力って凄いじゃん?

これエロゲーだし進めればエロいシーンがあるんだ…って、その原動力だけで進めていったんだ。

そうして進めてみると普通にストーリー面白くて、引き込まれて「なんなんだこれは!!?」っていう、まさに未知なる遭遇のような境遇になって、寝不足になりながらも進めて、確か二日ぐらいでクリアしたと思う。

華美な文章耽美世界観にも妙に惹かれてさ、気付けばグロテスクさも最初ほどには気にならなくなってた。

それから例のあのシーン、瑤をペットみたいにして3pするシーンになって衝撃を受けた。

このゲームをやる前は正直言ってまだそれほどエロに馴染みがなかったからこれほどがっつりしたセックスシーンは衝撃で、リアルに生唾が止まらなかった。

で、気付いたらパンツに染みが出来てた。というかなんかムズムズする!!?ってなって、もうドクドクですよ。気付けばドクドク。

あ、そうだ。俺って虚淵玄精通したんだ。

なんてことを、今日このゲームをやって久々に思い出した。

沙耶の胡乱さには当時とてもハラハラさせられたし、呻吟や韜晦といった言葉がこれほど似合う作品も珍しいのではないかと思う。

というわけで10数年ぶりにプレイしても沙耶の唄は本当に傑作で、おすすめです。

増田沙耶の唄で死よりも恐ろしいものがあるということを、そして愛と恋を知ったよ。

まだ遊んだことのない人は、このセールを機にぜひ遊んでみてほしい!名作だよ!

あと主人公の声カッコ良すぎるだろ…

2024-08-15

名古屋系と呼ばれるヴィジュアル系バンドの思い出

最初に断りますが、自分アラフォー男性です 名古屋在住でもありません






そもそもヴィジュアル系」という言葉自体がもう死語であろうが

全盛期は、どんなメイク系統か、曲がどんな音楽系統なのかで、ヴィジュアル系さらに細分化されていた

コテ系」 「オサレ系」 「ラウド系」 「白塗り系」 など、ヴィジュアル系の中に多様なサブジャンルがあった

そして増田はその中でも「名古屋系」と呼ばれるヴィジュアル系が好きだった


源流はSilver Roseあたりからだと思うが、個人的には黒夢が祖だと思っている

そもそもヴィジュアル系以前のロックは、汗くさくて、男くさくて、力強くて、体育会系で…という音楽だった

そういうロックステレオタイプに対して、ロックという枠組みの中でのアンチテーゼとしてヴィジュアル系の流れが生まれ

その流れを決定的にしたのが名古屋系であり、黒夢だというのが増田の持論だ

黒夢上記のようなロックイメージの、すべて真逆をいった、つまり

耽美で、女々しくて、病的で、退廃的な世界観で、ロックをやろうとしたのだ

これが衝撃的だった

すぐに多数のフォロワーが生まれ名古屋系と呼ばれるジャンル確立されていった

共通しているのは上記のような世界観なのだが、どうもこの方向性で長く続けるのは難しいようで、

名古屋系のバンドは軒並み短命、あるいはだんだん方向性が変わってポップになっていくことが多かった

また世間一般的セールスもあまりふるわず商業的に大成したバンドも少ない

それでも当時の世界観というか、名古屋系と呼ばれるバンドたちの空気感は何物にも代えがたく、

あれから30年近くたった今でも、当時の音源を引っ張り出してきてはたまに聞きたくなる

黒夢LaputaROUAGE、Merry Go Round、Lamiel、kein、deadman、GULLET

当時の名古屋バンドしか感じられない没入感のようなものがある

いつか、同志と心ゆくまで語り合いたいと思っていたのだが

リアル出会うことのできないまま、気づけばアラフォーおっさんになってしまった

やり場のない熱をここで供養させてください

2024-07-25

平成二年生まれオタクロマンス観(HL・BLGL)を形作った作品たち

もうすぐ誕生日を迎えて33歳が終わるので、いい機会だと思って平成初期生まれである自分ロマンス観の奥底に眠る作品について、水面まで引っ張り上げて雑語りしてみた。なお性別は男。

HL:anond:20240724184142

BL:これ

GL:anond:20240726224920

BL

なのだが、BLについては、実はかなり小さい頃から存在概念自体には触れていた。

ひとつ前で話題に出した図書館には、ティーンガール向けの(おそらく少女漫画卒業した近所のお姉さんたちからの)寄付所蔵があり、その中には白泉社系の漫画が数多く存在していた。当時の自分は、文字と絵があるなら何でも噛まずに飲み込む悪食だったので、男が少女漫画を読むとか特に何も考えずに頭を空っぽにしていろんな作品を乱読していた。そのお姉様方が残した漫画では……まあ割と頻繁に男と男がベッド・インする描写がございまして。たぶん清水玲子さんの作品だと思うのだけど、フツーに女が男と、男が男となんやかんやベッドで一緒に寝ていた。

当時は臥所をともにする意味を知らなかったので、ふーんで流していたけど、たぶんこれが原因でボーイ同士のラブにはじめから拒否感が無かったような気がする。長じて、そこそこの男オタクがBLを〇〇という蔑称で呼んで弄ぶおもちゃにしたり嫌ったりしている(た)のを見て、そんなに嫌う?と思ったこともあった。

あと、漫画の中にラッキーなことに「ぼくの地球を守って」もあって、それを血とし肉とし、年の差カップルやらTSやらやおいやらを学習していった。当時は倫くん精神年齢が近かったから、亜梨子のことをすっげー年上のお姉さんとしか思ってなかったけど、今思えば……いや、今思っても流石に年の差はあるわ。(ぼくたま面白かったなあ……【懐古】。好きなキャラはキャーおよびJrです)。

しかしながら、BLにハマる、つまり男と男のカップリングに熱を上げることはなかった。あくまでも、そういう価値観もあるという認識を持った程度。そんな自分のカチコチに固まった頭をぶっとばしたのが、数年前の自分誕生日近くに発売された某ゲームに出てくるLくんというキャラクターだった。ここまでが前置き。

タイトル
ジャンルRPG

(とくにBのLを主題にした作品ではないし、勝手自分が思っているだけなので作品名はぼかす)

このゲームは、とある学校先生となって選んだクラスの生徒たちを戦乱の時代に生き残れるように育て導いてゆくというもので、作り込まれ世界観に加えて、複数ある学級にそれぞれ個性豊かなキャラクターが何人もいる(しかも完全フルボイス!?)ことで、いろんな育成を試したり、生徒との恋愛シムを楽しんだり、生徒間でカップリングを作ったりと、様々に遊べて大きくヒットしたのだ。例に漏れ自分オキニキャラがおり、それがLくんだった。

いや、はじめはまっとうに可愛い女子陣(LとかMとか)にエへエヘしていたんだけど、なんか気が付いたらLくんのことがすげー気になる存在になっていたのよ。そのゲームはいわゆるコミュ的な、キャラ同士が交流するイベントがあるんだけど、Lくんは初っ端からエンジン全開で仲間に対して自分のことを「容姿端麗にして才気煥発」とナルシ発言カマして、空気の読めない高慢ちきナルシスト変な髪型貴族として高笑いしながら自分フルネームしかもミドルネームあるから長い)を連呼していたんだ。それでおもしれーやつ〈ルビ:コメディリリーフ〉的にLくんが気に入っていたんだけど、ゲームが終盤に近づくにつれて、なんかLくんが覚醒して、おかっぱナルシストからシメ耽美髪美ノブレスブリージュグレート薔薇貴族に大変身したのね。おもしれーやつだと思っていた可愛い生徒が、ウルトラスーパーデラックス紳士になってしまって困惑3割感動7割で、まあ端的に言うと「り゛っば゛に゛な゛っ゛た゛ね゛ぇ(泣)」だった。

それで一周目をクリアする頃にはLくんを含めた学級の全員を超大好きになっていたのだが……話はここから。そう「一周目をクリア」が意味するのは二周目があるということ。実はこのゲームは学級の数だけ、正確にはさらに隠し的なルート一つがあり、何周もしないとストーリーの全容が分からないという恐ろしい作品だったのだ。

そこで、ゲームクリアして二周目を違う学級ではじめたのだけど……完全に元の学級ロスになっていた。新しいルートを進める傍ら、最初ルートファン通称は「実家」)の思い出を反芻する日々。新ルートで元の学級の子達と交流すると、現学級のライバルなのにいい働きをしたら「うちの子立派!」と思わず叫んで親バカの如く他学級を褒めるというしまつ。ついには、日々彼らのファンアートやらキャラ語りを探し回るゾンビになっていた。

このゲームは発売当時にそこそこ話題になった作品だったので、ネット検索すると、それはもうファンアートや感想の海……いや大海原の如く豊穣な熱情(しばしば劣情)にありつけた。そうすると、次は二次創作というグランドラインに正面から向き合うことになるのは必然だった。名支援と呼ばれるLくんとMちゃんを描いた漫画作品平民貴族の組み合わせのLくんとLちゃん小説、声デカ貴族組のLくんとFくんファンアート、そして学級長のCとLくん、LくんとC、またCとLくん、LくんとC……そう、実はLくんは異性とのカップリングよりも、学級長であるC(男)とのカップリングが、多分最も人気があったのだ。

CというキャラはLくんの真逆とも言えるキャラクターであった。級長のくせして腹黒軍師系だし、すぐに策を弄してハメようとするし。だが、内心にとんでもなく大きな野望を抱えているという複雑なキャラクターでもあった。やや高慢だが優等生のLくんと人当たりはいいが腹の底を見せないC。二人はストーリーでもコミュでも犬猿の仲というべきであった。

二次創作という大海原には様々な島が浮かんでいた。デフォルメされた姿でうさ耳が生えて赤面しているLくんがいたと思えば、リアル等身でどシリアスな殺して殺されての戦場汚泥に塗れている姿があり、Cを言葉攻めしていたり逆にされていたり、現代パロ、学パロ、性転換、敵対シチュモブ、死ネタetc... ニュービーだった自分には直接的な官能的な絡み合いこそ刺激が強かったが、ネットの海に放流される彼・彼女たちの漫画イラスト小説イメソンetc……そこには確かにキャラクターへの愛があった。

そんな調子で元の学級への未練(飢え)を同志達の供給で癒やしつつ、数百時間かけて全ルートを回りきり、ついに念願の最初ルートに戻って最高難易度でもう一度やり直すことに。そこにはかつてと変わらぬ愛すべき学級の生徒たちの姿があった。Lくんも相変わらずCに突っかかって、Cはそんな彼のことを面倒臭がって、変わらぬ犬猿の仲……いや、なにかおかしい。

それは衝撃が固体になった瞬間だった。

初見プレイ時にはまだBL筋が十分に発達していたかったため見逃していたのだが、チャクラが開かれた今となって見ると、それはもうコッテリとした男と男のクソデカ感情がこれでもかと描かれていたのだ。

先に少し述べたように、Lくんはナルシストの傾向があれど、基本的には名門貴族の跡取り息子としての教育を受けている礼節を持った男であった。先に紹介した他のキャラとの珍妙コミュにしても、彼は彼なりに真面目に誠実な態度を取っていた、ただ空回りしていただけで。しかしどうだこれは! Cとのやりとりに彼がこれまで受けてきた教養のある態度は認められない。そう、それは嫉妬。内側に秘めていた激情。むき出しの激重感情がそこにあった。

名門貴族の跡取りとして生まれた彼は、諸侯が己が利益を優先し団結をしようとしないこの諸侯連盟の現状を憂え、この国を正しく導くのは自分の責務であると自負していた。学問を修め、領主としての振る舞いを学び、着々と目標に邁進していた。そんな彼の前に現れたのが出自不明でありながらも突如として諸侯長の跡取りとなったCだった。全く貴族らしさを感じさせず、あまつさえ貴族の位なんて屁とも思っていない異物。それがLくんにとってCだった。

自分が欲しくてたまらなかった立場にありながらも、それを歯牙にもかけず、貴族の責務にも無関心で、それでいて何かを企んでいるのに見せようとしない見通せない。だから「君など現れなければ……」と本心が溢れてしまう。悔しそうな声。それは俺先生や他のクラスメイトには見せない、彼の心から嫉妬だった。しかし、その心は、先生とCの隣で彼が望む未来の片鱗に触れていくにつれて変わっていった。領内の、国内ことだけしか考えていなかった彼は、この世界人種差別身分のことまでも変えていこうとするCの考えに触れ、彼こそが皆を率いていく器だと内心は認めるようになる。そして、二人きりのとき「君のいない世界など味気ない」と告げ、自らにとって彼が大切な存在であると言外と認める。

このやりとりを再見した時、なぜ、自分はこの感情ドッヂボールに気が付けなかったのか、と唖然となった。「お前さえいなければ」からの「お前がいない世界など」という完璧な回収。こ、これがブロマンスなのか……と濡れた泥を投げつけられたような衝撃だった。これで完全にチャクラが開いた感覚があった。

この二人はエンディング後の後日談もいいのだ……アニメ化の際は、鹿ルートエンディング曲は風塵回廊でお願いします。

2024-07-12

anond:20240712220303

男だとしても成人ぽくはないないよなぁ

男だとしたらバランス的に耽美とかでよく表現される思春期来ないで体が大きくなった男とか

2024-05-03

anond:20240503192038

そいつらがいたせいで、キモイ耽美ホモを男オタにも押し付けようという発想が代理店に生まれたわけだ。

実際には、00年代以降のアニメ業界の隆盛は、殆ど九十年代エロゲのノリを輸入しただけで生まれてる。

まほろまてぃっくとかハルヒとか。

エヴァだって半分くらいエロゲ

ツンデレ少女とかクーデレ少女とか、エヴァ以前にエルフ作品が作った奴。

2024-04-11

彼女を解剖したい

彼女は裸で、俺の横で眠っている。

寝息を立てて、心地良さそうに。

俺はプログラマーで、決して優秀ではないが、人並みに仕事は出切ると思っている。

ゼロから何かを生み出すことは出来ないが、コードを見ればどのような動作をするのか大体想像がつく。

から既製コードを応用することで仕事をしている。所謂リバースエンジニアリングというやつだ。俺はそれが得意なのだと思う。仕組みが原理還元されるような、そうした一連の流れには耽美ささえ感じられる。

俺は彼女の裸体を眺める。

付き合い始めて二年になるが、彼女のことを芯から理解できているとは思っていない。

心の底では何を思っているのか。

俺と会っていないときにはどうしているのか。

不安になるときがある。

もしも今ここにメスがあって、彼女お腹を縦に切り裂き、ピンク色の肝臓や、規律よく波打つ心臓を見れば、彼女のことがより理解できるのかもしれない。

規律調和だ。平和象徴プログラミングや、コードが裏切らないように。

俺は彼女のほっそりとした身体を見る。豊かな乳房を眺める。

俺は彼女の仕組を、還元したいのだと思う。

2024-04-05

天才とは災いであ

その増田文章は散文的であり、詩のようでもあった。

その増田文章はあまりに乱雑で、優雅で、情緒にあふれ、まるで熟語ことわざのように、ある言葉の並びがそれによって別の意味になるよう自然に仕向けられていた。

その増田文章日本語で書かれていながら他の言語と呼べる可能性を秘めていた。

増田はこの増田を目にして一読すると、非常に苛々した。

胃はムカムカし始め、目は充血し、その増田のことを少しでも思えば気分が重くなり今にも憎み出すほどだった。

増田怒髪天になりながらも心の底では気が付いてた。

自分では決してこの文章を書くことはできないだろう。

増田無自覚を装いながら激しくいきり立った。

そして「くだらない」とその文章を一蹴する。駄作だ。ブクマだって0じゃないか

こんな文章の何処がいい?腐ってるよ。糞文。駄文ブクマが0なのがその証明だ。

増田は気を落ち着かせようと俗な投稿に目を向けた。雑多にブクマを集めている注目エントリに目を向ける。

そこに書かれていることは日常のことであり、自分自分のままで共感することも説教することも出来た。

そして同情することもでき、自分にも書ける内容であることに気づくと増田はこの増田のことを好きになった。

そしてブクマをつける。ブクマは周りからも集っていき、その増田はどんどんブクマを集めて注目される。

自分の目に狂いはなかったのだなと増田自分のことのようにブクマが増えていくのを喜んだ。

ブクマがたくさん集まった増田は内容が平易で、世間的で、同情やら共感などの感情を呼び易く、説教用の隙間を開けてある。

そして、ブクマが0のその増田の内容はまさに耽美的で、素晴らしく、言葉から作られたのではなくそ文章のものから言葉が作られているような響きがあった。

文盲はその素晴らしさに気付けず、目利きはそれに対して激しい憤りと憎しみを持って出迎え、誰の手からブクマがつくようなことは決して起きない。

今日もまた皆が理解することが出来る調和の取れた増田が壇上に上がり、歓声と共にブクマを集め続ける。

それは決して悪いことではない。世の理とはそのようなものだ。

あなたは惑わされず、増田投稿を続ける。

自分の思いの丈を綴る。迎合するものを書こうとしないのではない、それは呼吸なのだ

あなた生命をそのまま文字に描き起こす。

あなたはそうして増田投稿をする。

その増田ブクマは0で、それが1になることは決してない。

しかし忘れないでほしい。

あなた増田は、そういった類の増田かもしれないのだということを。

2024-03-09

[]耽美

読み方:たんび

 

この時点で俺は間違えている、しゅうびとか読んでた

 

意味

美を最高の価値として、美の世界にひたり楽しむこと。 美にふけり陶酔すること。 唯美。

 

イメージとしては「自分世界に入っちゃってる系の絵画」だけど、あってるんだろうか

 

耽美主義

19 世紀 せいき 後半にフランスイギリスを中心にしておこった 文芸思潮 ぶんげいしちょう 。 「美」のみを 最高 さいこう の 目的 もくてき と考えて追究する立場

 

これわからないよな字面じゃ

 

調べた

https://art.japanesewriterinuk.com/article/aestheticism.html

芸術目的は、道徳や教訓を伝えるもの利益をもたらすものではなく、単純に美しい存在であることだという思想

現在では、「耽美」という言葉は、上記耽美(唯美)主義の他に、少し毒気を含んだ美というものも指して使われていると思う。ただ美しいだけではなくて、陰のあるもの。病弱、破滅官能、死、影、悪、闇、悲哀、倒錯、耽溺、狂気などなど。

 

うそう、そういうイメージしてた

合ってた

堕落した色っぽさ、みたいな

社会から批判されるような感じ?

 

そうだそうだ、ジョン・エヴァレット・ミレイだ、よく見かけるの

なんか沈んでる女性

エロいよね

 

類語:唯美

 

所感

苺ましまろの「かわいいは正義」ってつまり耽美だよね、不道徳てきなところとか

2024-03-01

FF16の一体何にもやもやするのかを言語化してみた

FF16のネタバレあり批判記事です。プレイ済でFF16に思い入れのない方向けです。

ゲームシステムより、シナリオ面にフォーカスしています

FF16をクリアした。わくわくと予約して発売当初にプレイしたので、クリアしてもう7ヶ月くらい経つんだが、いまだにもやもやする。もやもやというか、悲しみと怒りというか……。「何だったんだよコレ」というか。

いや正確にいえば、プレイ序盤は「おお、面白いかもしれない」と思った。それがちょっとずつ「ん?」と思うことが増え、中盤のバハムート戦が長すぎるあたりから完全に「アレ?」となり、終盤はちょっと盛り返してきたけど、ラスト米津玄師をバックに「あ、終わった……あと少しの工夫で名作になったけど……ちょっと塩気が足りないような……?」と狐につままれたような気分で終わった。まだサブクエストは残ってたけど、やりこむ気が全く起きずそのまま一度もプレイしてない。

思えばプレイ中、ずっと「面白いと思わなきゃ」という強迫観念に駆られてた。だって久々のFFナンバリングじゃん?予約してたしものすごく楽しみにしてたし、映像めちゃくちゃ綺麗でリアルで、鳴り物入りものっそお金もかかってそうじゃん?周りも「今ハマってて〜」とか言ってたし、ずっと悪く言っちゃいけないと思ってたんだよ、いいところ探そうと思ったんだよ。

だけど日が経てば経つほど冒頭のようにもやもやが広がってきて「やっぱあれおかしかったよね」とか、恋人と別れてから洗脳に気づいてずっとそのことについて考えてしまうみたいな。FF16クリアしてからいろんなゲームやったりアニメみたりしたけど「FF16よりずっと面白い!」「FF16よりこの点がいい」とか、謎にずっとFF16と比べてる自分がいる。

ここまで心囚われてしまうのは、何かあるんじゃないかと。裏を返せば、FF16の何が面白くなかったかを深掘れば「面白いコンテンツとは何か」を考えてみるきっかけになるんじゃないかと。

本当はFF16の悪口言う飲み会やりたいくらいだけどそんな友達はいないので、こうして増田にしたためてみる。以下はエンタメ業界でもなんでもない自分のど素人私見なので、いろんな方のぜひ意見を聞いてみたい。

良かった点・悪かった点の箇条書き

以下は要素を出すためにとりあえず箇条書きで気になった点を挙げていく。

この項目は細かい話なので、要は何?を先に知りたい人は読み飛ばして次の項目にいっていただいて構わない。

悪い点ばかり挙げていてもフェアじゃないし、心を落ち着けるためにも、まずは良い点から挙げていきたい。

FF16の良かった点】

映像がきれい

・サブキャラ人間味がよい(ベネディクタフーゴディオンあたり)

・先代シド「誰もが人として死ね場所」を引き継ぎながら、

  主人公さらにその先の「人が人として生きられる場所」を掲げて言葉にし続ける(ちょっとFF10っぽい)

・終盤の今までの召喚獣全部出すRPG感(ちょっとFF10ぽい)

ラストのクライブ清濁併せ呑む決断|<

じゃあ悪かった点って何なの?

FF16の悪かった点】

1.緩急がない

・クスッと笑えるようなネタほとんどない

チョコボ音楽流れない(なんだよあの♪チャララララララーンって、よく分かんないところでオリジナリティ出すな)

・ていうか音楽が終始暗め

ミニゲームない

・ほぼ同じような景色ばかり、マップ移動が自動シナリオも基本一本道、自由度が少なく冒険感がない

2.シナリオの細部に矛盾や都合のいい展開が多い

テーマの根幹であるベアラー奴隷格という設定に無理を感じてしまった。魔法がある分科学は発展してない以上戦闘力は彼らが遥かに上だし、生活も彼らに頼りきり。抑え込める武力ロジックもないので反乱起こされたらかなりやばい、この状況であればむしろ優遇されるはず。ジルみたいに「人質にとって脅してる」だけじゃあまり説得力がなかった。

ジョシュアがなんで主人公自分生存を隠していたのかが意味不明物語の核心を知ってるんだろうなあ〜と再会シーンを楽しみにしてたら「僕もアルテマのことは詳しく知らない」?!は?!

あの意味深な隠密行動はなんだったん?中二病??だったら逃げずにさっさと共闘してくれよ

アルテマバルナバスも主人公に甘い。ディオンあんなに狡猾精神的に追い詰めたのに、主人公に対してはジルをさらうくらいで殺しもしない。

思念を断ち切りたいなら、もっと主人公の大切な人や場所を壊すなり目の前で殺すなりやり方いくらでもあるでしょうに


・召喚獣を吸収されても、暴走でもう1回召喚獣になれるのなんで??無理やりでもいいからなんか説明ほしい(その人の心の奥底に召喚獣の魂が根付いていてそれが心の刺激で一度だけ解放されるよとか、それくらいでいいから)

3.メインキャラの設定がペラペラに薄すぎる

主人公キャラが真面目すぎて魅力を感じない。いかにも主人公らしい言動しかしない。もっと人間らしい葛藤とか弱さとか欲しかった


主人公ジョシュア、再会してあっさり打ち解けるけど、あんなに羽むしって殺しかたことはお互いもうちょっと思うところがあるんじゃ……


・主人公が飼い犬(トルガル)に興味なさすぎ。あなたの犬青く光ってるけど何当たり前のように受け入れてるのおおおお?!最近おやつ食べないのに飼い主以外の人が気づいて忠告してるけどおおお?!犬に対してぞんざいすぎる、いや狼だけど、生き物はちゃん愛情深く飼ってくれ

ヒロインのジルが戦わない。いやシステム上は戦うんだけど、精神的に戦わないように見えてしまう。

愛する主人公ピンチの時も見てるだけのことも多いし、何度「いや今命削ってでもシヴァに顕現しろよ?!」と思ったことか……。

性格的に自己犠牲っぽい割に基本的受動、お姫さま扱いで時代に逆行。ベネディクタの方が好きだよ私は……

本当はもっともっとかいところいろいろあるんだけど、呪詛みたいになってしまいそうなのでこれくらいにしておく。(既に呪詛

結局、何が面白くなかったのか

悪かった点のまとめ、1〜3について振り返り、「いいコンテンツとは?」について考えてみたい。

1 緩急がない

いいコンテンツには緩急がある。

例えば同じFFでもFF7。ゴールドソーサーがあったりそこでバレットデートできてしまったり、
戦いの日々の中にも思わず笑ってしまセリフちゃんとあるメテオ無視してスノボしまくることもできる。

FF7リメイクエレベーターの中でのバレットクラウドの会話
バレット「お前いくつだ?」クラウドファーストだ」
バレット「ちげーーよ!歳聞いてんだよwwwwwなんだよファーストって」みたいバカにして笑うシーンとかめちゃくちゃ笑った。
クラウド自意識過剰バレット調子に乗りがちな性格を上手く扱ったやりとりだと思う。

FF16は音楽キャラシナリオシステムも、ずーーーーっと暗くて一辺倒。明るくて楽しい叔父さんくらい。(砂漠叔父さんはめちゃくちゃジョセフ・ジョースターみえたが)周回するのも辛い。

お願いだからチョコボの曲くらい流してくれ!チョコボの曲すらなかったらもうアレはチョコボという名前だけの別の鳥だよ!!
メインシナリオ以外の遊び要素がほぼサブクエストだけっていうのは、ただ面倒なだけだし相当シナリオ面白くないと無理ある。


2 シナリオの細部に矛盾や都合のいい展開が多い



語り部システムとかあって国際関係とかキャラ設定とか読み込めるようになってるのはいいんだけど、それ読んでも「結局あれは何だったん」って回収されない矛盾が多い。
1つ2つなら許せるけど、続くと
キツい。


好きなコンテンツって設定集買って読み込んで「うおーーアレは実はアレでアレにつながってたのかああ!!」って本編だけでは回収されない細かい設定まで知るのも醍醐味で、それでもまだ分からないものネット考察みてこれはそうかもいやこれは違うやろとかあーだこーだするのも楽しいけど、FF16は設定集買っても絶対そんな深い裏とかないと思う。(そもそも買う気も起きないが)



なんというか、シナリオキャラ自然に動いてない感じがある。

作り手が見えすぎてしまうというか、先に都合のいい展開・見せ場がつくってあって「この展開にしたいから、あなたキャラ)はこう動いてくださいね」って指示されてるような感覚。その展開に至るまでの階段がない。



RPGならありがちなことではあるけれど、ここで映像がきれいすぎることが裏目に出る。映像リアルな分、リアルでない展開がものすごく目立って見えてしまう。これがドット絵だったらそういうもんって思うこともできたけど。

3 メインのキャラ作りがペラペラに薄すぎる



もう、一番はこれ。薄い。クライヴジョシュア・ジルという中核3名のキャラが圧倒的に薄すぎる。

全員いい子発言しかしないし、発言が全く面白くない。コンプレックス葛藤もない(うっすらあるけど浅い)。



クライヴ騎士気質ベアラーにも弟にもジルにも尽くす、ジョシュアは弟キャラで兄大好きで病弱でニンジン嫌い。以上。



クライヴは幼い頃に神扱いされてた弟への嫉妬とかないんか。そんなに弟が大切なのに、弟を殺してしまった(そのあと殺してなかったことが分かるけど、あれだけ傷つけてしまった)ことはシドに鞭に打たれたくらいで消化できるものではないだろ。聖人君子か。



ジョシュア健康な兄への嫉妬とかないんか。羽むしられたこともうちょっと怒ってもいいだろ、聖人君子か。唯一怒ったのがなんか「兄さんはもっと人を頼れ!」とかで殴った気がするけど、どんなシーンだっけ?とググったらYahoo!知恵袋で「正直ゲームでよくある殴るシーンを入れたいが為に無理やりねじ込んだように思えます」って回答があってその通りすぎて笑ってしまった。



ジルに至ってはどんな人間なのかがさっぱり分からん自己犠牲で戦う人なのかなー?と思ったけど、その割には自分が石化することを案じてなのかなんなのか、「今は助けに入った方がいいよー?!」ってところでもなかなかシヴァに顕現しない。


そして(重い腰あげてようやく)鉄王国滅ぼしてクライヴを守る的なことを言ってたくせに、なに裸で抱き合ってシヴァが吸い取られることを受け入れてるんだよ。同意なく自分生き様・決意を奪われて強制的に守られることを許すなよ、もっとブチ切れてクライヴと戦うべきところでしょ。しかも裸で。裸ならいいんか?クライヴ自己満な身勝手も彼の優しさとして涙流して感動して受け入れるんか?

ただその場の雰囲気に流されやすいだけの人では??なんで替わりにこの件でジョシュアが殴ったん??



一言でいうと3人とも「こんな人間いねーよ」なのである



良いところでも書いたように、サブキャラちゃんキャラがあるんだよ。ディオン父親に認められたいコンプレックスを上手く突かれて暴走、以降は国を壊してしまった自責の念で生きていくのも分かるし、ベネディクタは何も持たなかった出自から奪われる恐怖で力に固執、力を失ったうえにこの上ない陵辱を受けて精神的に崩壊するのも分かる。


「この生い立ちならこういう性格と結果になる」がサブキャラにはあるのに、なんでメインキャラにはないんだ。あんなに15歳〜28歳〜33歳まで生い立ちに尺使ってるのに。最終的な年齢は今までのRPG主人公よりずっと私に近いのにそれでも全く共感できない。



ここでも映像がきれいすぎることが裏目に出る。人間の見た目はリアルなのに、そこにインストールされてるソフトは作り物のペラペラ映像技術キャラの厚みが追いついてない。ただのイケメン展覧会、ひたすらPVをみてるだけの気持ちになる。



キャラさえしっかり練られていれば、実は「1 緩急がない」も「2 シナリオの細部に矛盾や都合のいい展開が多い」もクリアできるのである。
1は性格設定に基づいたコント的な会話で緩急はいくらでも作れるはず。同人誌があれだけ発達しているように、メインのシナリオライターでなくても、設定さえしっかりしていれば他の人でも作れる。


例えばだけど、FF10のメンバークレープ屋に行ったとするとリュックがどれも食べたくて選べなくて、ティーダがそれをバカにして、でもユウナが「うーん、確かにバナナイチゴか選べないなあ」って言った途端にティーダが「俺のもあげちゃう!」って言ってリュックが「何そのえこひいきー!」とかとか、面白いのが書けるかは別としてある程度会話が想像できる。
FF7なんて、どん兵衛コラボCMみたいなめちゃくちゃな世界観キャラを置いてもちゃんキャラが動くからすごい。荒唐無稽舞台なのに、「確かにこのキャラはこういうことやりそうwww」という説得力がある。



が、FF16のメイン3人でクレープ屋に行っても「俺はチョコバナナで」「僕も兄さんと同じので」「私はイチゴ」くらいで会話が終わってしまいそうなのである。シーンにキャラを置いても全然イキイキと動き出さない。



2も性格設定に基づいてキャラ自然に動くなら、都合のいい展開もなくなる。世界設定に多少の矛盾があったとしても(あくまで多少での範囲だが)、キャラが魅力的ならシナリオも魅力的になって多少のことは目をつぶれる

いいコンテンツとは何か?



荒木飛呂彦先生が『荒木飛呂彦漫画術』の中で、以下のように語っている。

>

実際に漫画を描くとき、常に頭に入れておくべきこと、それは、僕が漫画の「基本四大構造」と呼ぶ図式です。

重要な順に挙げていくと、①「キャラクター」 ②「ストーリー」 ③「世界観」 ④「テーマ」ということになります。


この四つは、それぞれ独立して存在するのではなく、互いに深く影響を及ぼし合っています。そして、これらの要素を増補し、統括しているのが「絵」という最強のツールで、さらセリフという「言葉」でそれを補う図式となります


つまり、読者の目に見えているのは絵ですが、その奥には「キャラクター」「ストーリー」「世界観」「テーマ」がそれぞれにつながり合って存在しているのです。この構造は、いわば、ひとつ世界の営み、宇宙とも言えるのではないでしょうか。



2015年 荒木飛呂彦荒木飛呂彦漫画術』集英社新書 第二章 押さえておきたい漫画の「基本四大構造」より引用



漫画はこれを1人でやらなければならないけれど(漫画家さん本当にすごい、、)、ゲームアニメにおいても同じだと思う。


FF16はまさにこの裏返しで、まずは何よりメインキャラクターの作り込みが弱い。キャラクターが弱いかストーリー展開が不自然な点が多いし、緩急なくて苦痛を感じると世界観に没入しきれなくて、細かい設定の矛盾がどんどん気になってきてしまう。結果的に「人が人として生きる」というせっかくのテーマ説得力がなくなり、ただ言葉として置いてるだけのように感じてしまう。

で、それらを統括している絵だけが突出してめちゃくちゃ綺麗・リアルでそれ以外の厚みが追いつかず、宇宙のチグハグ感がすごい。



漫画でもゲームでもどんなメディアであっても、①〜④を作り込み、絵とセリフで統括して、これ以上ないくら絶妙バランス宇宙をつくっているのがいいコンテンツコードギアスだったらCLAMPだし、ニーアオートマタであればゴシック調の耽美的な雰囲気音楽だし、進撃の巨人だったら諫山先生のあの絵以外今やもう考えられない。 

別の言葉でいえば、魔法にかけ続けられるかどうか。「このキャラはこんなこと言わないよね」とか「作業が多くて飽きてきたな……」とか「この設定矛盾じゃない?」とか、何か苦痛を感じる度に、魔法は少しずつ剥がれていってしまう。
完全に魔法が解けたあとは、全てがしらじらしく見えてしまう。

ジョシュアが殴るシーンにしても、Yahoo!知恵袋には「いいシーンですよね。何度も見返してます」と言っている人もいれば、「正直ゲームでよくある殴るシーンを入れたいが為に無理やりねじ込んだように思えます」って言ってる人もいた。前者は魔法が解けなかった人だし、後者魔法が解けてしまった人。私は後者だった。FF16はどこかで魔法が解けてしまう危うさが多かった。



なんでこんな長時間かけてコンテンツ摂取するのかっていったら、魔法にかかりたいからなんだ。ジェットコースターみたいに上下して揺さぶって、時に笑って時に泣いて、続きが気になって仕方なくて睡眠時間削ってしまって、最初の頃に匂わせてたこ伏線はここにつながるのかーーー!!!!!ってあっと言わせてほしいんだ。
特にFFみたいな巨大タイトルナンバリングなら。頼むよ!!FF17頑張ってくれ。



さ、これでようやくずっとくすぶっていたFF16に対する気持ちの供養が終わったので、FFリバースやります!!!!!

2024-02-25

イケメンちんちんついてるの面白すぎてエロに集中できない

女性が描くエロ漫画は途中に妙なギャグ描写が挟まって萎える、という話はよく聞く

「いわゆる"実用性"を求めていない」からではという考察もセットで言われがちだが、私は「ちんちんが画面に映るだけでもう面白い」説を提唱したい

男女エロが好きだ

男がほぼ映らなかったりモブ同然のもの全然見るができればオス堕ちしてる男の顔も見たい

男性向けエロ漫画でも男側のパーソナリティ描写は増えているとは感じるが総数はやはり女性向けの方が多くなるのは当然だろう

個人観測範囲では女性向け男女エロ、TL(ティーンズラブ)ジャンル男性キャラは綺麗めのイケメン〜がっしり体格の男性(顔面耽美な美形が多め)な印象だ

そして一方的に愛される系、もっと言うなら陵○系が多い

それ自体は好みなのでいいとして女の子側にはもっと本気で嫌がってほしいし最後まで堕ちないでろしい エロい女体が見たいんだこっちは

正直女体表現への執念に関しては男性向けに軍配が上がる

本題に戻るがとにかく男の顔が基本綺麗だ

そして女の子理不尽に責め立てる台詞を囁きながらちんちんを出す 面白すぎる

感性コロコロコミックを読んでいた頃から何一つ変わっていない私が確実に悪いのだが面白いものしょうがないのだ

本気で申し訳ないと思っているんですよ セックスという本来役割に徹しているはずの男性器を笑いたくないよ ちんちんと真面目に向き合えない己が恥ずかしい

男性向けの竿役にコミカルチックな存在(罪袋とか)が採用されてる理由って下半身エンターテイメント力と顔面バランスを取るためなのか?

竿が女性向けイケメンだとちんちんとのギャップでウケてしまうのでもうAV3Dカスタムエロゲで己の好みを追求するしかないのだ(直近でティータイム解散ニュースを受けて絶望した)

モデル不透明度を下げ、空中浮遊するちんちん女の子を犯す様を眺めながら

ジンコウガクエン2は男のキャラメイクがそこそこできる上射精時に性欲に抗えない情けねえ顔が見れるので好きだ

【手持ちエロゲ】

ジンコウガクエン2、カスタムメイド3D2、カスタムオーダーメイドプレイホーム、ドーナドーナ、つるみく作品

同人エロゲは手を出してないのでオススメがあったら教えてほしい

2024-01-22

木クレオソート」(もく・くれおそーと)よりも

耽美な響きで実際には別に耽美でもなんでもない単語あるのかよ

森奈津子好きだったんだよなあ

子供の頃、漫画は読んでたけど、文章主体の本ではじめて読んだのは多分森奈津子お嬢様シリーズ

時代を先取りしすぎた悪役令嬢もの

主人公綾小路麗花は、古典的少女漫画を読んで、けなげで清廉な主人公よりも、きらびやかで意地悪で最後には潔く負けを認め「フッあたくしの負けよ」と言うような悪役令嬢に心惹かれて悪役令嬢をロールプレイしている

綾小路麗花はお金持ちのお嬢様なので、悪役令嬢の方が境遇が近くて感情移入して悪役プレイをしているが、根は育ちがよくお人好しなので悪役プレイにボロが出まくる

爽やかイケメン彼氏百合な従者やホモ男の娘が出てきてわいわいやる楽しい学園ラノベ

縦ロール萌えになってしまったのは綾小路花の影響が大きい

不登校になった時期があるため、不登校児が題材の「グースカ夢見る問題児」には救われた

不登校児たちが夜に眠ると、夢の世界架空学校に集められ、北海道沖縄など遠く離れたちに住む子供たちがその学校内で交流を持つという設定が、インターネット普及前の時代に斬新に思えた

今だったらSNSで他県の子とつながるのなんか簡単だが、あの時代雑誌文通相手募集するぐらいしか手段なかったんじゃないか

お嬢様シリーズレモン文庫という学研レーベルから出版されていたが、1996年レモン文庫は突如消滅

森奈津子お嬢様シリーズの連載構想がブツ切れになり、他に拾ってくれるラノベレーベルもなく「ラノベ界に棄てられた」と感じたという

ラノベに見切りをつけ、レズビアン寄りのバイセクシャルであることをカミングアウトし、百合小説執筆するようになった

東京セクシャルマイノリティ事情について語るエッセイなども発売

女性セックスについては語るがオナニーについては秘す。もっとオナニーについて語れ。私は女性オカズにできる本を書く」

官能小説を書き、また百合精神性重視のものが多い中で官能百合を書く

百合SFエロSFなどを手掛け、「SF定義についてうるさい奴がいるが、エロ本はチンコが勃てばエロ本なのであるSFチンコが勃てばそれはSFなのである」と主張

小説業界の中で森奈津子は「おもしれー女」として扱われ、ミステリ作家西澤保彦森奈津子主人公とするナツコシリーズを出した

百合ジャンルやTL小説はその後盛り上がっていくが、森奈津子はそのムーブメント中央はいられなかった

悪役令嬢ものが早すぎたように、ジャンル自体への需要はあってもいまいち世相と噛み合わず第一人者にはなれなかった

森奈津子男性結婚した

バイなのだから異性とも恋ができるのは当たり前なのだが、「ビアン寄りのバイ」としてのキャラ立ちは失った

「女が男と恋愛して男と結婚するなんか普通じゃん、所詮なんちゃってじゃん」という扱いになる

ビアンバイやノンセクとして活動していた女が普通結婚して、経済的安定を得て家庭の中に埋没して表舞台から消えていくのはよくあることだ

それは謗られるべきものではなく、幸せならいいことだ

だが結婚してしばらく、森奈津子の夫は重度身体障害者になってしまった

夫を介護し、夫を養わなければいけない立場になった

そんな身の上になった森奈津子からすれば、「若くて健康だけどセクマイから辛い」「セクマイにも安定した結婚生活を得る権利を」などと言っている、かつての仲間は甘えたクソガキにしか見えなくなったのだろう

かつてはセクマイの集まりの中で生きていたのに、「同性婚不要だ」と言い切り、その手の活動家を批判する側になった

その手の活動家の中に過激で頭がアレな奴がいることは確かではあるが、明らかに矛先は「一部の過激な奴」だけではなく穏健派にも向けられている

小説耽美なわしら」の中でノンセクを肯定的に描いていたのに、今や「異性婚しない独身おじさん」すら叩いている

普通に男と結婚した」ことでフェードアウトしていったかつての支持者への当てつけで、「普通結婚できない同性愛者・独身主義者非モテ」は敵になったのだ

そういう活動によって本を出したり団体活動したりで生計を立て森奈津子は夫との暮らしを送ることができている

あなた発言LGBT差別では?」と言われたら「いえ、私はLGBT当事者です」と森奈津子は答える

作者を嫌いになると作品自動的に嫌になって避けるタイプなのだが、それは作品の方もそれほど深く好きだったわけではないから起こる現象

森奈津子本人は今は明白に嫌いにはなっているが、作品を愛好していた時代のほうが長いので、お嬢様シリーズは今でも好きだ

レモン文庫崩壊前、作家として食っていけるようになり希望を持っていた頃の森奈津子は今の森奈津子とは別人のようだ

今の森奈津子の全てを否定するわけではなく、一理あると感じた発言もないではないが、がっかりすることの方が多いのでブロックしてなるべく見ない

だが最近新しく裁判やってるそうでスクショが流れてきて森奈津子を思い出す

ヘイト界隈って不寛容の極みであるように言われるけど、淫夢界隈と似たようなもんで「合言葉」を一緒に唱えさえすれば誰でも受け入れてくれるというある種の寛容さはある

反ヘイトの集まりなんてのはすぐ正しさを巡り喧嘩するけど、ヘイトの集まりはそうでもない

ラノベセクマイSFやら、あちこち排斥された者でも受け入れてくれる寛容で優しい人達のもとで居心地はいいのかもな

綾小路麗花は結局は優しいお人好しで、誰かと対立しても最終的には和解するいい子で、金網に風船が引っかかったとかで泣いてるガキがいたらエナメルの靴をガビガビにしてでも金網登って風船取ってやるんだよ

うそんなキャラ書けないよな

2023-12-11

難病患って長年引きこもりだった姉が間もなく自立しそう

過敏性腸症候群(IBS)という難病をご存知でしょうか?

追記

不適切表現誤情報を書いていたので削除しました。申し訳ございませんでした。ただ姉はIBDも併発しています

 

私の姉はその難病中学生時代発症し、主に便秘型と分類される症状ですが、所構わず腹痛を伴いながら不随意お腹の鳴りや放屁を繰り返す、思春期の学園生活においてまさに不倶戴天の敵と言っても過言ではない、恐るべき病気なのです。

主に、神経質で完璧主義責任感の強い真面目な方が発症やすいようですが、実に姉の人物像に合致しますね。 

 

んで、姉はクラスで密かに毒ガス女とかあだ名をつけられて虐められて中2のとき不登校になって引きこもりなっちゃったんだけど、ようやく引きこもり卒業しようとしているわけですよ。治療薬の進歩と本人の精神的な成長、引きこもりながらも長年磨いてきた技術によって。

 

デザイン専門学校卒業して撮影スタジオ就職した私は翌年、ゴミ捨て場で拾ったある成人漫画誌公募に送った作品採用通知が届き連載してみないかと打診されるも、その原稿社会人生活を送りながら合間合間にコツコツと描いていたもの

両立は不可能だろうし安定した職を捨てて漫画家に転じるのもどうだろうかと思案し家族相談していたところ、まさかの姉が「私が手伝うからやってみたら」と。

その根拠はどこに、と思って夕食後に色々聞いてみると、B4漫画原稿用紙にびっしりと描かれた緻密な背景と簡易な人物ペン画を百枚近い枚数見せられ、圧倒された。

聞けば買い物を頼まれときの駄賃やお釣り、たまにもらうお小遣いを使って画材を買い込み、ずっと練習していたと。

病気で遠出すらままならないこのどん底人生を抜け出すには自宅でも出来る作家業になるしかない、と思って必死練習していたらしい。

ただ、ところどころパース微妙に狂っていたり、背景にしては線が濃すぎたりと色々気になる箇所があるものの、じゃあ二人でやってみようと。

 

姉の作品スキャンして担当編集さんに送ってみたら荒いけどまあOK、とにかく描いてみろとの返事をもらい、最初作品制作に取り掛かることになった。

ストーリーの大筋は編集さんが提案したものだったけど、自分と姉の提案舞台和風ファンタジー耽美姉妹レズ物に決定し、実の姉とこんな内容で打ち合わせするのきっつと思いながらも制作を開始、二十日以内で完成させ入稿すると編集さんからOKです、ストーリーもいいし大胆な黒ベタと筆で描かれた和の風景調和していてこだわったコンセプトを感じると返事をもらう。褒め上手なのかマジなのかわからないが、良い反応である

しかし後日、淫魔鉄道69というおねショタ痴漢ものを描こうとしたときネーム段階で物凄い勢いで激怒された。

 

その晩は家族全員で祝のパーティーを開いたものだったが、もう一つ気になるのは姉の体調。

決して難病を克服したわけでもなく、その体は長年の不摂生により力士とまではいかないが、それに近いレベルに増量していたのだ。

そこで自分は姉に毎朝ちょっとした運動をしてみないか提案すると、渋々ながらやってみるとの返事。

 

それから我々は編集さんの指示で幾度も習作を描きながら、同時に姉の病状改善と減量のための試行錯誤を繰り返し、結果的には毎朝のウォーキングオートミール中心の食事制限で90オーバー体重が80近くに、難病も僅かながら改善を見せ、一つの成功体験チャレンジ精神を生む好循環の真っ只中に姉は居た。

 

そして姉との初めての共同作業から半年後、我々は初めての商業誌デビューを果たし、姉も薬を用いた治療と相まって難病の症状を随分克服し、体重も60台、身長を考えれば平均よりやや上に収まりますますの好循環を見せていく。まさに姉ノミクスである

この頃になると本業のある自分漫画制作工程は各人物ラフな下描きと一部の台詞回しのみに減少しており、半分以上は姉の作業によって成立していた。

その上達速度は凄まじく、初めは手を綺麗に描くことすらできなかったのに、今では写真3DCGを元に小慣れた線で様々なモチーフ無難かつ立体的に描くことが出来るようになっていて、更には私の絵柄を真似しペン入れまで出来るほどに上達しており、クリスタ等のデジタルソフトを使いベタトーン入れまでするレベルに。

ここまで来れば姉一人で作家業を営めるのではないかと打診したことはあるがまだ不安なようで、確かにコマ割りやレイアウト等で若干の未熟さを感じるし今は共同で作業をしている。

 

が、姉が独立し、一人の作家としてやっていける日は近いだろう。

 

その成功と、健やかな毎日を過ごせることを祈りたい。

2023-12-06

同性愛者じゃなかったら、同性愛恋愛作品共感できない」

この理屈って、極論をいえば「なんで絵が描けないくせに漫画を読んでるの?」と同じだと思うんだが。

楽器演奏できない人がなんで音楽聴くの?どうやって楽しんでるのかぜんぜん理解できねーわ」

と言われても、逆に「はあ?」ってならん?


漫画だけに限っても、

「逃げてばかりで戦ったことがないくせになんでバトル漫画好きなの?」

女子からキモがられてるのにラブコメ漫画を読んだところで、恋人のいるキャラ共感できないでしょ?」

いじめられっ子が頑張る漫画読んでるけど、お前はイジメられて何もできずに終わった側じゃん」

車椅子のくせに、なんでリアルじゃなくてスラムダンクの方が好きなの?」

とか、

そういうことだよね?


フィクションなんだから現実真逆のものを読もうと逃避しようと自由だし、

自分がそれを好きな理由など普通は考えない。


例えば、

「いい歳したおっさんのくせに、なんで少年漫画を読んでるんですか?」って質問をして、


「40年も生きてきて精神が未熟なままだからです」

現実が惨めで、楽しかった少年時代に逃避するしかないんです」

大人向けの作品が難しくて理解できないんです」

なんていう、「いかにも」「それっぽい」答えが返ってきたとして、納得するか?

逆にそれっぽい答えの方が、余程信用できない。


好きになる理由など、

漫画以外のすべての人生経験によって左右されるんだから、ただの一般人には答えようもない。

下手したら、妊娠中だったときオカンBLを読み耽ってたせいかもしれん。




と、ここまでは「そういう安易解釈はよくないよね」、という説明だ。

一応、心理学的な作品解釈から

異性愛者が同性愛作品を好む」理由を、説明できなくもない。


こうした作品解釈では、

主人公と同性」のキャラクターは、基本的に「主人公(読者である自分)と同質の存在

主人公分身」として扱われる。

分かりやすいのが、「立ち向かうべき・乗り越えるべき、主人公のよくない一面」を体現したキャラ


いかいかは別として、「ライバルキャラ」は主人公分身のものであることが多い。

ラピュタパズームスカも、共通点が多い。

好奇心が強く冒険を求める気質努力を惜しまず、同じようにラピュタを追い同じ女性に恋をする。

「悪しきパズー」がムスカなのだ

スタンドバイミーのような少年から大人への成長物では、

「同性で同世代の子供の死」(自分分身と別れることで成長する)が描かれる。

バトルもので「敵のボス父親でした」というのもよくある。

こうした父親殺しの物語は多い。


主人公と同性のキャラクターは、主人公分身としての意味を持つ」というのは、

世界中物語共通する基本である


同性愛作品」に話を戻すと、

主人公と同性の相手との恋愛はつまり理想自分との恋愛」と解釈できるのだ。


読者の「自己愛の強さやナルシシズム気持ちよく満たしてくれる」要素が強く、それが魅力なのだといえる。

から作風耽美系(自己陶酔)や、上下関係自分という最上位のプライドを甘くくすぐる構造)に寄りがちなのである

ミニチュアの箱庭のような居心地の良さや安心感が、同性愛ものにはあるのだ。


もちろん「BL百合好きは幼稚なナルシストだ!」という話ではない。

その単純な理解は、

少年漫画好きのおっさん精神が未発達な社会不適合者」と同じだ。


ナルシシズムなど誰にだってある。

そうでなきゃSNSがこんなに流行るはずがない。みんな承認欲求を満たしたいバケモンなのだ

大体「オナニー自体自己愛の行動だ。

しろ自分特別でなくなったら、人間はもう生きていられなくなる。

ナルシシズムがない方がおかしいのだ。


そして、ナルシシズムにも種類がある。

自分大好き!他のことは知らん!」と自分を持ち上げるタイプと、

自分以外のものを踏みにじることで、自己愛を満たす」ような自分以外をこき下ろすタイプだ。

どちらが優れているわけでもないし、人はみな両方の要素を持っていて、どちらの要素が強いか、というだけである

ただ、個人的な印象としては、

異性愛作品の方が「他人こき下ろす構造作品」が多いように感じる。

同性愛作品の方が他人にも寛容なことが多い気がして、それもまた人気の一因ではないかと思う。



また、(異性愛者の)「女なのに百合好き」「男なのにBL好き」も、別におかしいことではない。

「裸の付き合い」とかいって温泉にやたら行きたがる男、すぐケツやちんこを叩いてくる男は死ぬほど多いが、同性愛者かと言えばそんなこともない。

兄貴キャラとか、シュワちゃんスタローンなどすぐ裸になりたがる筋肉俳優は、男のファンの方が多い。

「女にはわからない、男だけの熱い世界」も男の大好物だ。

そしてそういう作品は、(同性愛的な)男の性的サービスカット結構多い。(千葉真一戦国自衛隊とかビックリする)

「同性キャラ性的モチーフ」だからといって、「それを見るなんておかしい!お前さては同性愛者だな!」ということはなく、ぜんぜん普通のことだ。

ジョジョ読んでる奴はオカマとか、そういう時代じゃないんだから。(いたんだよ昔は)


まああくまで、「そういう傾向があるというだけ」の話なのは理解してほしい。


同性愛ものを読んでるから同性愛者だ!とか、そういうしょうもない話はもうやめにしましょう。


anond:20231206074556

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん